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定番だけど好き 干物

この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。

今日は何を飲もうかな。

うん。今日は定番の干物にしよう。


つくばエクスプレス 浅草駅から南に向かい徒歩3分。

浅草すしや通りのひも○屋だ。


東京メトロ銀座線 田原町からは北に向かい徒歩5分。

同じく銀座線 浅草町からも西に向かい徒歩6分と好立地だ。


ちなみに同じ浅草駅と名前が付けられているがつくばエクスプレスと銀座線は結構離れてるから注意が必要だ。すぐそばならともかく徒歩10分近く離れてるのに同じ駅名を付けるのは止めて欲しい。後発は遠慮して別名を付けて欲しいと思うのは私だけだろうか。


今日はお子さんの受験に付き添いで来たということで久々に会う昔からの飲み仲間との再開だ。しかしながら先方はお子さんの受験が終わったらお迎えに行く必要があるので飲めないとのこと。残念でならない。


こちらは店名にある通り干物がイチオシで、旨そうなメニューがずらりと勢揃いしている。更に厨房に吊り下げられた干物の数々に否が応でも期待が高まる。今からよだれが止まらない。


地酒も取り揃えられているがこちらだけ飲むのに泥酔するのは申し訳ない。

ということでビールで乾杯!(終わりの始まり)


それにしても初めて彼女と出会ってから優に30年を超えてしまった。下手したら孫がいても不思議ではないレベルの時間経過に愕然としてしまう。


飲んだ回数自体はそれほど多いとは言えないがとにかく会う時は毎回密度が濃かった。集まるメンツも個性豊かな面々が多く、彼女たちは合唱団仲間だったので外飲みの時は毎回カラオケで超高レベルの歌声を披露してくれたし、宅飲みすれば炬燵で男女入り乱れて死んだように雑魚寝するという雑さも最高だった。なおドラマなどでありがちなグループ内での男女のいざこざなども一切ないただの愉快な飲んだくれ仲間でそこも最高だった。


私は男子校出身で彼女は女子校出身。男子校は女子の目がなく滅茶苦茶快適で過ごしやすい学生時代を堪能できて楽しかったが、それは女子校も同様とのこと。男子の目が無いから結構みんな雑になってくるらしく、何なら校門を乗り越えて近所の店にメシやおやつを調達しに行ってたらしい。何だそれは男子並みの行動力ではないか。異性の目が無くなると男女関わらずそこまで行動が野生児になるものかとある意味感心したことを記憶している。なお県No1高校だったとのことなので学力と行動規範が比例するとは限らないのだなと学んだ一幕だった。


世の両親よ。偏差値が高い女子校に入れれば大人しく清楚に過ごすというのは幻想のようだ。あらかじめ肝に銘じておいた方が良いかも知れない。


そんな彼女も今では珍しい4児の母。ひとり少子化対策状態である。


次男くんが受験とのことで久しぶりの帰京。高専からの理系大学とか優等生コースまっしぐら。以前訪問した時は小学生だったのに、、本当に時が経つのは早いものだと感じさせる。


それにしても浅草はやはりワクワクする。外国人観光客が多いが、昔ながら街並みや仲見世通りはお祭り感が高まりついつい色々寄り道してしまう。残念ながらこの日は雨がぱらついてたのでゆっくり観光する感じではなかったが、チラ見しながら通り抜けるだけでも楽しかった。


また個人的にオススメな合羽橋道具街も是非見て欲しくて案内したところ期待通りドハマり。何コレ息子の付き添いじゃなかったら端までチェックしたい。欲しいものが多すぎると喜んでいたので何よりだった。確かに持ち帰る手間を考えるとなかなか大物には手を出しにくいことは間違いない。業務用機材や豊富な食器の数々にワクワクする気持ちは良く分かる。大人向けレジャー施設と名付けても良いかもしれない。刷毛(はけ)専門店を見た時はさすがにそのニッチさに驚いたのも良い思い出だ。


盛大に脱線した。元に戻ろう。


そんなワケで浅草と合羽橋道具街を軽く観光したあと訪問したこのお店。


特にこちらに来たかったワケではなく時間を潰せれば良いという消極的な理由で選んだが、前述の通り良さそうな感じで期待が高まる。


頼んだメニューはこちら。


・つぶ貝串

・伴助しまほっけ(半身)


お通しは殻付きピーナッツとしらすのみぞれ掛け。殻付きピーナッツは茹でたのか殻がぶにょぶにょしてる。でも中のピーナッツは普通に美味しい。もしかして茹でた方が美味しいとかあるのだろうか?しらすのみぞれ掛けは間違いない美味さ。


つぶ貝串。うん。美味しい。少し火を通しすぎな感じだったので、欲を言えばもう少しプリプリ感が残った状態で提供してもらえたらもっと嬉しいのにと思った。


伴助しまほっけ(半身)。開きと迷ったがたくさん食べるより違う種類を食べる方が良いだろうと思い半身を選択。結果としてこれだけで結構ハラいっぱいになったので大正解だった。身がホクホクしており期待通りの美味さに大満足。


飲食しながらも話題は昔話から始まり近況の確認まで話が尽きない。当時のメンツも色々とライフステージが変わりほとんど会うことは無くなったとのこと。いま会ったらお互い年を取ったことの再確認となるのだろうなと苦笑。中身は当時とほぼ変わっていないのだが(笑)


印象に残った話題と言えば、最近のお子さん達の年代では外国人のクラスメイトがいることが普通らしく、ボブくん家に遊びに行ってくるね等が日常会話とのこと。昔と違って昨今は普通に外国人の親子が街中にいるのが当たり前となったということはそう言うことか。クラスメイトにいても不思議ではないのか。外国人イコールほぼ会わない人たちという認識の世代からすると隔世の感を覚える次第だ。


あと授業も色々と変わっているらしく、歴史で言うと年号を暗記するような詰め込み教育は現在では採用されていないとのこと。また「日本史」「世界史」のような分け方での授業もしていないらしく、世界のどこで何が起きたことによってどの国にどのような影響を及ぼして歴史がこのように進んでいったという形で勉強していくとのこと。何それ絶対その方が身に付きやすそうだし歴史は連綿と続いていることを深く理解できて面白そう。学校教育も進化したのだなと感じた一幕だった。


正直話に夢中になりすぎて味はあまり覚えてないが(笑)店名にするくらいなので干物料理は得意なのだろう。気になる方はチェックして欲しい。また来ます!


ごちそうさまでした。

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