若者の間で広がる 残業キャンセル界隈
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は格安イタリアンにしよう。
みんな大好き サイゼリ○だ。
あまり体調が良くないので近場にしようということで訪問。
早速乾杯!(終わりの始まり)
ドンラファエロ
間違いない旨さ。
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「残業キャンセル界隈」という表現が若者の間でバズってる記事があった。
※参考。若者の間で広がる「残業キャンセル界隈」現象の背景とは?
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/85e949e07f7d724129c30f247a83850d5bdef91f
簡単に言えば「残業しない派」だが何故このような事象が流行ってるのだろう?
どうやら今年入社した新入社員の意識調査によると45%弱の人が「定時に帰りたい」と回答。2014年と比べ約17%高くなったらしく定時退社を重視する傾向が高まってるようだ。
これも売り手市場ならではの現象のひとつなのだろう。
以下の記事では3つの要因があるのでは?と分析してた。
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1.働き方改革の誤解
2.成果への無関心
3.SNSでの承認欲求
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※参考。「残業キャンセル界隈」名乗る若者が増加中
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2509/08/news007.html
「働き方改革の誤解」については政府や企業が残業規制を推進してるものを「残業=悪」と単純化→仕事が終わる・終わらないは関係が無く定時で帰ることこそが正義と極端に解釈。生産性を上げて残業を減らすべきところ生産性はそのままで残業だけしないというものだ。
その主張は分からなくはない。
しかしながら、そもそもマネジメント側が定時内で終わる仕事量をコントロールすべき話であり「残業前提でないと終わらない仕事量」を割り振る側の責任・問題を軽視・無視してないだろうか?
確かに生産性を上げると仕事時間は早くなる。だがしかし生産性を上げ仕事を終わらせる速度を上げたところで早く帰れるワケでもなく、次から次へと仕事が降ってくるだけなのだ。経験談なので間違いない。
生産性を上げるためにマクロなどをゴリゴリ作成し生産性を倍以上に上げたことがあるが、結果として空いた時間に隙間なく仕事を詰め込まれただけで給与は変わらず疲労が倍になっただけだった。
また仕事が早い人間に仕事を振られるのが世の常なのかどんどんタスクが積み上げられ「定時内では自分の仕事が出来ない」ほど余分タスクが積み重ねられたことにより深夜残業が日常的に発生。それはそうだ。定時過ぎてからようやく自分の作業に取り掛かれるほどの(本業とは無関係な)タスク量だったからだ。
なのに他のメンバは残業もそこそこに退社していく。
私は毎日のように深夜残業してるにも関わらずである。
なので私が担当してる余分タスクを他の人にも割り振るよう上長役に相談したところ「何にそんなに時間が掛かってるか分からないから細かくタスクと時間を出してくれ」とふざけたことを抜かしたのだ。まさに寝言は寝て言え状態である。
私が毎日深夜残業してる姿を見てる&他のメンバは結構早めに退社してる姿を見てるにも関わらずよくそんなことが言えるなと心底腹が立ったので「なら良いです」とコイツには二度と相談するものかと心に誓いながら席に戻った。心の中の「絶対許さないリスト」に筆圧高く刻んだことを今でも鮮明に思い出す(笑)
それ以降その現場では馬鹿らしくて生産性を上げること&改善活動に消極的となったことは言うまでもない。なお相談した相手はサイコ野郎で全員から嫌われてたので別部署に移動することになった際の挨拶周り時に全員から塩対応されたそうだ。想像通りすぎて「せやろね」としか思わない。ただただ自業自得である。
思い出し怒りで熱くなりすまない。元に戻ろう。
2つ目の「成果への無関心」だが成果や目標達成への意識が希薄な若者が増えたとのこと。最低限の仕事をして給料を貰えればそれで良いという価値観が広がってるそうだ。
その気持ちは良く分かる。何せイチ末端社員がどれだけ頑張ったところで給料は変わらないのだ。むしろ頑張れば頑張るほど搾取されると言っても過言ではない。ならば頑張らない方に進むのは何ら不思議ではないだろう。
むしろ今までの搾取の結果がSNSで可視化されたからこそ、このような世の中になったのだと経営層を始めとした管理者全般には反省して貰いたいほどだ。
確かにあまりにも生産性が低いまま成長しようとしないとか、そもそもやる気が無い若手は問題だが、それでも仕事および成長や成果を出すのはあくまで「定時内」ですべきであり「残業ありきでないと成果が出ない仕事を割り振る」マネジメント側に問題があると言える。
運動や筋トレで言えば「腕立て伏せ20回出来る人に1割増しの負荷を要求する」のであれば(作業量によるが)生産性を上げることでもしかしたら定時内で終わるかも知れない。また適度な負荷増大により成長も期待できるだろう。
しかしながら「5割以上増し」など「どう考えても定時内で終わらせるのは無理」な仕事を割り振ったのであれば明らかに許容量超過な仕事を割り振った上司に問題があることは自明である。
メンバが各々どれだけの仕事量をこなすことが出来るかを把握するのは上司の役割であり、それが出来ないのであればマネジメント役には向いてないので大人しくプレイヤーに戻るべきだ。「真に恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方である」という格言が身に染みる。
3つ目の「SNSでの承認欲求」はSNS依存や承認欲求などの問題なので「残業しない派」という観点からは若干ズレるように感じる。
こちらも他の同僚や上司に負担が掛かることで生産性が云々と論じてるが、末端の残業拒否程度で生産性云々と論じるのは小手先の戦術レベルで戦局を好転させようというものだ。若手の末端社員が残業しない程度で生産性が左右されるのであればそれはもはや現場レベルの問題ではなく全体の問題だから戦略レベルから見直せという話である。
そもそも定時とされている「法定労働時間」は労働基準法に「労働者を1日8時間、1週間で40時間以上働かせてはならない」と明記されてるのだ。
※参考。労働基準法
https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000049
第三十二条から抜粋
───
・使用者は、労働者に、休憩時間を除き一週間について四十時間を超えて、労働させてはならない。
・使用者は、一週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き一日について八時間を超えて、労働させてはならない。
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※使用者=会社と考えて良い。
大前提として「定時を超えて働かせるのはNG」なのだ。
それを勘違いしてる会社や人の何と多いことか。
残業させるためには労使協定(36協定)を結び労基(労働基準監督署)に届け出る必要がある上、割増残業代を支払う必要がある。「例外的に残業させるなら上乗せして支払え」ということだ。(あまり懲罰的な金額となってないが。。)
※参考。法廷時間外残業は25%増し以上、22時を超える場合50%増し以上。
https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/content/contents/000501860.pdf#page=2
労働基準法に定められてる「定時」を超える仕事量を割り振る行為が常態化&残業拒否は悪いことであるという論調が話題になること自体「異常」とお分かり頂けるのではなかろうか。
残業を忌避する風潮が広がるのはむしろ良い傾向と感じるし、これを機に定時内で仕事を終わらせる人が評価される世の中になって欲しいと切望する今日この頃だ。
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ちょっと何言ってるか分からない?安心しろ。私もそう思う。
頼んだメニューはこちら。
・小エビのサラダ
・トッピング野菜ソース
小エビのサラダ
サラダのシャキシャキ感が体調不良気味の身体に染み渡る。旨い。
トッピング野菜ソース
やはり単品で食べても結構ツマミになって旨い。
総じて満足。どうにも食欲が湧かなかったので早々に引き上げることとなったが、注文が少なくても店員さんの顔色を伺う必要が無いところも有難い。気になる方はチェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。




