コンセントが無かった時代 どのように家電を使ってた?
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は24時間営業の居酒屋にしよう。
JR御徒町駅から西に向かって徒歩2分。
居酒屋釧○だ。
豚キムチを食べたくなったので訪問。早速乾杯!(終わりの始まり)
ビールはいつ飲んでも旨い。
***
今や電化製品を使わない日常など考えられない昨今だが、皆さま電気が普及し始めた黎明期をご存知だろうか。
もちろん私は知らないが、どのように変遷したかは興味がある。
※参考。日本の電気はどうやって普及していった?
https://denryoku-joho.com/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E9%9B%BB%E6%B0%97%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%99%AE%E5%8F%8A%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%A3%E3%81%9F%EF%BC%9F-%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E4%BC%9A/
※参考。電気の歴史
https://hokusetu.co/denmame/denmame-e000155.php
日本で初めて電灯が灯されたのは1878年(明治11年)だそうだ。紀尾井坂の変で大久保利通が暗殺されたのと同じ年。と聞くと歴史を感じる。
東大工学部の前身である東京虎ノ門工部大学校で点灯されたそうで、当時は電力会社が無く蓄電池を利用してたため長時間は灯せなかったとのこと。それでも電力で光る照明に人々はさぞかし驚いたことだろう。
1882年(明治15年)には東京の銀座でアーク灯が街路を照らしたそうだ。わざわざ集まって物珍しげに眺める様子が錦絵として残されている辺り、当時は本当に珍しい光景だったのだろうなと時代の差を感じる。
「銀座」と言えば江戸時代に銀貨を鋳造してたことが名称の由来なのに今では高級店が立ち並ぶ場所なのが面白いし、江戸時代に金貨を鋳造してた「金座」は現代では日本銀行の本店となってる点も歴史が続いてるのだなと感じ興味深い。
※参考。江戸期の銀座
https://www.ginza.jp/history
※参考。日銀本店の敷地は「金座」の跡地という話は本当?
https://www.boj.or.jp/about/education/oshiete/history/j06.htm
しかし銀座も例外なく関東大震災→空襲→占領下→返還→堀の埋め立て→高度経済成長→オイルショック→バブル→崩壊と紆余曲折経たそうで、2008年に「銀座らしい」「品位があり」「センスの良い景観」が保たれるかをルール化。
一定規模以上の建築物を計画する事業者は「確認申請・都市計画提案の前」に地元と事前協議を行うことを定めた「銀座デザイン協議会」を設立したそうだ。
「銀座らしさを損なうものではないか」「銀座の街をより良くするものか」を地元⇔開発業者で事前に話し合い銀座のブランドを守ってるそうだ。「銀座らしさ」は関係各位の努力の賜物だったのだなと感心した。私とは無縁と断言できるが(笑)
かなり脱線したので戻ろう。
その後徐々に発電所および白熱電球などが普及したそうだ。
しかし白熱電球などが普及し始めた当時は家屋にコンセントが設置されて無かったらしく、各家庭は電灯のソケットから電源を取ってたと聞くから驚きである。
(今ではほとんど見なくなった)車のシガーソケットから電源を取るのと同じようなことをしてたのだろう。現代の感覚では強引な使い方だと思うと共に火事にならなかったのかな?と懸念してしまうがコンセントが無いなら仕方ないとも言える。
ただそれだと困るのが夜である。
電灯を(電気供給元ではなく)本来の照明として使用すると他の電化製品を使うことが出来ない。
そこで考え出されたのが2灯用クラスタという商品で、照明を2股に分岐→片方を照明に使用しても、もう片方は別の電化製品(アイロンやコタツなど)に使用できるという代物だ。
※壁にコンセントがなかった大正時代、人々はどうやって家電を使っていたのか
https://japan.cnet.com/article/35239127/
※参考。”電気のある便利”をお届けして100年~パナソニックの「配線器具」
https://news.panasonic.com/jp/stories/12385
いま見ると強い違和感を覚える形状&使い方だが当時は画期的な商品だったのだろう。大変好評だったようだ。
ちなみに電灯のソケットから電源を取る「アタッチメントプラグ」は現在でも年間約10万個が製造・販売されてるそうで、お祭りの屋台や漁船の照明などで使用されてるそうだ。全く知らなかった。。
どうやら1945年以降(昭和20年代)に電化製品は急増するも配線設備が追い付かず、容量超過の「タコ足配線」が横行。全国各地で電気事故が発生したらしくそれをキッカケに壁にコンセントを埋め込む配線に進化したそうだ。
電気も例外なく黎明期~成長期は、事故や混乱を経由してから整備されたのだなと感慨深さを覚えた。
コンセントと言えば、海外のコンセントは3つ穴が多いのに何故日本は2つ穴?という記事があったことを思い出した。
※参考。世界のコンセントは3つ穴なのに、なぜ日本は2つ穴?
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/2025345.html
(3つ目の穴は漏電防止用なのだが)結論から言うと「日本の家電は漏電しにくく高い安全性が担保されてるが故、アースの重要性が薄まってる」「家電側が3つ穴用プラグを採用すると一般的な2つ穴コンセントに差し込めない」「2つ穴コンセントが普及しすぎてるせいで実質対応しきれない」ことが原因のようだ。
2つ穴コンセントが普及しすぎたせいで3つ穴への切り替えが出来ないとは予想外だが、既築の住宅数が5千万戸で新築住宅が毎年100万戸。2→3つ穴に全て置き換えるのは単純計算で50年掛かると言われれば納得するしかない(笑)
ただ気を付けて頂きたいのが3つ穴コンセントが日本では主流ではないとは言え、アースの重要性が無くなったワケではない。
実際私もマンションに雷が落ちた際に電子レンジ&冷蔵庫がお亡くなりになった。それ以降雷ガード付きタップや延長コードを使用してるのは言うまでもない。
皆さまも大事な電化製品は雷対策することをオススメする今日この頃だ。
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ちょっと何言ってるか分からない?安心しろ。私もそう思う。
頼んだメニューはこちら。
・豚キムチ
お通しのもずく酢
安定の旨さ。
豚キムチ
こちらも安定の旨さ。永遠に食べられる気がする(笑)
総じて満足。こちらの店も注文時以外は放置してくれるのが心地良くて嬉しい。 気になる方はチェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。