興味
瑞希が、美優さんと出会って、ちょうど1週間たった頃。
「瑞希さん!」
「美優さんどうした?」
美優が、突然瑞希に、話しかけた。
「良ければ週末に私の家でゲームをしませんか?」
「やります!」
美優が、瑞希とゲームをしたくて、誘っているようだ。
「回答が早くて、助かります笑」
「ところで、なんのゲームを、やるんですか?」
「それは当日のお楽しみということで」
あざとく返す美優、それに瑞希は顔を赤くしながら返す。
「楽しみに、待っとくね!何か、必要なものはある?」
「いえ、特にないです!瑞希さんには楽しみに待ってもらうだけです!」
美優は、嬉しそうに、微笑んだ。
「じゃあ、お疲れ様ー」
「はい、お疲れ様です」
私たちはお互いに喜んでいるふうの振る舞いをし、しかしその振る舞いの中に寂れた微笑を含み、そうして別れの挨拶のつもりで軽く会釈し、その建物を後にした。
「また週末に、会おう!」
「はい!」
そうして帰路に着く瑞希。
「楽しみだなぁ」
瑞希は、楽しみな気持ちで、いっぱいになりあまり寝ることが、出来ずにいた。
そして前日の夜。
「まずい!寝不足で楽しめなくなる!」
瑞希は、あまりにも楽しみで、なかなか寝付けない日々が、続いていたのだ。
「速く寝なきゃ!」
と言った瞬間、疲労が、溜まっていたからか、すぐ寝たのであった。
次の日。
「ふぁー、よく寝たぁ」
瑞希は、起きて時間を確認し、朝食を食べ支度を始めた。
「美優さんの、家に行くのが、10時からだから、1時間位小説を読むかぁ」
とスマホで、時間を確認し、つぶやいていた。
「やっぱり、読書はいいなぁ」
と読書の良さを、ぶつぶつと一人で、語り始めていた。
「そろそろ、出発するか」
美優さんの、家に向っていた。
「やっと、着いたー」
伸びをしながら、つぶやいていた。
「瑞希さん、いらっしゃい!」
「美優さん、おはよう」
「おはようございます」
「お邪魔しまーす」
瑞希が、玄関を上がり、周りを見渡したら、きれいな花が、並べられていた。
「花すごいあるね、しかも、きれい」
「この花は、母の趣味なんです」
「へ~すごいね」
「まずは、ゲームをしましょ!」
「なんの、ゲームを、やるの?」
「パーティーゲームです!」
「いいねー、勝っちゃうよー」
そうして、めいいっぱい遊び、どんどん時間が過ぎて行く。
「美優さん、俺、そろそろ、帰らないと」
「時間の、流れって、早いですねー」
「そうだね、今日は、誘ってくれて、ありがとう!」
「いえいえ、こちらこそ、ありがとうございました!すごく楽しかったです」
「美優さんまたねー」
「はい、さよなら~」
こうして楽しい1日が終わるのだった。
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