食中毒が怖い 山小屋で弁当販売やめる動き
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日はいつもの格安立ち飲みにしよう。
JR御徒町駅から北西に向かって徒歩2分。
やきとん まる○だ。
本日のオススメを食べたくなり訪問。早速乾杯!(終わりの始まり)
キンキンに冷えたビールが蒸し暑さを吹き飛ばしてくれる。旨い。
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山の上でも食中毒が怖い。と山小屋での弁当販売を止めたり、パン販売に切り替える動きがある記事があった。
※参考。「山の上でも食中毒が怖い」山小屋で弁当販売やめる動き
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2025090501273
確かに(山小屋ではないが)少し前のニュースで集団食中毒となった記事を見かけたことが記憶に新しい。
※参考。朝食のおにぎりで集団食中毒
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/trendnewscaster/trend/trendnewscaster-83080
上記の集団食中毒は肌寒いとすら言える山小屋「ではなく」岩手県の早池峰山の麓にある宿泊施設&前日夕方に調理されたという、衛生管理全無視&杜撰極まりない事件なので全く比較対象とはならないが、山小屋であっても食中毒を懸念する気持ちは良く分かる。
何せ冒頭の記事にあるように、標高が高い位置であっても昨今は温暖化の影響で昔より気温が上昇してるからだ。山中にも関わらず朝晩であっても10℃を下回らない日も増えたというから相当気温が上昇してるのだなと感じる。
これまでは駅弁のような弁当を販売してたそうだが、全国各地で弁当による食中毒が相次いでることを受け、検討のうえ中止としたそうだ。安全第一の方針で英断と感じる。
日光を遮る木々が無い高山の稜線では直射日光を長時間浴びることになるので弁当の痛みが加速するということも懸念材料だったようだ。確かにいくら標高が高いとは言え直射日光を浴び続けたらザックの中は相当な高温となるだろう。水分の少ないパンやカロリーメイトのような携行食の方が安心であることは想像に難くない。
長期保存可能なパンだけでなく、フリーズドライ食品の販売も検討してるそうだ。宇宙食のような食品が選択肢に上がる辺り、標高が高くなるにつれ酸素も薄くなる山は宇宙に近いのだなと笑みがこぼれてしまう(笑)
ご飯からパンに切り替わったことで購入を控えるようになった登山者もいるそうだが、ご飯を食べたいなら(自己責任で)自前で用意すれば良い話である。登山時は「出来るだけ荷物を軽く」が基本らしいのでパンに切り替わっても需要はあるそうだ。登山に興味が無い私からすると「パンですら重量物扱いなのか」と驚くばかりである。(ザックに入れる荷物を極限まで減らしたいだけカモだが)
山小屋や荷物と言えば「徒歩で山小屋まで食料や生活用品などの荷物を運ぶ人」である歩荷の存在を思い出した。
※参考。山小屋を支える歩荷さんのプロ意識に脱帽
https://yamahack.com/1232
※参考。週6回80kgを背負い片道10km荷を運ぶ“歩荷”たちのリアル
https://shueisha.online/articles/-/254656
上記の写真を見て頂ければお分かり頂ける通り、とんでもない量の荷物を背負って山小屋まで徒歩で運ぶ人のことだ。車やヘリコプターなどで運べない場所には人力で物理的に運ぶしか無いらしい。100kgを超える荷物を運んだ人もいるというから脱帽である。
私も一時期ジムで筋トレをしてた頃があるが、フリーウェイトでスクワットをする際に最大で持てた重量は95kgだったと思う。肩&首の後ろ側で背負う形なのだが腕も足もプルプル震えるし10回もスクワット出来なかったことから考えると、そんな荷物を背負って山登りするなど化物クラスと言わざるを得ない。
尊敬すら覚える仕事だが日給は80kgを運んでわずか12000円とのこと。 私なら10倍貰えたとしてもお断りする自信がある(笑)
過酷な割に安すぎると感じるが、それでも請け負う人がいる以上、それなりに人気なのだろう。山の上ではあらゆる品々が高額だが平地と異なり物流がしょぼすぎる山の上では仕方ないことが良く分かる。重たい水やガスボンベなどの恩恵にあずかることが出来るのも歩荷さんたちのおかげである。彼らの活躍および筋肉に賞賛を贈りたい。
なお八ヶ岳の黒百合ヒュッテでは冬季営業のため小屋の気密性を高める改装をした結果、室温&湿度が上がり小屋内で弁当を保管できなくなったそうだ。小屋自体が冷蔵庫代わりだったのかと驚くと共に燃料代も凄かったのだろうなと目を細めてしまう。痛し痒しである。
登山は非日常の趣味であり遊びであることに異論は無いだろう。
冒頭の記事末尾にあるように「山小屋に食べ物などがあると助かるのは事実だが、無いなら無いなりにしっかり行動計画を立てれば大丈夫」なのだ。無計画に行動し各所に迷惑を掛けることの無いよう楽しんで頂ければと思う今日この頃だ。
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ちょっと何言ってるか分からない?安心しろ。私もそう思う。
頼んだメニューはこちら。
・焼きナス
・焼きサバ
・豚筋煮込み
・らっきょ
・厚揚げ
・大根そぼろ煮
・ガリ
・梅水晶
・黒カシラ
メガジョッキ
瓶の大きさと比べるとデカいことが良く分かる(笑)旨い。
焼きナス
外はパリッと。中はふわっとして旨い。
焼きサバ
こちらも外パリ中ふわ仕上げ。結構脂が乗っており旨い。
豚筋煮込み
筋煮込みは初めて食べたがこちらも柔らかくトロトロに煮込まれており旨い。
らっきょ
安定の旨さ。口の中がリセットされるのも嬉しい。
厚揚げ
こちらも間違いない旨さ。レギュラーメニューだが目立たない位置に記載されてるので毎回見逃してしまうのが地味に悔しい(笑)
現地にいる時は忘れてる→後から思い出すパターンである。
大根そぼろ煮
こちらも安定の旨さ。優しい味なのだがしっかりと味付けしてあるのが嬉しい。
ガリ
こちらも口の中をリセットしてくれるのが嬉しい。旨い。
梅水晶
間違いない旨さ。正直どの店で食べても変わらないので「外れの店」以外で食べるのは少々勿体無さを感じる(笑)
黒カシラ
こちらも安定の旨さ。なぜこんなに柔らかいのに中までしっかり味付けが染み込み肉自体の旨味を底上げ出来てるのかいつもながら不思議に思う。
〆のひむろ 味噌ラーメン
ネギ、わかめ、もやしトッピング。こちらも間違いない旨さ。
総じて満足。調子に乗って頼み過ぎたが提供されるサイズがコンパクトなのでそれほど負担にならず頂けるのも嬉しい。まさに酒飲みを分かってると言えるだろう。気になる方はチェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。




