「現金お断り」の飲食店 増えてる理由
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は日本酒にしよう。
上野駅から南側のアメ横沿いに御徒町方向に向かって徒歩3分。
呑める魚屋 ○草だ。
約1.5ヶ月ぶりに訪問したらレイアウトが元に戻ってた(笑)
早速乾杯!(終わりの始まり)
町田酒造(まちだしゅぞう) 純米吟醸 群馬県 町田酒造のお酒
安定の旨さ。やはり好みの香り&味と感じる。
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「現金お断り」の飲食店が増えてる理由という記事があった。
※参考。「現金お断り」の飲食店が増えている理由とは
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/1a99db31fbbb54646e0f9276e4535794858c7b5c
確かに以前は現金・キャッシュレスの併用が当たり前な店が多かったが、最近では現金お断りの店もボチボチ見るようになってきた気がする。ちなみにビアガーデンを含むお酒系のイベントは100%「現金お断り」であることに時代を感じる。
ただ記事にあるように「業務効率」と「顧客サービスの向上」はどうなのだろう?と思うのも確かだ。
ラーメン屋をはじめとしたファストフードのように券売機で購入するタイプであれば現金で購入するのもキャッシュレスで購入するのも大して手間は変わらないだろう。いや。釣り銭をセットしたり売上金の回収などの手間はあるから多少は業務効率が上がるということか。
帰り間際にレジで会計するタイプであれば、現金の受け渡しや釣り銭などの準備が無くなる分、多少は効率が良くなると言えるかも知れない。
しかしながら顧客サービスが向上してるか?と考えると「キャッシュレス化で便利になった」とは思うものの「現金お断り」に対しては顧客サービスが向上したとまでは思わないのが正直なところだ。私が狭量なだけで皆さまは顧客サービスが向上したと感じるのだろうか?だとすれば恥じ入るばかりである。
会計ミス防止や現金管理の手間が省けるメリットについては納得である。会計ミス防止については客側にもメリットがあると言えるだろう。店員さんのミスによる「釣り銭を多く受け取る展開」も皆無となるが(笑)
なお私もほんの1ヶ月程度コンビニでバイトしたことがあるが、バイトであっても釣り銭の補充や1万円札などは定期的に金庫から出し入れしなければならず「バイトにこんな大金を扱わせて大丈夫?」と思いながら作業してたことを思い出す。
夜勤だったので日勤に比べればヒマだったが、それでも多い時では10万円を超える売上金を金庫にしまってたのだ。私が経営者なら横領や強盗などが怖くて丸投げ出来ると思えない。世の経営者達は度胸があるなと感じる。
キャッシュレス決済の需要が高まってるのは言うまでもないだろう。
昨年はキャッシュレス決済比率が42.8%(約141兆円)だったそうだ。私も現金払いのみの店以外、全てキャッシュレス決済してる&現金払いしてるお客さんが少数派になったように感じるのでその数字は納得である。
記事にあるように現金を扱う場合、両替・釣り銭準備・レジ締め・売上金の回収という作業が発生→人手と時間を要することは納得である。人件費が高騰している昨今では完全キャッシュレスに舵を切る店が増えても不思議ではない。もちろんキャッシュレス化すると手数料が掛かるので天秤に掛ける必要はあるが。
売上金の紛失や盗難についても言及されてるが、飲食業界では結構気軽に横領する店員がいるらしい。私は飲食業界で働いたことが無いので実感は無いが、新聞配達してた頃は集金したお金を横領して逃げたヤツもいたので、似たような輩がいる。と言うことなのだろう。
思い返せばあの集金作業も10軒程度で数万円を計上するし30数軒回れば10万円を超えるのだ。いま考えると随分と雑に扱ってたし、未成年もいる新聞奨学生達にもよく気軽に集金作業させてたなと思い出し震えを感じるほどだ(笑)
人手不足や両替有料化の観点からも「現金お断り」の流れは今後も進むのだろう。
個人的には大歓迎の流れだが「物理的なお金」でなく「単なる数字」だけが動いて売買が決済されることに不思議さも覚える今日この頃だ。
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ちょっと何言ってるか分からない?安心しろ。私もそう思う。
頼んだメニューはこちら。
・肝なめろう
・モウカの星(サメの心臓)
信濃鶴(しなのつる) 純米吟醸 長野県 酒造長生社のお酒
普通に旨いが、残念ながら無濾過原酒では無かったので今ひとつという印象。
肝なめろう
安定の旨さ。その日仕入れた新鮮な魚で作られてるので毎回味が違うのも嬉しい。
モウカの星(サメの心臓)
ニンニク風味なゴマ油で和えられてるので結構パンチが強くて旨い。
メガネ専用日本酒 昇龍蓬莱(しょうりゅうほうらい)
神奈川県 大矢孝酒造のお酒
ネーミングが面白くて注文してみたが、2015年から始められた日本酒プロジェクトとのこと。どうやら10月1日が「日本酒の日」かつ「メガネの日」だった&当時の萩野酒造の蔵元・蔵人全員がメガネだったことが始まりらしい。
肝心な味だが、醸造酒っぽさが全面に出ており正直好みではなかった。。
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メガネ専用日本酒 町田酒造(まちだしゅぞう) 群馬県 町田酒造のお酒
昇龍蓬莱が中途半端な量だったので追加で開けて頂いたお酒。
こちらは普通に旨いが、王道の町田酒造の方が好み。
片野桜(かたのさくら) 山廃純米 生原酒 大阪府 山野酒造のお酒
初めて見た銘柄だが残念ながら酔って覚えて無い(笑)
雄町+純米生原酒なので旨かったのだろうと思う。
深森(ふかもり) 純米吟醸 無濾過生原酒 木槽しぼり 別誂
岐阜県 山内酒造のお酒
こちらも覚えて無い。前回の感想を見る限り旨かったのだろうと思う。
総じて大満足。いつ来ても新鮮な魚介類&目利きな日本酒を提供してくれるのが嬉しい。最近はブームが落ち着いたのかそこまで行列ではないのも有難い。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。