立川で 焼き鳥
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は焼き鳥にしよう。
多摩モノレール立川南駅から西に徒歩2分。
やきとり山な○ 立川店だ。
JR中央線、青梅線、五日市線 立川駅からも西に徒歩3分なので好立地と言って良いだろう。
なぜこちらのお店を選んだかと言うと宿泊するホテルの近くだからだ。
今回の主目的はhide with スプレッドビーバーのライブ参戦。丁度ゴールデンウイークなのでついでに観光や昔馴染みの飲み仲間との再会も兼ねて楽しもうという予定だ。
飛行機に乗るのはそんなに久しぶりというワケでも無いのだが都心を縦断するルートは初めてだったので興奮した。間近に見える新宿高層ビル群や都庁、新宿御苑、東京タワーや六本木ヒルズまでこんな近い場所で見れる高度で降下していくのかと驚いた。太平洋側から進入するルートしか搭乗したことが無いので往路から期待が高まったのは言うまでもない。
なぜ立川で宿泊することにしたのか?
別に場所はどこでも良かったのだが、郊外の方が料金が安いのはもちろん、全般的に西側にいた方が飲み仲間と会う都合やスケジュールの予定上丁度良かったというワケだ。
初日は夕方付近に到着予定で、特に予定を入れてなかったのでひとり前夜祭と行こう。もちろん飲み放題一択。乾杯!(終わりの始まり)
日程は前後するが翌日以降の予定はこのようになっている。
2日目は東京競馬場を散策。特にGxレースがあるというワケではないが主目的はグルメ街の散策だ。どうやら競馬場とは言えなかなかグルメ街が充実してるらしい。KASUY○のかすうどんは絶対食べてみたかったのだが競馬場の施設内を10分くらい歩かされてようやく到着するレベルの離れにあり砂漠のオアシスに思えた。やさしい関西風出汁とかす(牛のホルモンを脂が抜けるまでカリカリに揚げたもの)、柔らかめのうどんが疲れた身体に染み渡り旨かった。
競馬場内はトラックの内側にも地下通路経由で入れるようになっており、そちらにも何店舗かグルメを味わえる店が存在している。ゴールデンウイークだからか期間限定のような肉を中心とした屋台も立ち並んでおりお祭りムードを高めていた。
しかしながら私の目的は有名なお蕎麦屋さん。東京競馬場名物の馬そば深大○元祖とりそばの店だ。
有名とは言え所詮は競馬場内にあるお店なので屋台に毛が生えたようなものと思って間違いない。しかし屋外しかも競馬場のトラック内で食べる立ち食い蕎麦は格別なのだ。とりそばに煮玉子トッピング。蕎麦は色濃い目の田舎そばで揚げ玉もトッピングされており旨い。結局この日は9レース参加して3レースが的中。結果は約1000円の勝ち。100円ずつ賭けるくらいの適当さが良いのかも知れない。
夜は新宿で飲み→〆ラーメン。風来○の塩ラーメンが滅茶苦茶旨くて大満足。
3日目の昼間は散策タイム。気になっていた立川駅北口方面にある煮干しらーめん青○で煮干しラーメンを堪能。たっぷりのネギをトッピングしたのだがネギをトッピングして大正解と思えるレベルの濃さだった。味は間違いなく美味しいのだが毎日コレを飲み干したら一気に高血圧となりそうだ。たまに訪問するくらいが丁度良いのかも知れない。
その後はレンタサイクルを利用して昭和記念公園を散策。日差しが暑いを超えて痛いレベルだったのでサイクリングロードに度々現れる木陰がありがたい。レンタルボートもあったので手漕ぎボートを借りて池をぐるりと一周してみたが、池の上は日差しを遮るものが何もなくただただ灼熱地獄を感じるだけで優雅さの欠片も無い水上観光だった(笑)水に揺られながらボート上で軽く昼寝でもしようかなと考えていたが甘いことがすぐに判明。熱中症にならないよう水分補給はこまめにした方が良いなと改めて思った。
夕方からは予定通り新橋で飲みを実施。帰りに乗り過ごすことは無かったが乗車中にトイレを我慢出来なくなり少しだけちびったのは秘密だ。
4日目は念願のライブ当日。水上ボートで向かい横浜赤レンガ倉庫を散策。真夏のオクトーバーの様相で色々な屋台が立ち並んでおり物凄く後ろ髪を引かれたが開場まで1時間くらいだったので泣く泣く諦めた。
ライブ会場は赤や白、青などの髪をこれでもかと盛ったファン達が集っており、開場前から盛り上がっていた。友人の付き合いで来たのでほとんど知らない曲ばかりだったが滅茶苦茶盛り上がった。hideが亡くなってから既に30年経過してるのに根強いファンが多いのだなと思ったのと同時に、昔のライブ映像とセッションするような形で魅せるライブだったので、まるで現在も生きているかのような体験に興奮を隠せなかった。今後のAI技術発展に伴いもっと進化するであろう未来予測に、現在は既に近未来なのだなと感じずにいられなかった。
この日は立川に着くのが0時すぎだったので営業中の店に入るしか無かったが、夜中まで営業してる店のレベルは推して知るべしなのだなと改めて感じた(苦笑)
5日目は本来は立川で時間潰してから夕方の飲みに参加予定だったが、ゆうちょ銀行メンテナンスによりお金を降ろせない事態のため急遽都内で弟と合流し現金を借りたあと印刷博物館見学を実施。改めて見学しても印刷の歴史は創意工夫に溢れて面白いなと思った。夕方には立川に戻り飲みに参加。ホテルの近くで飲む安心感は凄いと再認識した(笑)
6日目は国立科学博物館を見学。こちらは何と言っても恐竜の化石が一番の目玉と言って良いだろう。小さい頃からデカさと迫力に興奮していたが、大人になってから見ても凄いと思わざるを得ない。こんな巨大な恐竜たちが大昔に生存競争を繰り広げていたことを思うと感嘆の念を覚える。異世界に生息する動物たちが次元を渡って移住したと言われたら信じるレベルだ。絶滅していなかったら人間は生存できたのか?どのような生態系や歴史となったのだろう?浪漫が止まらない。
この日は中野で飲み→〆ラーメン2杯という飲んだくれあるあるを実施。
7日目は国立西洋美術館を見学。ブルーピリオドで美術に多少興味を持ったがやはり私は美術にはそんなに興味ないのだなと再認識した。夕方から久しぶりに溝の口で焼き鳥を食べたが相変わらず旨かったのと、約10年ぶりに訪問したのに店員さんに覚えて貰っていたことが嬉しかった(笑)
8日目は昔住んでた近辺を散策後、千駄ヶ谷で家族飲み。数十年も経てば街並みも一変することを再認識した。ゆうちょ銀行のメンテも終わり現金を降ろせたので弟に返金したが利息は不要とのこと。何ソレ格好良い(トゥンク)
9日目に札幌に戻ったが、その日の昼間からクラフトビールで乾杯。飲みまくりのゴールデンウイークに大満足だった。
とこのようにゴールデンウイークは満喫できたのだが本日は初日。
今後の予定に思いを馳せながら飲み進める。
頼んだメニューはこちら。
・鶏もも(塩)串
・レバー(タレ)串
・しろ(タレ)串
・鶏ハツ(塩)串
・ねぎま(タレ)串
・たん(塩)串
・しそ巻き(塩)串
・鶏なんこつ(塩)串
・特性にんにく味噌
・にんにく(塩)串
・コブクロ(塩)串
・かしら(塩)串
・ヤングコーン(塩)串
・しいたけ(塩)串
・〆の小うどん
正直頼みすぎた感は否めないが観光だから良いのだ。珍しくタレも頼んだが、こちらも旅行気分がそうさせたとしか言いようがない(笑)
結果として全ての串が旨かった。
塩タレともに美味しかったし、特性にんにく味噌も頼んで大正解。東松山で食べた焼き鳥の物凄く旨い味噌だれを思い出した。
ヤングコーンも大好きなので他店でも提供して欲しいと切に願う。
ということで初日から最終日まで満喫したゴールデンウイークだった。ホテル近くだからふらりと立ち寄ったが大満足なお店。これだけ飲み食いしたのに約5千円と味だけでなくコスパも最高。近隣の方および観光で寄った方は是非チェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。