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突然の転移でダンジョン外

「結構狩ってきたが、逃げる方向が分かってからは必ず狩れるようになったな。」


『あいつの逃げる方向が常に背中側ってわかってよかったねー。』


 二回目狩るときに横に逃げられ残念に思ったが、驚いた拍子に体を捻っていたのを思い出し、三回目と四回目に実験をした。結果、必ず背中側に強制的に逃げてるのが分かり、必ず狩れるようになった。側面から仕掛けたのに、驚いた拍子にヴァイスがいる方に背中が向いたのか、ぶつかりに行ったのを見たの時は、魔物ながらもう少し冷静になろうぜ。と思った。


「それに、必ず一匹で来るのも狩る側としては良かったな。普通集団なり、仲間がいたら同じ手に掛からないように、警戒が増すんだが、一匹狼なのか常に一匹だったから同じ手がずっと効いたのも良かったな。」


『狼じゃなくて猫だし、警戒心強いのに同じ手にずっとかかってるのもおかしいけどね。』


「一度逃げたやつはたぶん二度と出てこない。だから、同じ手が通用してる。そう思っておこう。」


 その後数回カラカル型を狩ると解析が終わる。


『今回手に入れた能力は『逃げる』と『体積変化』『腐食探知』の三つだー!』


「急にでかくなったりしてたのは『体積変化』の能力だよな。小さくなった時の僕の身体能力が変わらないなら、使い勝手が良くなりそうだな。それと、下限と上限も調べないとな。」


『背中側に急移動してたのは文字通り後ろに『逃げ』てたんだね。逃げ足早かったねー!』


『腐食探知』については全く分からないが、手に入れた能力からして、生き残ることに特化している魔物みたいだ。体積を小さくして見つかりにくくし、敵に見つかったときは素早く逃げ、腐食探知で餌を探す?こいつスライムのライバルか?


「一階層以来の非好戦的な魔物だったな。それも、スライムがライバルになりそうな能力の。カラカル型以外の魔物を見ないこの階層じゃ生かせそうにない能力だが、ここのダンマスは何を目的にこいつをこの階層に置いたんだろうな。」


『実は何も考えてないんじゃないー?』


「そうかもしれないな。猫科がメインのダンジョンだし、気まぐれで配置してそのまま放置みたいなダンマスなのかな。考えても分からないし、次の階に行くか。」


『行こー!』


 アスール達を定位置に乗せ新たな魔物が出るところへ進む。いつものように下の階へ進む階段を降りていると急に声が聞こえた。


(何も考えてないはひどくなーい?……ダンジョン改装するから帰ってー。七日くらいかかる予定だから、七日後また来てねー。それとー、元ダンマスのジュエルスライムー。ヴァイスって言う名前貰ったんだねー。また今度話そうねー。)


 その声の後最後の階段を踏み出すと、ダンジョンの外に転移していた。もしかして、ダンマスを怒らせたか?


「ダンマスってあんなことできたのか。ヴァイスも粘魔の宝石箱の時、同じことで来たか?」


『僕に力があるときは出来たねー。したことないけどさ。よっぽどの事情が無いとなかなかしないよねー。それにしてもさっきの声聞いたこと……。』


 悪口じゃないけど、何も考えてないって言うのは、よっぽどの事だったってことか。


『それにしても、ここに君以外に人間がいないってことは、ダンジョンに入ってたのは君以外いなかったってことか。一階層は他にもいたはずなのにねー。』


 そう言われて周りを見渡すも僕たち以外誰もいない。しいて言うならダンジョンを守るギルド関係者のみ。この時間なら仕方ないが、いつの間にか夜になっており、あたりは真っ暗。他の人がいないのもわかるが、探索中に転移でダンジョンの外に出された上に、七日ほど探索禁止になったことって僕が言わないといけないのか?ダンマスの悪口言ったら改装のために封鎖されたって信じてもらえるか?


「とりあえずギルドに戻るか。この時間でも開いてるだろ。っていうか、また何も持ち帰れてないし。ダンジョンの改装情報は金になるか?」


『あの声聞いたことあるんだよなー。誰だったかな?』


「ヴァイスの事元ダンマスって言ってたし、また話そうって言ってたし、前に言ってたダンマスの集会とやらで会ったことあるんだろう。そのうえで、仲良かったとかじゃないのか?」


『えー?ダンマス集会でよく一緒になってたやついるけど、いつも隣で寝てたしなー。また話そうって言ってたし、あいつとは違うと思うんだよなー。』


 ヴァイスの話で出てきた他のダンマスって獣王しかいないけど、目立つ奴は覚えてるってことは、隣で寝るやつはヴァイスの中ではいつも通りの行動って感じだったのか。獣王の取り巻きは覚えてないから、単純にヴァイスが覚えてないだけか?


「はぁー、どうやって報告するか。って言っても、ギルドで話せる人なんて神帝さんしかいないんだが。」


『素直に全部話しちゃおうよー。信じる信じないはその人の判断だよー。』


 ギルドの扉を通り神帝さんの定位置の従魔登録のカウンターに行く。


「お帰りなさい梔子さん!新しい魔物はテイムできました?」


「戻りました神帝さん。僕はテイマーじゃないので新しい魔物はいませんよ。」

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