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狂人汚染レベル1  作者: マイスターノース
3/3

「各キャラクター設定」(ネタバレあり)

【松鷹刀真・主人公】

:概要:

名前は「松鷹刀真(まつたか とうま)」。

34歳。独身男性。無職。「一人称:俺」。

体格は「177センチ、62キロ、体脂肪18%」の痩せ型。

顔立ちは「中性的なイケメン」。

体質と後天的な障害により女性ホルモンが多い。

月に一度、男性ホルモンを投与する治療を受けている。

また「無自覚の二重人格」を患っている。

習慣で「筋トレ」を行なっている。


:詳細設定:

本編の少し前に無職になった一般男性。

中堅上位に位置する企業のサラリーマンだったが上司+複数人の不正と重大ミスの責任を押し付けられ、自主退職という形で無職になった。従わなかった場合は懲戒解雇というにされていたので、実質的に解雇である。

やけっぱちになっていたものの、それまでの貯金とふとたまたま宝くじ当選により合計2000万円ほどの貯金を所有しているため、当面の生活には困っていない。


性格は簡単に言えば「理知的で、善良でおとなしい」というところ。

聞き上手な側面もあり、女性にはモテるし後輩からも慕われやすい。

彼がこのように理知的で善良な人格なのは脳の「理性」を担当する人格だからである。


暴力沙汰は苦手であり対立的なことになると逃げ腰になる。

逃げ腰になるのは過去のいじめが原因である。

また「本能」による反射的な行動、暴力的な行動をを自然と抑えようとするために逃げ腰のような態度になるという理由もある。

これも彼の人格が「理性」を担当するからである。


イケメンなのでモテる人物なのだが、5人付き合った彼女の全てに浮気され、同じ理由で振られている(本編の彼女も欲求不満が原因で浮気している)。

理由は「性交渉に満足できない」というもの。


この原因は中学時代に受けていた複数人からのいじめがエスカレートし、精巣が損傷して入院する事態に陥ったことが原因。

中学時代では問題なしと復帰できたものの、高校時代に精巣の状態が悪化。高校から月1の男性ホルモンの治療を受けるようになった。

それでも経過はよろしくなく、子供を作ることはもちろん、過度な筋力低下も確認され始めている。


筋トレが習慣なのは筋力低下を食い止めるためのもの。本人の認識では趣味でもなく、治療の一種と認知している。

なお副次効果として、彼がイケメンで若く見られるのは「筋トレ+良好な食習慣」による影響がとても強い。


中学時代のいじめは刀真が中学三年で受験シーズン中に終了した。

入院までする事態になったことで教師側も叱責をしたこと、刀真の親が息子に関心がなかったことで穏便に問題解決を図ったことで大きな問題になっていない。

対外的には事故として処理されている。


本人はいじめの途中から無自覚の二重人格を発症していたことで記憶が曖昧だったこともあり、いじめの主犯格の三名には反撃することなく卒業している。


刀真は男性ホルモンの障害に悩まされつつもなんとか一般人としての生活する。

そうして本編前に上司と複数人の同僚から不正の責任を押し付けられ退職。

そういて無職になってしばらくしてから、彩葉に傘を貸すという出来事をきっかけに、彼女と交流を持つようになる。


刀真としては彩葉を性的にも恋愛的にも対象としていない。

また、初めて彩葉に出会ったのはサラリーマン時代で数年前からである。

この時代は近隣住人として挨拶を交わす程度である。


駅前で傘を貸したのは、土砂降りの雨に困っていた彩葉を見かねただけ。それ以外の感情はない。

傘返却のために連絡先を交換しているが、刀真の方は実は渋っていたりする。

なんやかんやで交流を深め、友人のように親しい関係となった。

なお、彩葉は恋愛対象として見ているが、刀真は全く見ていない。

本編の色恋話などはあくまで失敗の多い大人からの助言のつもりである。


そんな感じで暮らしているところに中学の同窓会の誘いが来て了承。

了承した理由はいじめに関する記憶が曖昧だったことが大きな要因。


発狂した理由は

「いじめ主犯格三名が既婚者で幸せな家庭を築いていることを、刀真が知った」

「主犯格の一人から土下座でいじめに関する謝罪をされる」

という二つの理由からである。これがいじめのトラウマを強く刺激してしまった。

なお、一つ目の理由だけなら心理的ストレスを受けるだけで発狂までは至っていない。


ここから刀真の中に眠っていた第二人格のジョーカーが出現。

本編の凶行に手を染めていく。

以後はジョーカーを参照。





【ジョーカー(刀真の副人格)・悪役】

:概要:

基本スペックは刀真と同じ。刀真の二重人格であるため。

「一人称:オレ」。

口調に関しては「乱暴だがやたら説得力がありそうな口調」が特徴。

独特な笑い方、狂ったような笑い声を上げる。

「オホホ! オーホッホッホッホ!」のような感じ。

筋肉増強剤による筋肉肥大期間の体格は「177センチ、98キロ、体脂肪8%」というとんでもないマッチョになる。

コンテストのボディビルダーの一歩手前くらいの状態。


:詳細設定:

松鷹刀真の副人格。「本能」を担当している。

そのため基本的に「暴力的、残忍、誇り高い、快楽主義」という感じの性格である。


元は中学時代のいじめの暴力による苦痛を軽減するために生まれた人格。疑似的に別人となることで苦痛を和らげていた。

その副作用として刀真(主人格。以後は刀真と表記)は中学時代のいじめの内容を9割以上も思い出せないし、睾丸を損傷した痛みも覚えていない。


高校時代からストレス元(いじめ主犯格3名)と離れていたため、長く表に出ることはなく、刀真は一般人として生活することができた。


しかし同窓会にていじめ主犯格の3名が

「結婚して幸せな家庭を築いてる」

「主犯格の1名が、土下座で謝罪をしてきた」

によって憎悪が膨れ上がってしまい、ジョーカーが覚醒する。


同窓会の直後、ジョーカーが肉体の主導権を握って刀真は睡眠状態へ。

以後、1ヶ月はジョーカーが表で活動し、筋肉増強剤の手配や相村彩葉の誘拐を画策して実行している。


そして完璧に準備が整ったところで本編を迎え、一連の凶行(彩葉の殺害など)を行い、それにより主人格を完全に乗っ取ることに成功する。


以後死ぬまで、ジョーカーが主人格として活動していく。

なおジョーカーの活動とは無差別殺人である。


ジョーカーにとって娯楽や快楽は「暴力、殺人に関係すること」である。

それまでの主人格「刀真」が押さえ込んでいた欲望を発散するための反動。そして精巣の損傷により性欲が湧かないため、その欲望が「殺人衝動や暴力衝動に変換されている」ということが、ジョーカーが凶悪犯罪を行なう大きな動機となっている。


主人格の刀真には隠された願望は「主犯格に対する復讐」というものがある。

しかしジョーカーに復讐に関係する願望はない。

本編での刀真に対する説得は全て

「人格を乗っ取るための正式な手順。精神的苦痛からの逃亡を促して主導権を委譲させること」

を促しているだけである。


ジョーカーの筋肉増強剤などの知識は、刀真自身が筋トレ関係の知識繋がりで、その手の動画を視聴している。

そこから記憶を引っ張り出し、ネットでさらに情報を精査し、お手頃な筋肉増強剤の入手に成功している(*現実でも違法ではないのでそれ系統の薬物は入手可能です)。


ガスガンや睡眠薬についてもほぼ同様。ただしガスガンは違法改造している人間に金銭を払って調達している。


以上、これらについてジョーカーが刀真より異様に知識が深そうなのは、活動している一か月の間で調べただけにすぎない。

発想ができたのは刀真がそれらをたまたま動画などで見かけていたからである。


本編後は、過剰な筋肉増強剤の使用により完全に睾丸が委縮してしまい、性機能が完全に不能になっている。

健康面はさらに悪化し、外部から定期的に男性ホルモンを投与されないと生きていけない体になっている。


これを意図的に利用し「筋肉増強剤使用中のマッチョ状態では無差別殺人鬼」として活動し「体のケアを兼ねた筋肉増強剤使用中止期間は、変装も兼ねて意図的に筋肉を小さくし、警察からの逃走に活用する」という活動に利用していたりする。

これにより、警察はジョーカーの追跡に苦労していたりする。


なお筋肉増強剤を未使用時は刀真と同じくらいに体重が落ちる。

数字で言えば「62キロ:98キロ」なのでその差は37キロ。

見た目の差はおそろく。

「V系バンドの細身イケメンボーカル」と「世界大会に出場するプロボディビルダー」。

くらいの差をイメージするとよいと考えている。





【相村彩葉・脇役】

:概要:

名前は「相村彩葉(あいむら いろは)」。

小学四年生。10歳。身長135センチくらいのやや小柄。

母子家庭の普通の女の子。

刀真と同じ賃貸マンションに暮らしている。

金銭関係には困っていないし愛情も充分。いわゆる鍵っ子。


:「詳細設定:

刀真と同じ賃貸マンションに暮らす小学四年生。

登校時間や習い事の時間の問題で松鷹刀真との接触が多かった。


ある日までは挨拶を交わすか交わさない程度の仲。

お互いに特別な感情を抱いていたわけではない。

刀真のことは「よく見かけるイケメンのお兄さん」という認識であり10歳ほど年齢を若い印象を抱いている。


ある日、電車からの帰り道に突然の豪雨に見舞われ駅の入り口で立ち往生をしているところを刀真に発見される。

刀真が差していた傘をあげると、連絡先を交換して別れる。

傘の返却の際に話し込み、歳の離れた友人関係になる。


友人関係を続けるうちに彩葉は恋心を抱くようになる。

刀真は何となく察していたので「おじさん」を自称することで恋愛的には遠ざけている。

しかしある日、同窓会にて発狂した刀真(ジョーカー)により誘拐されてしまい、死亡する。


誘拐方法は

「告白を受け入れてから自宅に誘ってそのまま睡眠薬を飲ませ、拘束」

である。

その直後、刀真とジョーカーによる人格主導権の奪い合いが発生し、本編の凶行によって死亡してしまった。


完全な巻き込まれ型の被害者。彼女に非は全くない。

狂人の玩具の第一号となった。








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