ファクトリーで 屋台
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日はお祭りの屋台にしよう。
札幌市営地下鉄東西線バスセンター前駅から北に向かって徒歩6分。
サッポロファクトリーのアトリウム西側にある煙突広場で開催されるお祭りだ。
こちらの煙突付け根付近では、お祭り開催有無に関わらずいつでも4種類のビールを楽しめる試飲スペースとなっており、コロナ禍をキッカケに一時休止となっていたが現在は営業再開したらしい。以前は1杯ワンコインだったように思うが現在は800円に値上がりしたようだ。結構な値上げに思うがこれも時代の流れなのだろう。味は間違いなく美味しいので気になる方はチェックして欲しい。
ちなみに飲めるのは以下の4種類。
・開拓使麦酒(ろ過)(ピルスナー)創業当時の製法を忠実に再現。重厚でしっかりした味わいが特徴。オホーツク産、富良野産の麦芽・ホップを一部使用。
・開拓使麦酒(無ろ過)(ピルスナー)創業当時の製法を再現。違いはろ過のみ。
・アルト。レンガ色を思わせる赤褐色の上面発酵タイプのビール。まろやかですっきりとした味わい。
・ヴァイツェン。原料の約半分に小麦麦芽を使用したビール。フルーティな香り、ホップの優しい苦味、きめ細やかで滑らかな泡。
いわゆるビールと聞いてイメージするのはピルスナータイプなので、安定の味を求めるならピルスナー(ろ過)。少し毛色の違うビールを求めるならアルトまたはピルスナー(無ろ過)。攻めるならヴァイツェンと覚えておけば良いだろう。私は小麦系ビールが苦手なのでヴァイツェンを飲む場合心構えが必要だ(笑)
それでは早速飲むとしよう。乾杯!(終わりの始まり)
本日は十勝畜産串がメイン食材のようだ。ラインナップは以下の5種類。
・松橋農場ジャー黒牛串。黒毛和牛xジャージー牛の新交雑品種。オール北海道産原料100%のジャガイモを主としたエサで飼育した肉質は柔らかくてジューシー。
・エゾシカヒレ肉串。十勝の野生のエゾシカを狩猟し、そのエゾシカ肉のヒレのみを使用した北海道ならではの味わい。
・ホエイ豚 豚串。豚臭さがなくソフトな食感で甘みのある肉質。さっぱりとしてとろける脂身が特徴。
・十勝若牛 牛タン串。生後14ヶ月の飼育期間で育った十勝若牛は臭みがなくジューシーな味わいが特徴。
・中札内田舎どり 鶏串。天然もので作った特別なエサを与え、のびのびと平飼いで育てられた。クセなく柔らかい鶏肉。
どれも美味そうだが各々がボリュームありすぎる。厳選するしかない。
エゾシカと牛タン串は絶対食べたい。豚串と鶏串も気になるけど食べられるか分からない。。まずはエゾシカと牛タン串だけ頼むとしよう。
エゾシカヒレ肉串。ヒレ肉だけあってサッパリして旨い。野生ならではの筋ばった食感が「ジビエ料理を食べてる」嬉しさを盛り上げる。個人的にはもも肉などのもう少しジューシーな部位を使っても良かったのでは?と思った。
十勝若牛 牛タン串。ぷりっと感が残ってて旨い。お店によっては厚切りの牛タンが出てくるところがあるが個人的には薄めにカットされた牛タンの方が好み。
旨かったのだがどちらも嚙み応えがあったので満腹中枢が「余は満足じゃ」サインを出している。これ以上は食えそうにないので泣く泣く諦めることにした。
毎回思うのだが、種類別に大きな串に刺すのではなくアラカルトというか食べ比べという感じで全種類試せるよう提供頂くことは難しいのだろうか?ハラいっぱいになってしまい多くても3種類くらいしか食べられず悔しい思いをするのだ。主催者および提供側の皆様方にはぜひ前向きに検討いただきたいと思う今日この頃だ。
と色々言ったが屋外の開放的な空間のなか食べる屋台メシは旨いこと間違いない。特に夏~秋の期間は定期的にイベントが開催されてるので気になる方はチェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。