「稼げない飲食業界」なのに 平均年収500万円超
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は格安チェーン店にしよう。
○高屋だ。
2軒目なので軽くということで訪問。早速乾杯!(終わりの始まり)
ホッピーセット
安定の旨さ。
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「稼げない飲食業界」なのに平均年収が500万円を超える記事があった。
・「稼げない飲食業界」なのに平均年収523万円に到達
https://president.jp/articles/-/99578
飲食業界と言えば消費者側としては大変お世話になってる業界であるが、中の人達は結構ブラック&低賃金なことが有名なので結構凄いことなのではなかろうか。
今年の2月末時点で平均年収が523万円まで増えたそうだ。中央値がどのくらいなのか不明なので何とも言えないが飲食業界としては割と良い金額と感じる。
原材料、燃料費なども高騰してる中、どのように人件費を上げることが出来てるのだろうか?
社長によると「物価上昇率を超える賃上げが必要」と考えてるため「営業利益率が10%を超えたら(会社が儲かってる証拠なので)従業員に還元する」方針にしてるとのこと。なので利益率が11%の場合1%が報酬となるようだ。売上を伸ばすほど自分達に還元されるのであれば現場の士気も上がることだろう。
その方針が功を奏したのか今年2月には過去最高額を記録。予想以上の売上に今年度の目標売上額が3年前倒しとなったそうだ。会社も従業員もウィンウィンというヤツである。
更に「成長分配金」と「予算達成賞」も設けてるとのこと。
「成長分配金」はいわゆる決算賞与で「年2回のボーナスとは別に支給」されるそうだ。それは大変嬉しい臨時収入なことだろう。
臨時収入という特別感を失わないため「あえて」採用案内などに記載してないとのこと。何だソレは。コ○ダ珈琲の逆写真詐欺並みの嬉しいサプライズではないか。
正社員だけでなくアルバイトに対しても年2回賞与が支払われてるとのこと。飲食業界はブラックが多いと聞いていただけに、マトモな待遇と聞くだけで超ホワイトに感じてしまう(笑)
「予算達成賞」は原価・人件費を守りながら売上予算を達成した店長・社員に支給されるとのこと。これは店の魅力が店長に掛かってるからだそうだ。てっきり本社からの指示・指導で全店一律にしてるのかと思ってたが店長により異なるようだ。それは初めて知った。。
どうやら社長は現場出身のため店長の苦労が身に染みて理解できてるとのこと。
なので報酬だけでなく現場の声にも積極的に耳を傾けたいそうだ。
「店長の思いにより店は変わる」のが社長の持論だそうで、それが顕著に表れたのがコロナ禍だったとのこと。
当然ながら売上が下がり経営が厳しくなったが「人件費がかさんでも雇用を守る方を優先する」と方針を立てたそうだ。
損をしてでも従業員を守ったことで(コロナ後も人手が足りていたため)速やかに業績回復に繋がったとのこと。業績悪化時にリストラや早期退職を促すしか能が無いどこぞの経営陣に爪の垢でも煎じて飲ませたい気分である。
労働環境面も「厨房内設備の自動化」「配膳ロボット」「タッチパネル」「キャッシュレス」などで効率化&作業負荷の軽減を進めてるとのこと。
これらの環境整備により人件費を1~2%低減できただけでなく「人としてのサービス」に注力できるようになったそうだ。具体的にはどのようなことだろう?
どうやらお客さんを3人増やせれば従業員1人の時給をペイ出来るとのこと。ではどのように売上を増やすか?それは飲食の原点である「美味しいものを提供する」「衛生面を管理する」が重要だそうで、店長にはその2点の教育に集中して欲しいとのこと。
現在では「ライスの盛り付け」「餃子の焼き上げ」「麺の茹で上げ」が自動化されてるらしい。盛り付け・焼き茹で加減・味ともに特に不満は感じないので問題ないということなのだろう。
では人ならではのサービスとは何か?
「炒め物など鍋を使う料理」だそうだ。また美味しそうな盛り付けも腕の見せ所だそうで人が行うサービスとして重要とのこと。確かに重要なポイントであることは間違いないし「だから炒め物は全般的にレベルが高く旨いのか」と納得である。
私は配膳ロボットがある店舗にはまだお邪魔したことは無いが、配膳ロボットが導入されてる店舗では配膳時だけでなく下げ膳時も活用してるとのこと。
スタッフがロボットに食事済みの皿などをロボットに載せ、厨房に下げさせてる間にスタッフはテーブルを拭く。という具合に作業分担することで回転率向上に貢献してるとのこと。なるほど。上手い回し方だなと感心する。
またタッチパネルやキャッシュレス化の効果も大きいらしい。
私も基本的に交通系ICカードやクレカなどキャッシュレスを利用することが多いが店舗側としてもメリットが大きいそうで、清算にかかる時間が半分以下に低減。またキャッシュレス決済は売上の57%を占めてるとのこと。
今後益々キャッシュレス決済が増加することだろう。利用者側としてもメリットが大きいのでウィンウィンである。
タッチパネルの想定外のメリットとしては外国人の人材が増加する中、教育の労力が軽減できたことだそうだ。
アルバイトの約35%が外国人だそうで最初はほとんど喋れず伝票も読めないとのこと。それはそうだろう。私も同様に海外に放り出されて「はい。今日から外食産業で働いて」と言われたら右往左往するのは想像に難くない。
それがタッチパネルを導入することである程度教えるだけで働けるようになるため教育時間を大幅に短縮出来たそうだ。
なるほど。利用者側としてはいちいち店員さんを呼び出さずに済むし、何度も手を煩わせて申し訳ない&何度も注文するのは何となく気恥ずかしい面もあったので大歓迎だったが、会社やスタッフ側としても助かる面もあったのかと改めて利便性の高さを感じた。また専用のタブレットを用意する姿勢も好ましい。
なお外国人のスタッフとしての重要性は高まってるそうで、今年入社の新卒100名のうち約30名が外国人とのこと。
特定技能制度は1号が飲食の調理・接客・店舗管理などが可能で5年まで可能。 実務経験&試験により2号へ昇格すると上限撤廃の上、家族も帯同できるそうだ。
また永住権の要件も満たせる可能性がるなど、より日本に根付いての労働が可能となるらしい。既に2号を取得し外国人店長となってる人材もいるとのこと。今後もっと増えるのかも知れない。高い質を担保してくれるのであれば国籍など関係なく大歓迎である。
次の課題は女性従業員だそうで、元々は2割程度だったのが現在では45%まで増えたとのこと。女性店長は現時点は6%だそうで4年後には女性管理職を10%以上にする目標とのこと。
それは素晴らしい目標だと思うが(不幸な現場を生み出さないためにも)くれぐれも「やる気は当然のこと、人望および能力がある人材」に限定して頂きたいと心から願う次第である。
それにしても日頃からお世話になってるから分かるが、あの低単価の商品群で良くそれだけ利益を上げられるなと驚くばかりだ。
売上や利益を伸ばしてる取り組みについては↓の記事に記載されてるので気になる方はチェックして頂ければと思う。
・「男性客が中華そばを食べている店」から一変
https://president.jp/articles/-/99577
↑に記載されてるがラーメンもスープや麺をリニューアルし小麦の香りや魚介類の旨味をより感じられるよう改善したとのこと。「あれ?こんなに麺ってプルモチ食感で美味しかったっけ?」と思ってたが気のせいでは無かったようだ。嬉しい改良である。
飲食の基本である「美味しい」「清潔」を中心に進める姿勢だけで今後も安泰だろうが、従業員に対しても真摯な姿勢を続ける同社を応援すると共に今後もお世話になろうと改めて感じた今日この頃だ。
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ちょっと何言ってるか分からない?安心しろ。私もそう思う。
頼んだメニューはこちら。
・ピリ辛豚骨つけ麺
ピリ辛豚骨つけ麺
最近のお気に入りで何度も注文してしまう。つけ麺なので飲みながらチビチビ食べても伸びづらいのが嬉しい。旨い。
総じて満足。スープがピリ辛なのでツマミになるのも良しである(笑)気になる方はチェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。




