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上野で 海鮮

この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。

今日は何を飲もうかな。

うん。今日は海鮮にしよう。


御徒町駅から北に向かって徒歩1分。

○鮮市場 御徒町店だ。


1軒目に「呑める魚屋 ○草」を訪問する際に上野駅側から線路の東側を南下していたのだが、曲がる場所を間違えて通り過ぎた際に発見した次第だ。


いつもは上野アメ横店を訪問してるのだが、支店ならサービスは同じだろうとの想定から二軒目として立ち寄った次第だ。こちらは比較的新しく作られたのか外観や内装も小綺麗となっているので期待が持てる。


早速入店しようと思ったところ扱ってるビールがア○ヒのみのように見えることが気になる。あ、アレ?上野アメ横店と異なりサ☆ポロ赤星の瓶ビールを取り扱ってる気配が無い。。若干不安を覚えていたところ店員さんが人数を確認に来たので扱ってるビールの種類を確認しようとしたが、それ以前に喫煙可能かを弟が確認したところ禁煙とのこと。なるほど。同じ店でも支店によりサービス内容が異なる場合があるのか。それなら結構ですと別の店を探すことに。


ラーメン屋さんのような支店だとセントラルキッチンのように工場で製造→支店では温めるだけのようなチェーンでも無い限り、支店により味のバラつきがあるのはある意味仕方ないのかなと思っていたが、まさか海鮮系の居酒屋で扱ってるビールの種類や喫煙可否のサービスが異なることは想定していなかった。少々残念だが支店ごとに方針が異なるというのであれば仕方ない。勉強不足だと感じる反面、別の支店に行くことで思いもかけないサービスがあるのかも知れないとポジティブな印象も受けた。これからも練り歩いて良店を探して行こうと思う。


仕方ないので上野アメ横店に行こうと思ったが、せっかくということで別の店も視野に入れながら上野駅方面へ歩いて行く。それにしても道沿いには出オチのようなプリントTシャツが堂々と販売されており本当に今は令和かと笑いがこみ上げてしまう。と言いながらこのように雑多な雰囲気を盛り上げてくれる店は好きだ(笑)


エロを全面に押し出してるTシャツはもちろん、アメコミ風なタッチの筋肉を強調したマッチョやアメリカ前大統領を別の身体と合成したコラージュ画像などやりたい放題にも程がある。眺めるだけなら一発ネタを見てるようで笑えて楽しいが実際に買う人はどのくらいいるのだろう?少なくとも私は部屋着としてすら躊躇するなと思った今日この頃だ。


脱線した。元に戻ろう。


このように通り沿いの店を眺めながら良さげな店が無いか確認してたところ日本酒を多数扱ってるお店を発見。コレは行ってみるしかないと思ったが念のため喫煙可能かを確認したところ大丈夫とのこと。それではと入店した。


こちらは御徒町駅から北に向かって徒歩2分。

(く○)どり 上野店だ。


結構な人気店らしく入店して五分も経たないうちに満席となった上、入店したさそうなお客さんも引っ切り無しに入口に見えた。駅近というのもあるだろうが人気となるくらいなのだから外れが少ないということかも知れない。期待が高まる。(フラグ)


日本酒のラインナップを見たところ九割近く見たことも飲んだこともあるお酒だった。それらのほとんどは○草やの○ちゃんで飲んだお酒だ。つまりいつも通ってるお店は相当良いお酒を仕入れているのだなと再認識すると共にこちらの店も同時に期待が持てる。二軒目でまだ酔いが足りないのとまずは旨いと分かってるお酒を飲みたいということでこちらを注文。


・鳳凰美田(ほうおうびでん)

・ちえびじん


鳳凰美田(ほうおうびでん)。栃木県 小林酒造のお酒。甘口でスッキリしており想定通り旨い。


ちえびじん。大分県 中野酒造のお酒。より深みを感じられて旨い。九州物産展では外ればかり(失礼)だったが九州でも旨い酒が造られていることに感動する。


ツマミは日本酒に合う一品としてメニューに載っていた以下を注文。


・鯵のなめろう

・大山鶏ささみわさび


・・・最近美味しい店ばかりヘビーローテーションしてたので失念していたが、どの店も旨いワケではないことを思い出させられた。申し訳ないが正直どちらも旨くないのだ(汗)


鯵のなめろう。パサついており旨味を全く感じない。おそらくネタも古めに感じる。普通は海鮮と日本酒の組み合わせは鉄板なのだが、こちらを食べてから日本酒を飲むとお酒の良さが完全に殺される。仕方ないのでお酒単体で飲んで、こちらは全然旨くないと思いながら我慢して食べた。


大山鶏ささみわさび。見た目から新鮮さも旨さの欠片も感じられず食指が動かないが嘆いても仕方ない。恐る恐る一切れ持ち上げるとタレが糸を引く。普段はネバネバ系大好きだがこちらの店は意図したネバネバなのかが分からず不信感が募る。食べても大丈夫なのだろうか?食中毒になるのは勘弁だと思いながら思い切って食べてみるも大して美味しくない。。


結論としてお通しとして出された肉ともやしの和え物が一番マシで旨かった。周囲を見たところ軒並み焼き鳥を注文しているようなので、こちらでは焼き鳥を注文するのが王道なのかも知れないが提供時間も遅いので追加注文する気も失せる。


料理は全く期待できないことが判明したので、気を取り直し見たことが無いお酒を追加で注文。


・楯野川(たてのかわ)

・緑川(みどりかわ)


楯野川(たてのかわ)。山形県 楯の川酒造のお酒。・・・悪くはないが特筆した特徴が無い。。


緑川(みどりかわ)。新潟県 緑川酒造のお酒。醸造酒っぽさを感じる。


どちらも正直微妙で、悪くはないが旨い日本酒を飲みたい時に選ぶか問われたらはてなマークが浮かぶ印象。いつも通ってる店で取り扱われて無い理由が分かった気がした。


せっかくの一軒目で味わった上質なツマミとお酒の良い気分が台無しとなったので即座に退店。新規開拓すると一定確率で遭遇する宿命とは言え残念に思う気持ちは抑えられない。


助けを求めるかのように(か○)鮮市場 上野アメ横店を訪問。

気を取り直して赤星の瓶ビールで乾杯!(終わりの始まり)


ビールで舌とノドを洗い流す。くぅぅ美味すぎる(感涙)今までのどんよりした気分も洗い流され生まれ変わったかのような気分でメニューに向き合う。


頼んだメニューはこちら。


・おまかせ刺身盛り合わせ(五点)

・アヒージョ(豚バラ肉と玉子)

・オムたこ鉄板焼き


おまかせ刺身盛り合わせ(五点)。本日はホタテ、カンパチ、ハマチ?、海老、大トロ。全てが新鮮で大ぶりにカットされており物凄く美味い。ぷりっぷり。こちらをツマミに日本酒を飲みたいところだがそれは贅沢すぎるというものなのだろう。もちろんビールにも合うのでぐびぐび進む。


アヒージョ(豚バラ肉と玉子)。豚バラ肉のアヒージョは初めてだったが思いのほか合って驚いた。ラーメンのチャーシューとしても旨そうな豚なのだが油と合わさることでよりツマミ感が増す。バゲットにも合うと思う。美味い。


オムたこ鉄板焼き。ソースとマヨビームが食欲をそそる。間違いない美味さ。ビールが進む。


三軒目だったこともありかなり酔ってしまったが大満足。良店を見つけるためには外れに当たる確率があることは理解してるがガッカリ気分を味わうことには変わりない。そのような場合でも気分を立て直してくれるこちらのお店のような存在は希少と言って良いだろう。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!


ごちそうさまでした。

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