たまには 牡蠣づくし
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は牡蠣づくしにしよう。
札幌市営地下鉄南北線さっぽろ駅から南に向かって徒歩2分。
祐○郎商店 札幌駅前通り店だ。
札幌市営地下鉄東豊線|さっぽろ駅からも西に向かって徒歩5分。
JR札幌駅からも南に向かって徒歩6分なので好立地と言って良いだろう。
窓の外に目を向ければ札幌駅前通りを挟んで赤レンガテラスと旧北海道庁赤れんが庁舎が美しい姿を魅せており眺望も良好だ。
今回は牡蠣づくしを楽しもうとこの店を訪問したワケだが、初めて大ぶりな牡蠣を食べたのは北海道を初訪問した際に訪れた居酒屋だ。大通西8丁目付近のホテル付近でふらりと入ったぼ○ちゃんという普通の居酒屋だったがそちらで出される海産物が軒並み美味くて感動したことを今でも憶えている。
いま食べたら「まぁこんなもんだよね」と思うのかも知れないが、初めて北海道に来てから食べた新鮮で美味い海産物だったので感動もひとしおだった。日本酒のラインナップもなかなか良く、ビールばかり飲んでたけど日本酒もアリだな・・・と思ったのはこちらの店のおかげだ。今では琴似の方に移転したらしいが機会があればまた訪問したいと思う。
その店で味わう美味い海産物の数々に感動していたところ、店主さんから「旬でオススメの生牡蠣ありますけどいかがです?」と聞かれたので一も二もなく即注文。程なく出て来た生牡蠣のサイズを見て感動を通り越して笑いがこぼれた。いやデカすぎでしょ(笑)
牡蠣の殻がデカいだけでなく身も大ぶりでぷりっぷり。ほんの少しレモンを絞ってちゅるんと飲み込む生牡蠣は芳醇な潮の香りとクリーミーな味わいが口いっぱいに広がり美味いという感想と共に幸せを味わった。これは日本酒の冷酒がベストマッチすぎる。牡蠣の殻に残る汁だけでも旨い。という感じで牡蠣の美味さに出会わせてくれたこのお店には感謝しかない。
しかし生牡蠣はあたるという話も良く聞く話だ。
紫外線、オゾンなどを使用して殺菌してるらしいが、やはりどうしても一定数はあたってしまうと言う。意外とあたったことのある人はいるらしく、私も元同僚にあたった時の話を聞いた。どうやら胃腸がねじれるのではないかと思うくらいの激痛となるらしく、下手したら死ぬのでは?と覚悟したレベルだそうだ。急性胃腸炎より痛いのだろうか・・・?(汗)なおその元同僚はそれ以来怖くて生牡蠣は食べられなくなったと言っていた。トラウマとなるレベルなのか。。出来れば一生味わいたくない感覚だ。神に祈るとしよう。
ただ物凄く旨いのも事実。牡蠣の季節だし食べたいよねというワケで会社のメンツと一緒に来訪したのだ。カイジではないが運否天賦。あたる時は皆一緒だヨ☆一斉に全員病気休暇というのも面白いよね♪ということで一蓮托生の飲み会となった。
半分やけくその乾杯!(終わりの始まり)
とは言うもののほぼ100%大丈夫っしょ。という気持ちも事実。何せこちらの祐○郎商店は道内どころか日本国内で唯一、年中食べることができる厚岸の牡蠣を売りにしてるのだ。毎日厚岸漁港から直送してる新鮮な「厚岸直送牡蠣」を売りにするということは衛生管理も信頼度が段違いに高いと見て良いだろう。しかも今は一番の旬と言われる真冬だ。安心して頂くとしよう。
もちろん全員牡蠣を目当てに来店したので牡蠣を始めに注文する。
生牡蠣も注文するのだがメインとなるのは卓上コンロで焼く焼き牡蠣。二十名弱で訪問したので注文する量も半端じゃないのだが、一発目に業者サイズの発泡スチロールのまま提供されたことにはさすがに爆笑した。大雑把にも程がある(笑)だがその大胆な提供の仕方は嫌いじゃない。というかむしろお祭り感も味わえて好きだ。そうしてプチ焼き牡蠣祭りが開催された。
会社のお金で飲み食い出来るということで全員遠慮なく追加注文しまくりで、店員さんが厨房とテーブルを何往復したのか数え切れないほど。人数がいたからもあると思うが全員初っ端から満腹中枢ぶっ壊れてるのかな?と思うレベルに注文を重ね現場はカオス状態。高級店に訪問して端から端まで下さいと注文するセレブのプチ気分を味わった(笑)実態はただの部活帰りの学生の様相であるのだが。
1~2名で訪問する場合ゆっくりと味わいながら楽しめるが3~4名を超えてくると飲食はおまけで楽しく喋ることがメインとなるように思う。個人的な感覚だが5名を超えると喋るグループが分かれるような気がする。
酒を飲むのが楽しくなった一時期、人数はいればいるほど楽しいのでは?と思いひたすら人数を集めることに力を注いだ時期があったがアレは失敗だと思っている。合コンという名の飲み会をしたことがあるのだが8名ほどになると4人+4人に分かれてしまうのだ。しかも幹事のポジションだったから両方に気を使う必要があるし人が増えるとどうしても盛り上がりに欠ける人達も発生したりして気を使うばかりで楽しくないのだ。結局あの時はグループが固まってしまい別々の飲み会が開催されたかのような惨状となり反省しきりだった。
ということで個人的には気の合うメンツ2~3名でこじんまりと飲むのが一番楽しいと思ってる。そう言えば行きつけの居酒屋でも常連さん同士で結構喋ったりしてたのだが、2~3名で喋ってる時が一番楽しかったように思う。毎日のように通うと当然顔見知りが増えて行く。しかしながら当然常連同士でも気の合う合わないがあったり話が合う合わないも発生するのだ。人間関係はとかく面倒くさいと思う一方、それもまた多様性を感じられて面白いよねと思う今日この頃だ。
ということで二十名弱で開催された飲み会。楽しかった記憶はあるが味はほとんど憶えていない(笑)だが口コミ評価はそんなに悪くないところを見ると一度は訪問して良いのではないかと思う。気になる方はチェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。