表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/34

ダンジョン改装報告

「『百獣の狩場』について報告があるんだがいいか?」


「俊敏強化を持つ魔物を探していたんですよね?出会えました?」


「それはちゃんと出会えたし、倒すことも出来た。警戒心と好奇心が強いカラカルに似た魔物だった。」


「てっきりテイムしてくると思ったんですが、増えてないんですね。あそこのダンジョンだと、他にも猫科の魔物が多くいますので、なにかしら猫科の魔物が増えると思ったんですけど、外れましたか。特に一階層の猫妖精はまんま猫みたいで可愛いので、テイムして来たら撫でさせてもらおうと思ってたのに。」


「それはすまなかった。っというより、報告があるんだがいいか?」


「新しい子をテイムできなかったってことじゃなかったんですか?」


 テイムしてくるなんて一言も言ってなかったと思うんだが、実は言ってたのか?それに前にテイムは持ってないって言ったよな。ヴァイス達はテイムで把握自分たちの意思で着いて来てくれてるって言ったと思うんだが。これは言ってなかったか?


「『百獣の狩場』が七日間閉鎖されることになった。僕が強制退出されたときに周りに誰もいなかったから、確認頼む。」


「ダンジョンが閉鎖ですか?それ本当の事ですか?」


「僕は強制退出されるときにそう聞いたが、他に誰もいなかったから、確認をお願いしている。」


「分かりました。ダンジョンまで確認のものを出します。その間に梔子さんが聞いたという声の内容を窺ってもいいですか?」


 その後ギルド関係者が確認に行っている間に、神帝さんにダンジョンが改装されること。そのために七日間閉鎖されること。七日後に再開することを伝えた。


「なるほど。ダンジョンの閉鎖に改装ですか。どちらも初めての事ですね。階層が増えることはあれど、気づいたら増えてることが多いですし、増える瞬間に立ち会ったのは梔子さんが初めてじゃないですか。」


 増える瞬間というか増やすために追い出されたみたいな感じだと思うが、初めての事なのに簡単に信じるんだな。


『悪口言ったら追い出されたって伝えなくていいの?』


 言わなくていいことは言わないよ。


「どうやら確認が取れたみたいです。確かに『百獣の狩場』の入り口が封鎖されていて、入れないようになっているみたいですね。情報提供ありがとうございます。」


「いや、さっきも言ったが、声を聴いたのが僕だけみたいだったから、報告させてもらった。これで報告せず、明日潜ろうとした奴が何も知らず時間を無駄にさせる方が、嫌だったからな。」


「後はなぜダンジョンが閉鎖されたのか分かれば、良いんですけど。他のダンジョンでも閉鎖が起こることなのか。本当に七日後に再開されるのか。改装された後のダンジョンの難易度が変わるのかなど、分からないことだらけですが、このギルドの周りのダンジョンは、何階層で、どんな魔物が出てきて、どんな素材が手に入るのかなど、判明していて新しい人材が入ることが無くなっていましたので、大いににぎわう事でしょう!」


 新発見が出来れば人は嬉しくなるし、初めての魔物を誰が一番に倒せるの競うこともあるかもしれないが、『百鬼夜行』もまだ最下層が分かってないし、新しい魔物も出るんじゃないか?


「その顔は『百鬼夜行』も同じだろって顔ですね?ぜんぜん違うんですから!」


 神帝さんの説明によると、確かに『百鬼夜行』もまだまだ最下層が分かっておらず、下に潜れば潜るほど新しい魔物、手強い敵が出てくるようだが、他のダンジョンと比べると難易度が段違いで、楽しめる要素がないそうだ。新しい敵が出てくると、それは生死を掛けた死闘になり、新しい階層に潜るときは死を覚悟していかなければいけない。

 それに比べて、今回の『百獣の狩場』の改装は、文字通りの改装ならば、難易度が跳ね上がることは無く、しかし、新階層、新魔物が出る確率が高く、熟練者以外でも新要素を発見できる可能性があるため、新しいものを発見し名を馳せたい冒険者が集まる可能性が高いそうだ。

 ちなみに、ダンジョンの意思を聞いた僕は、非公式になるがギルドが保管するダンジョン記録に名前が載るらしい。非公式でよかった。もしこのことが明るみになり、『百獣の狩場』が封鎖されたままになった場合、僕の所為にされるかもしれないからな。ちゃんと七日後に再開されることを祈る。


「とりあえず分かった。新しいもの好きが集まりそうだってことだな?」


『あそこのダンマスがそんなに新しいもの設置するかなー?あんなに敵の設置が敵とだった奴だよー?階層の入れ替えとかで終わるんじゃないかなー。』


「七日後、ダンジョンの調査が始まると思うんだが、行けるなら僕も潜っていいか?攻撃面に不安はあるが、防御はヴァイス達がいるから絶対安全と言えるだろう。」


「梔子さんが?まだまだ登録したての君を採用することなんて本当は出来ないんだけど、ダンジョンの意思を聞いたのは君だけだし、改装が終わったダンジョンでも何かあるかもしれないわね。私の権限で許可を出しておきましょう。だけど、絶対に無理はしないこと。そして、何かテイムしてくること!」


「僕はテイマーじゃないんだって。」

ご覧いただきありがとうございます。


この作品が「面白かった!」「続きが気になる!」と思ってくださった方は

ブックマーク登録や下の『☆☆☆☆☆』を『★★★★★』にして下さりますと私が喜びます。


よろしくお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ