【なろう向上委員会】投稿者側が選ぶ<ベスト感想者ランキング>機能とかも実装したら面白くね?て話。
問題)なろう出身作品と、大手出版社から連載が始まる「なろう的世界観」の作品との一番の違いは何でしょうか?
答え)敏腕編集者の存在。
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―― いや、なろうにこういった機能の実装なんて今さら期待しないよ?
けど、この機能を実装すれば、他サイトにクオリティーを含め、圧勝する可能性も出てくるようなアイデアだから、どこでもいいから始めてくれるとうれしい。
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なろうに限らず、素人小説投稿サイトの一番の弱点は「編集者の目」の不在問題である。なろうにも感想欄自体は存在するが「編集の目」で感想を寄越すような読者はごく稀な変人しかいない。
そして、ほとんどの読者が感想すら残さないというのが、現状か。
そこで思いついたのが、投稿者側から「感想をくれた読者を評価する」という機能の実装である。別に自作に文句のあった読者の感想に対し、低評価を付けるというものなのではなく、頂いた感想の中から「ベスト感想」をひとつ設定するという機能のことである。
「1投稿あたりに1ベスト感想」までを投稿者側が設定する。
そして、そのベスト感想を受けた数に応じ、「読者側の見る目の信ぴょう性」の指標となるランキングポイントを付与する。
早い話が「読み手側の(信ぴょう性)ランキング」も作ろうという話だ。
そして、一定期間で上位にランクインした読み手には、評価ポイント自体の上乗せや「今月のおすすめベスト5」ページなどを与えるのも面白い(いや、これは全読者でも構わないか)。
書くのは苦手だが「俺が面白いと感じる作品をもっと世に伝えたい」と感じている読者も少なくはないだろうし、感想をくれる読者というもの自体が、投稿者にとってもありがたい。
この機能を実装すると面白いのが、まだ感想のついていない不人気作にも目を向ける好事家が出てくるということ。なにせ1投稿あたりに最大でも1ベスト感想ポイントしか得られないのだから、批評家としても名を馳せたい読者などは、あまり読まれていない作品なども一斉に掘りに行くことだろう。
そんな中でこれまで埋もれていたような作品が掘り起こされ、日の目を見るというのが、最大の理想か。
感想者のランキングポイントには、投稿者からのポイントと「その感想に対する他の読者からの共感の数」によるポイント付与あたりが妥当か。でないと、シンプルに「投稿者と感想者の癒着」も発生してきてしまうだろうから(この方式にすれば、耳に痛い感想も共感の数から投稿者側もスルー出来なくもなるからね)。
そして感想者としての高ランカーたちが見つけてくるニッチな作品へのフォーカス。こうなってくると定期的に感想がもらえる投稿者環境と、読み手側の目も磨かれ、サイト全体のクオリティーの向上にも繋がってくることだろう。
というか、私自身がランキングのものよりも、優秀な読み手のオススメ作品の方が知りたい。読み手のレベルの可視化とか、投稿者側からしても一番知りたい部分でもあるからね。レベルアップを目指す意味でもより厳しく、楽しい環境の整備を求ム!
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最終的には「このマンガがすごい!」のように高ランカーたちによるジャンル別年間ベスト10作品の選出とか、いろんな企画が組めて楽しいに決まっているんだが。
正直、レビューとかまともに機能しているとも思えんし、日本人はランキングに弱い生き物なので、高ランカーの言葉はみんなの指標にもなるでしょ。読者の育成も大事。