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昼からはしご クラフトビール

この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。

今日は何を飲もうかな。

うん。今日はクラフトビールにしよう。


札幌市営地下鉄南北線自衛隊前駅から南に向かって徒歩20分。

紅櫻公園で実施してるクラフトビールとワインを中心とした祭りだ。


こちらの公園内には北海道初のクラフトジン蒸溜所があるという珍しい場所だ。蒸留所内部の見学会も開催されてたのでお披露目の意味もあったのかも知れない。ジンはほとんど飲まないので札幌市内でクラフトジンが作られてることに驚いた。


それにしてもコロナ渦前の写真を見ると物凄く密度高く並んでる光景に驚く。小さく前へならえの距離感で密集して行列が出来ている。そう言えばコロナ渦前はこの距離感が当たり前だったなと隔世の感を覚える。行動様式とは一瞬で変わるものだなと改めて思った。


こちらは公園内部のクラフトジン蒸溜所前にあるちょっとした広場でお祭りを実施してるのだが、狭いスペースに100名ほどがひしめき合って大混雑だ。言うても割とマイナーな場所なのに皆どこで情報収集してるのだろう?


そもそも自衛隊前駅から20分も歩くのだ。ちょっとした丘の中腹くらいに公園が存在するので訪れるのも一苦労。ケチらないでタクシーを使えば良かったと途中で少し後悔したのは秘密だ。


自衛隊と言えば記憶に残るのは3つ。「ブルーインパルス航空祭」「自衛隊観艦式」「自衛隊勤務の人から聞いた話」だ。


ブルーインパルス航空祭はご存じの方も多いだろう。様々な航空機が間近で飛んで非日常を味わえるイベントだ。私はメインのブルーインパルスの華やかな飛行が素晴らしいと思っていたが、その方面に詳しい友人によるとブルーも当然凄いのだがデカい航空機をゆっくり飛ばすこと自体がありえなく凄いことだそうだ。


そもそも飛行機とは速度を出して羽により揚力を発生させ浮かんでいるワケなので、速度が遅くなるほど揚力は弱く?なるため空中に浮かんでられなくなるとのこと。なのでゆっくり飛ぶ飛行機というのは相当凄い技術の結晶だそうで熱く語ってくれた。細かい説明が多かったのでほとんど右から左へ流れたし鼻をほじりながら「へー凄いんだー」という記憶だけが残った。教え甲斐が無いことは認める(笑)


自衛隊観艦式は確か友人が当選したけど別用が出来たとかで譲って貰ったと思う。それまで船にはそれほど興味は無かったが観艦式に参加してからは180度考えが変わった。重厚な船体。にも関わらず機敏に動く船体。思ったより素早く動く砲台。その他にも水上とは思えない速度で航行する高速艇や色々な船艇を海上で説明を聞きながら観覧するだけですっかり船のとりこになってしまった。あれっきり参加出来てないがどうやら相当倍率が高いらしい。なるほど。確かに自分のように初参加でもハマる人間がいるくらいだから根強いファンが多いのだろう。チャンスがあればまた参加してみたいものである。


そして自衛隊勤務の人から聞いた話。賃貸不動産の営業をしてた時期があったので物件に案内するまでの道中などで世間話をしたりするのだが、自衛隊前駅があるくらいなので札幌は割と普通に自衛隊勤務の人がいたりする。そんなことまで喋って良いの?機密では?ということまでぶっちゃけてくれる人もいたりして面白いのだが、興味深かったのは普通の道路を戦車で走行する際の準備についての話だった。


その人はいわゆる整備班のような部署で働いてる人だったのだが、駐屯地から演習場まで戦車を移動させるような場合、普通のそこら辺にある道路を通行させる必要があるとのこと。それだけで物騒な感じがするが、何と言ってもキャタピラのまま走行してしまうと一発で道路が傷んでしまうらしい。なのでキャタピラの隙間すべてに1本ずつ固いゴムを挟み込むことで道路への負担を軽減してるとのこと。…え?キャタピラって物凄いたくさんの金属板で構成されてると思うけどアレ全部の接地面に1本ずつゴムを設置するの?一体何十本??滅茶苦茶大変では?


その人は駐屯地での整備が主な仕事だったので演習場で付け外ししてるかまでは分からないが、少なくとも駐屯地から出発する前と戻ってきた後はゴムの設置、外しをしてたとのこと。仕方ないとは言え物凄く大変なことをされてるのだな。。と感心した。


脱線した。元に戻ろう。


ワインも提供されてるがクラフトビール一択。乾杯!(終わりの始まり)


牛肉のトマトソース煮のようなものやソーセージ、サラミ、生ハム、野菜スティックなどと一緒にいただく。旨い。


しかしながらスペースが狭いから仕方ないのだが出店されてる店はごくわずか。全然飲み足りないので昼からはしごすることに。


大丸の3階にクラフトビールを飲める店があるとのことで向かう。それにしてもこの昔ながらの飲み仲間はどこで情報を仕入れているのか不思議で仕方ない。どうやらインスタなどを活用して情報収集してるらしいがアンテナ感度が高すぎて凄いとしか言いようがない。きっと前世は忍者だったに違いない。


そんなワケで大丸3階にあるビア セラ○ サッポロ 札幌大丸店に到着。


サラミ、ザワークラウト、小枝のようなチョコ?と一緒に頂く。

以下の中から5つほど選んだらしい。詳しくは忘れた(笑)


・DJ JAZZYHEF/Gilgamesh Oregon

・流水ドラフト/網走ビール

・N.E.W.PILSNER/VON EBERT Oregon

・BACK IN BLACK/忽布古丹(ホップコタン) 上富良野

・V.E.B.Dunkel/VON EBERT Oregon

・APPLE HOP/南信州ビール 長野

・TANGERINE FARMHOUSEALE/Ecliptic Oregon

・PHAEDRUS IPA/Culmination Oregon

・RASPLENDENT/MAZAMA Oregon

・Hourglass Helles/忽布古丹(ホップコタン) 上富良野


オレゴンが多いのは店主の趣味だろうか?最近のクラフトビールは外れが少なくなった気がするので色々楽しめて嬉しい。しかしながらこちらのお店は残念ながら2021年に閉店してしまったらしい。まさに一期一会。次はないと思った方が良いのかも知れない。クラフトビールを扱ってる店を見かけたらまた来ます!


ごちそうさまでした。

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