王道のチェーン店で 餃子
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は王道のチェーン店で餃子にしよう。
札幌市営地下鉄南北線すすきの駅から北に向かい徒歩1分。
餃子の○将 すすきの店だ。
のれん分け後に同じ商標を使用したということで裁判にまでなった大阪○将も有名だが、私は京都発祥の元祖○将の方が好きだ。現在では閉店済みだが新宿御苑前店には幼い頃からお世話になっており、餃子と言えば○将というワケである。思い出補正もあると思うが私の中では新宿御苑前店の餃子が今でも不動のNo1である。三つ子の魂百まで作戦に引っ掛かった気がしなくもないが本人が幸せに感じてればそれで良いのだ。
大阪に出張に行ってた頃は、出張先が大阪○将に近かったので何度か訪問したのだが、何度食べてもどれを選んでも好みとは程遠くて残念に思ったものだ。同僚からの誘いが無ければ選んでいなかったことは間違いない。
大阪と言えば食い倒れの街で有名だが本当にどこで何を食べても美味かった。たこ焼き屋さんも多数あり、人によってあの店が良い、いやこちらの店の方が旨いなど喧々諤々と持論の展開し合いが始まるワケだが、正直当時の私にとってはどこで食べても美味しいとしか思わなかった。何なら大阪駅すぐそばにあったガード下のたこ焼きですら滅茶苦茶旨くて感動したレベルだ。北海道へ行く前は相当料理に対するハードルが低かったことは否めないが、それにしてもたこ焼きに限らず、うどんやお好み焼きなどを含めても何食っても最高に旨い環境は最高と思ったことは今でも強烈に記憶に残っている。
お好み焼きと言えば関西人はご飯と一緒に食べるという話を聞いてはいたが、実際に目の当たりにすると笑いがこみ上げて来る。「え?普通におかずやん?」と言われましても返す言葉に困るのですが(笑)文化が違うことを実感した瞬間だ。
一緒に昼飯を食べながら色々関西人ならではのあるある等を聞いてたのだが、一番衝撃を受けたのは「全員がノリ良くて面白いワケではない」ということ。小学生の頃から教室でボケやツッコミが飛び交ってるという噂は本当ではあるものの、無理して取り繕ってる人もそれなりにいるとのこと。実際その人から「表面上は明るく振る舞ってボケたりしてるけど、本当は自分根暗なんやで」と言われ戸惑ったのは良い思い出だ。ただ顔の良さより面白いヤツの方がモテるという噂も本当らしく、そのためにも頑張って克服したと面白おかしく語っていた。関西人のお笑い力が鍛えられる背景を垣間見た思いだ。
黒人だからリズム感が良かったり運動神経が良いというワケではない。というのと似た構図なのだろう。色眼鏡で見てはならないということを学んだ一件だった。
脱線した。元に戻ろう。
そんなワケでチェーン店の餃子と言えば私にとっては餃子の○将なのだ。
なお北海道民に聞くと「みよし○」が筆頭に上がってくる。
餃子をメインとしてるものと思っていたが、カレーも人気で、特に餃子とカレーのセットが人気らしい。個人的には餃子とカレーは別々に食べた方が美味しいと思うのだが。。いや。他人の好みに口を出すのは止めておこう。「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけ」だからな。
それでは乾杯!(終わりの始まり)
頼んだメニューはこちら。
・餃子2人前
※以下すべてジャストサイズという名の小さめサイズ
・油淋鶏
・麻婆豆腐
餃子2人前。旨い。どこかで聞いた話だが、下手な餃子専門店よりこちらのお店のように毎日大量に餃子を作る店舗の方が腕前が上がり必然的に餃子も美味しくなる傾向が高いらしい。もちろん具材の質や組み合わせなどにもよるので一概には言えないが説得力あるなと思った。しかし美味いけどちょっと頼みすぎた(笑)学生時代から20代の頃は4~5人前を食べてたのでその記憶に引っ張られてしまった。ビールを飲む分、炭酸でハラが膨れるというのも要因のひとつだろう。1人前から様子を見るべきだと再認識した。
油淋鶏。旨い。振り返れば油淋鶏もいつの間にか市民権を得ていたなと思う。
麻婆豆腐。辛さと痺れが足りず物足りないのでラー油追加。麻婆豆腐も提供されてるとつい頼んでしまう料理のひとつだが、本格的な四川麻婆豆腐の美味しさに目覚めてからガッカリすることが多くなったのも事実。悪くはないが甘すぎるのだ。カレーな気分なのに子供向けの甘口が出てきた気分だ。ファミリー向けという側面もあるだろうから仕方ない部分はあるのだろうが、期間限定などで良いので本格四川○○を提供して欲しいと思う今日この頃である。
色々と文句も言ったが総じて満足。餃子だけを選ぶ方が良いのかも知れない。気になる方はチェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。