表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/403

ちょっとだけ良い 大衆居酒屋

この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。

今日は何を飲もうかな。

うん。今日はちょっとだけ良い大衆居酒屋にしよう。


JR山手線 新橋駅から東に徒歩1分。

くいもの屋わ○ 新橋店だ。


新橋はJR京浜東北線の他にも東京メトロ銀座線、都営浅草線、ゆりかもめまで乗り入れてる誰もが知る有名駅。また都営三田線 内幸町(うちさいわいちょう)駅からも徒歩5分なので利便性は抜群の立地と言って良いだろう。


ゆりかもめなど片手で数えられるくらいしか乗ったことが無いが、新橋⇔お台場間のレインボーブリッジふもとのループは、速度こそ出さないものの迫力があって面白いので未体験の方は是非チェックして欲しい。お台場では定期的に実物大ガンダムが展示されてたりするので話のネタにチェックするのもオススメだ。


レインボーブリッジと言えば有名なのが踊る大捜査線のあの台詞だろう。レインボーブリッジ通過中に青島ごっこをしても楽しいかも知れない。もちろん私はBGMを脳内再生しながらなりきった。良い思い出だ。


新橋と言えばサラリーマンがガード下で飲むイメージも強い場所と言って良いだろう。残念ながら私は新橋近辺で働いたことが無いのでこの近辺で飲んだことはほぼ無いのだが、色々良い店があると聞いている。今度機会を作って色々チェックしてみようと思う。


ということでこのお店だが「ちょっとだけ良い」と表現したのには理由がある。


こちらのチェーンが開業するまでの居酒屋と言うと「気軽に入れる」「割安」「仕切りの無いテーブル席でワイワイ」が当たり前の風潮で、悪くはないのだがどの店を選んでも大差ないというのが実情だった。


それが「和のテイスト」を前面に押し出し、例外はあるものの基本的に「個室」を提供。料理も決して割安とは言えないがワンランク上の上質なメニューを用意することで他店との差別化を図り躍進していった。どうやら「和のくつろぎにこだわった古民家風の空間」を重視したとのこと。今でこそコンセプトを大事にしたお店が流行って久しいが時代を先取りしていたというヤツだ。


当時は物珍しさもあるし空間および料理の質も良いので喜んで利用していたが、言うてもこちらはただの飲んだくれ。美味いツマミがあるのはもちろん嬉しいのだが基本的に飲めて楽しければそれで良いのだ。


しかしながら個人的には上品すぎて場違い感を覚えなくも無い。端的に言うと全てが美しく整いすぎててハメを外しきれないのだ。飲んでるのに理性が働いてしまうと言っても過言ではない。着物姿で出迎えてくれる格式ある親戚の家に来たような感じと言えば伝わるだろうか。


もちろんこれらは全て褒め言葉だ。お店を作り上げるのも大変だろうし空間の管理や料理の質、接客の良さ等を維持するだけでも並大抵の努力ではまかなえないだろう。素直に称賛できるレベルと言って過言ではない。


では何が問題なのか?私自身の問題だが(飲んでる時に限らず)雑な方が楽と思ってしまうからだ。要するに上品すぎて心からリラックス出来ないのだ。外行きの飾り立てた殻を取り外せないというか、ドレスコードのある店に来た気分となってしまう。女性に人気が高いというのはその辺りも背景にあるのかも知れない。


ということで良い店なのだが自分からは積極的に選ぶ店ではない。

だがしかし仲が良い飲み仲間とであれば話は別だ。


今回一緒に飲む飲み仲間は約24年来の飲み仲間だ。干支ふた回り。約四半世紀。時の流れが早いことを痛感させられる。


初対面の頃は180cmオーバーにも関わらずハンプティダンプティのような体型で、手前に座る小柄な女性との遠近感をバグらせてくれた愛されキャラだ。現在は通常体型となっているが昔取った杵柄というか飲んでる時でも食べ残しすることが無いのでありがたい。


そんな彼とは何回一緒に飲んだか数え切れない。それこそお前は今まで食ったパンの枚数を覚えているのか状態だ。


私も他の人に比べればそこそこ飲む方だが、彼はザルを通り越してワクなので一緒に飲む際は基本的に飲み放題一択。正直お互いツマミは美味しいに越したことはないが食べられれば何でも良くね?という傾向もあるので何故このお店をチョイスしたか疑問ではあるが久しぶりに再開したのでたまには良い店で。という流れだ。


初対面の頃で思い出したがあの現場は珍しいことにWindows上でUNIXのemacsというエディタで作業する環境だった。基本的に使用するのはemacs用のキー操作。いま考えてもあんな癖のある環境で皆さん良くスムーズに作業してたな。。と遠い目になる今日この頃だ。


今となっては何に使っていたかサッパリ記憶にないがUNIXコマンドも日常的に使用していた。別の現場ではDOSコマンドを使ったりしてたので混乱したのは言うまでもない。久しぶりにUNIXというかLINUXを触ってみたい欲が少しだけ湧いてきたが、現在PCを何に使ってるかと考えてみるとネットの記事読んだり動画を見るくらいなので宝の持ち腐れとなることは容易に想像できる。クラシックカーではないが関連記事や動画を観ることで満足することとしよう。


脱線した。元に戻ろう。


そんなワケで昔馴染みと久しぶりの飲み放題。乾杯!(終わりの始まり)

頼んだメニューはこちら。


・ピリ辛たたき胡瓜

・でっかい鶏唐!ジューシー揚げ~塩にんにくソース~

・わ○風 ガーリックシュリンプ

・馬肉のごま塩ユッケ

・ふっくらアジフライ


ピリ辛たたき胡瓜。間違いない美味さ。ずっとコレで良いレベル。


でっかい鶏唐!ジューシー揚げ~塩にんにくソース~。トンカツのような見た目で提供される。ネギとニンニクソースが絶妙で美味しい。


わ○風 ガーリックシュリンプ。素揚げに近い感じの揚げ物。海老の香りがふわっと香り旨い。


馬肉のごま塩ユッケ。間違いない美味さ。馬肉にはやはりニンニク風味が合う。


ふっくらアジフライ。昔は定食と言えばアジフライだったけど最近はあまり見なくなった気がする。けど大好きな料理のひとつ。名前通りふっくらしてて美味しい。


散々上品で落ち着かないだの色々難癖を付けたがやはり良い店だった。親しい飲み仲間と来ると店の雰囲気なども気にならなくなるようだ。チェーン店としては全体的に良い方だと思うので気になる方はチェックして欲しい。また来ます!


ごちそうさまでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ