作り方はQRコードから カップ焼きそばに賛否
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は刺身にしよう。
上野駅の南側、JR高架下の「アメ横商店街」と線路を挟んで反対の東側。
飲み屋街を歩いて3分。沼津港 海将 zer○ 上野店だ。
久しぶりに訪問。早速乾杯!(終わりの始まり)
いつ飲んでもビールは旨い。
※写真を撮り忘れたので前回の写真を流用したのは秘密だ(笑)
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カップ焼きそばの作り方を蓋に記載せず、QRコードから参照させるやり方を採用した件について賛否両論が浮上してる記事があった。
・“作り方はQRコードから”のインスタント焼きそばに賛否
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2509/08/news095.html
一体どういうことだろう?
どうやらお湯を入れる際に開ける内蓋上部に「調理方法はこちら」とQRコードが印刷されてるだけで、かやくなどを入れるタイミングだけでなく何分で出来上がりか?も記載されてないとのこと。何だそれは物凄く不便ではないか。
カップ焼きそばの作り方は大体どのメーカーも同じだし調理手順は未記載でもそれほど不便と感じないが、お湯を入れて何分なのか?は最重要な情報と言って良いだろう。同じメーカーでも商品によって分数はまちまちだからである。
一応外装フィルムには何分や作り方も記載されてるらしいのでそちらを見れば良いという話だが、私のようにハラが減ったけど面倒だしカップ焼きそばで良いか。と何も考えず行動する人間にとっては外装フィルムなど即ゴミ箱行きである。作り方を見るためだけにゴミ箱から拾い上げるのは勘弁して欲しい。。
なおQRコードは商品一覧ページへ遷移するURLらしいので、作り方を見るには該当商品をタップする必要があるらしい。それは面倒だ。。
どの商品であっても一律「商品一覧ページ」に飛ばすこと自体はコスト削減の観点からは良いと言えるが、消費者の視点からは「手軽さ」が失われたと感じる。
そもそもカップラーメンやカップ焼きそばを食べる際は「面倒だから簡単に出来るコレにするか」と脳内で考えてるのだ。そのような精神状態の時にわざわざスマホでQRコードをピントが合うように撮影→読み取ってサイトを表示させ、更に商品一覧の中から該当の商品を選んでタップ→作り方を見たいと思うか?という話である。余計な手間をかけさせられたと感じても何ら不思議ではないことは想像に難くないだろう。
同社によると「共通化することでコストを抑えた」「手軽で安いのが即席めんの良いところ。手に取りやすい価格帯にしたい」との意図でこのような形になったとのこと。出来るだけ安価に提供するため企業努力した点は褒められるところだろう。
しかしながらQRコードを掲載したのは悪手と感じる。
共通化が目的であればQRコードを掲載するのではなく「作り方は外装フィルムに記載してるのでそちらを参照ください」と書けば良い話では?と感じてしまう。
「手軽」と程遠いQRコードを載せた本当の理由は「商品一覧ページ」を目にする機会が増え「色々な商品の広告宣伝も出来て一石二鳥」と考えた結果では?と邪推するほどだ。そう考えるのは穿ち過ぎだろうか?
それにしても内蓋を共通化したことでどのくらいコスト削減出来たのだろう?実際の効果が気になる。
そもそも外装フィルムやパッケージは商品ごとにバラバラなのだ。内蓋だけを共通化した程度では大したコスト削減には繋がらないように感じるが出荷数が何千万~何億食ともなると違うのだろうか?考えてみれば仮に1食あたり1円違えば出荷数分のコスト削減になると考えれば共通化は悪くない手段と言えるだろう。
だがしかし消費者に否定の感情を持たせる手段は悪手と感じる。
感情は食事体験・味覚にも影響するからだ。
先日取り上げた記事(レンタルパレット)のように消費者に影響しない範囲でコスト削減や効率化を図るのであれば存分に実施頂ければと思うが、消費者に直接影響する範囲については慎重に検討・実施頂きたいと思う今日この頃だ。
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ちょっと何言ってるか分からない?安心しろ。私もそう思う。
頼んだメニューはこちら。
・スズキ
・ハマチ
・マダイ
・イカゲソ焼き
・タコ唐揚げ
上から時計回りに
スズキ
ハマチ
マダイ
スズキ
新鮮プリプリ。ねっとり系。物凄く旨い。
ハマチ
脂が乗っており新鮮プリプリ。こちらも物凄く旨い。
マダイ
同じく脂が乗っており新鮮プリプリで旨い。
どれも甲乙つけがたい旨さ。あっと言う間に食べ終わってしまった。
イカゲソ焼き
安定の旨さ。きちんと火は通ってるのにプリプリな食感も嬉しい。
タコ唐揚げ
大好物のひとつ。見た目は固そうだが中身は柔らかいプリプリなタコで旨い。
総じて大満足。海産物は間違いないと言って良いだろう。気になる方はチェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。