狸小路で ジンギスカン
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日はジンギスカンにしよう。
札幌市営地下鉄東豊線 豊水すすきの駅から北東に向かって徒歩4分。
狸小路の東端にある羊食市場しまだ○ 狸小路店だ。
東側は人気が低いエリアなので三丁目を含めた西側に比べると少々寂しい雰囲気ではあるが、逆に言えば混雑しておらずゆったりと見てまわれるともいえるだろう。狸小路の始点でもあるので観光の際は二条市場の散策と合わせて楽しんで頂ければと思う。
こちらはジンギスカンではあるがいわゆるジンギスカン鍋ではなく焼肉と同様に網で焼くスタイルで提供されている。珍しいように思うが創業五十年以上愛されてきた島田○ジンギスカンの味を忠実に受け継いだ炭火deジンギスカンしまだ○の姉妹店とのこと。どうやら私が知らなかっただけで網で焼くスタイルも派閥としてあるようだ。焼肉のひとつとして考えれば妥当なのかも知れない。
固定概念に縛られてるひとつだなと思ったがどうやら「固定概念」は辞書に載っておらず「固定観念」の誤用らしい。知らなかった。このように誤用がいつの間にか当たり前となった言葉も多いのではなかろうか。
有名なところだと確信犯、役不足、姑息などだろう。私も割と最近まで誤用してたが、誤用が多数派となった場合その言葉自体が寿命を迎えたと言っても良いのではないかと個人的に思う。歴史を振り返れば日本に文字が導入された近辺の古語だけでなく、わずか数十年前の言葉ですら既に使われなくなっているものなど枚挙にいとまがないだろう。「死語」とは単純ながら言い得て妙だと思う。死語の皆さんバイナラ。(伏線回収)
脱線した。元に戻ろう。
訪問時は塩味が美味いことを知らなかったので普通のジンギスカンを中心に注文。いま考えたら勿体ないことをしたと思う。今後は未知のメニューにもチャレンジしようと思いつつ気を取り直して乾杯!(終わりの始まり)
頼んだメニューはこちら。
・しまだ○ジンギスカン
・特選ジンギスカン
・しまだ○ホルモン(みそ)
・キムチ盛り合わせ
しまだ○ジンギスカン。店名を冠するジンギスカンは注文せざるを得ないと思ったが大正解。秘伝のもみだれに漬け込んでるだけありそのまま食べても美味いがタレに付けると更に旨さアップ。これはビールが進む。
特選ジンギスカン。ラムの希少部位とのこと。柔らかくて旨い。
しまだ○ホルモン(みそ)。ホルモン大好きなので注文。間違いない美味さ。ホルモンに関しては牛豚羊関わらずどれを食べても安定して旨いと思う。
キムチ盛り合わせ。こちらも定番だが旨い。口の中がリセットされるのも良し。
ジンギスカン鍋でなく網で焼くので余分な脂が落ちるおかげかサッパリ食べられるのも良いと感じた。なるほど。食材だけでなく調理器具でも味わいが変わるのかと納得。狸小路沿いでは割と良いジンギスカンを提供してるお店だと思う。気になる方はチェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。