青色ではないブルーシート 開発秘話
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は格安立ち飲みにしよう。
上野駅の南側、JR高架下の「アメ横商店街」と線路を挟んで反対の東側。
飲み屋街を歩いて3分。ほていち○ん上野4号店だ。
つまみ豆腐汁を食べたくなったので訪問。早速乾杯!(終わりの始まり)
いつ飲んでも赤星は旨い。
***
皆さま「ブルーシート」を使用したことはあるだろうか?花見の場所取りや災害の応急処置などで使用されるアレである。
私は仕事道具を保護するためのカバーとして少しだけ触ったことはあるが、正直ほとんど使ったことが無いと言って良い。見る機会は度々あるが身近ではない。
そのような存在のブルーシートだが、ホームセンターのカインズで緑色のグリーンシートが開発されたそうだ。
※参考。業界の常識を打ち破った『グリーンシート』開発秘話
https://magazine.cainz.com/article/232722
どのようなキッカケで生まれどのようなメリットがあるのだろう?
元々発売当初のブルーシートの原型はオレンジ色だったそうだ。しかしながら(理由や背景は不明だが)オレンジ色には有害物質が含まれてるという風説が広まったことで代替色として青色が使われるようになったとのこと。
全く知らなかったしオレンジ色の方が目立って良いのに。と思ったが「遭難しても見つけやすいように」と選ぶのではなく普段使いするのであれば目に優しい方が良いだろう。
※参考。レスキュー隊や消防士の服はなぜオレンジ色なの?
https://note.com/japan_colorist/n/n4fb96ede414c
オレンジ色の代わりになぜ青色が採用されたか正確には分からないそうだが、当時すでにバケツやホースなどの水回り用品で馴染みがある色だった&清潔なイメージだったので青が採用されたのではないかとのこと。なるほど。統一性という意味でも丁度良かったのかも知れない。
開発者である高野氏は一般のお客さん目線で見つめ直した時に「なぜ青?」と疑問に思ったとのこと。また青であることの違和感にも繋がったそうだ。
それはそうだろう。いわゆる職人目線では青が当たり前だし、色にこだわるのではなく「性能がきちんとしてるか?」の方が重視されることは想像に難くない。
しかし一般人は違う。レジャーまたは類する用途に使用するからだ。
同氏が違和感を覚えたのは、例えば花見の場所取りでテカテカしたブルーシートを敷いてしまうと、色や質感が折角の景観を損ねるのではないか。と感じたそうだ。
またブルーシートは事件・事故・災害などネガティブなイメージが刷り込まれてる人が大半だと思う→「ネガティブ&無駄に目立つ」現状を変えられないか。というのが開発のキッカケとなったようだ。
いわゆる「当たり前を見直す」というヤツである。
青の代替色として緑を選んだ理由は「自衛隊の装備品の色が流行ってた」「自社であるカインズのブランドカラーに近かった」ことが主な理由だそうだ。
ブランドカラーはともかく自衛隊が選ぶ色は基本的に「目立たない」ことが主眼に置かれてる→土・草・木だけでなくアスファルトにも馴染む色だそうだ。
緑と言っても暗めの色合いなので(サンプルの写真を見る限り)ブルーシートとは比較にならないほど馴染んでることが良く分かる。
同製品の一番の特徴は「悪目立ちしない」ところだそうだ。大事なことだろう。
また地味に改良した部分としてハトメをアルミ製→ポリエチレン製に変更&平坦にしたことで踏んだり座っても痛くないようになったとのこと。
ポリエチレン製?日光というか紫外線などに弱いのでは?と思ったが、見た目が同じなポリプロピレンと比べ耐候性や耐用年数に優れてるそうだ。
※参考。耐候性に優れるのはポリエチレン
https://jinkoushiba.biz/knowledge/durability
どうやらシートの厚さは商品により異なるそうで分厚いものから薄いものまであるとのこと。耐用年数は屋外使用で約2年だそうなので一時的にしか使用しないのであれば相当長く使えると言って良いだろう。安心である。
レジャーシートとしての使用方法だけでなくキャンプのタープとしても活躍してるそうだ。有名メーカーのタープは高額らしいので安価に楽しめる点で裾野が広がるのかも知れない。
「目立たない」ことに価値がある場合もあるのだなと勉強になった今日この頃だ。
***
ちょっと何言ってるか分からない?安心しろ。私もそう思う。
頼んだメニューはこちら。
・ところ天
・つまみ豆腐汁(豆乳黒胡麻タンタン味)
・のり納豆やっこ
ところ天
サッパリして旨い。
つまみ豆腐汁(豆乳黒胡麻タンタン味)
味付けの濃いピリ辛タンタン味のひき肉&ラー油でピリ辛に仕上げられたスープが豆腐で絶妙に中和され旨い。
のり納豆やっこ
こちらも安定の旨さ。
総じて満足。ピリ辛な味付けは万能だと改めて感じた。気になる方はチェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。