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大食い インタビュー

この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。

今日は何を飲もうかな。

うん。今日は日本酒にしよう。


上野駅から南側のアメ横沿いに御徒町方向に向かって徒歩3分。

呑める魚屋 ○草だ。


約2ヶ月ぶりの訪問。テーブルのレイアウトが大幅に変更されてて驚いた。

早速乾杯!(終わりの始まり)


挿絵(By みてみん)


町田酒造(まちだしゅぞう) 純米吟醸。群馬県 町田酒造のお酒

久しぶりに飲んだが安定の旨さ。やはり好みの香り&味と感じる。


***

元フードファイターのロシアン佐藤にインタビューしてる記事があった。


※参考。1食で8kg、胃袋は筋肉痛に…過酷すぎる職業

https://studio.persol-group.co.jp/theater/250813-1


どうやらフードファイターは会社員との兼業だったとのこと。IT企業のシステムエンジニアをしながらテレビ出演や世界大会にも参加してたと言うことに驚いたが会社公認だったということなのだろう。私と同じSE出身とは思わなかった。。


そんな彼女は学生時代から1食6kgほどを普通に食べてたとのこと。やはりフードファイターになる方々はデビューする前から大食いの片鱗があったということだろう。私も学生時代に部活をしてた頃はカレーでご飯3合を食べたことがあるが、多めに計算しても1kgちょいだ。筋トレや運動で腹ペコ状態の、しかも学生時代の上限がそれだったのだ。比較対象にもならないだろう。


※参考。炊飯後の重さはお米1合で300~350g

https://www.tiger-corporation.com/ja/jpn/feature/rice-cooker/takitate50/16/#:~:text=%E7%82%8A%E3%81%8D%E3%81%82%E3%81%8C%E3%82%8A%E3%81%AE,%E3%81%98%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82


記事で初めて知ったのだが1食で8kg食べて胃袋をグイグイ伸ばすとお腹周りが筋肉痛になるそうだ。大食いは満腹中枢をぶっ壊すのと痛みに耐えることが重要。と聞いたことはあるがまさか筋肉痛にもなるとは思わなかった。。改めて極一部の選ばれし人々にしか実施出来ない過酷な競技なのだなと感じる。


大食い大会で一番過酷だったのがちゃんこ鍋だそうで、食道が全部ヤケドしたとのこと。飲み込むのも地獄だったそうだ。何だそれは。完全に企画運営側に起因する業務上過失致死傷罪ではないか。


※参考。(故意でなくても)人を傷害した場合、業務上過失傷害罪となる

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A5%AD%E5%8B%99%E4%B8%8A%E9%81%8E%E5%A4%B1%E8%87%B4%E6%AD%BB%E5%82%B7%E7%BD%AA#%E6%A5%AD%E5%8B%99%E4%B8%8A%E3%81%AE%E9%81%8E%E5%A4%B1


現在は後遺症なども無いようなのでその点は良かったが、企画段階で激熱料理は体への負担および火傷などのリスクが高いと誰も指摘しなかったのだろうか?昨今のネットでの炎上関連もそうだが、視聴率(視聴回数)至上主義となると倫理観無視&法に触れるレベルで何でもする風潮を感じるし、権力の有無関係なく人間は簡単に暴走するのだなとも感じる。自戒する次第だ。


流石に企画運営側も反省したのかそれ以降の大食い大会では激熱メニューが出なくなったとのこと。うん。君たち訴訟されたら100パー負けることをしたのだからね。火傷を負った参加者全員に謝罪&誠意を見せないと。え?誠意とは?やだなぁ言わなくても分かるでしょ。←悪い笑顔


そんな彼女は2016年に開催された「大食い世界一決定戦」に日本代表&リーダーとして参加。彼女史上最高の勝負で気持ちを一番作り臨んだ試合だったとのこと。結果的に負けたが全部を込めて食べたそうだ。


その大会で完全燃焼したからか、それ以降は驚くほど「勝ちたい」気持ちが沸いて来なくなり「美味しいから食べたい&勝てたら更に次の美味しいものが食べられるから勝ちたい」というモチベーションが消失。大会は「勝ちたい人」のためだと考えてるので「美味しく食べたいだけ」の自分は出るべきではないのでは?とのモヤモヤが募った結果、競技からの引退宣言をしたそうだ。


彼女の動画はたまに見ていたが引退の経緯は知らなかったので「未だに大食いしてるのに何故引退したのだろう?出来るのに引退するのは勿体ない。。」と思ってただけに理由を知れて良かった。


2016年には前職の上司と一緒に起業。それまで彼女の趣味としてやっていたユーチューブを「会社の事業として」大食いを仕事にしたそうだ。個人的には大会に参加せずとも大食いを見せてくれるのは私得なので大歓迎である(笑)


しかし会社で9時から働き21時に帰宅後10人前の料理を作り完食するまでの動画を夜中の2時まで撮影する日もあるそうだ。それはいくらなんでも過酷すぎるし働きすぎではなかろうか?(料理を作り食べてるだけと言われればその通りだが)


しかしながら本人はやめたいと思ったことは一度も無いとのこと。

何気ない食の幸せを届けられるのが凄く嬉しいとのことなので向いてるのだろう。


確かに派手な企画ではなく割と淡々とした動画が多いので続けられるという側面もあるのだろう。私もただひたすら料理したり延々と食べる動画を見ながら酒を飲むのが趣味なので案外世の中には同士が多いのかも知れない。まぁそのような同士と繋がろうとは特に思わないが(笑)


なお彼女の動画で私が好きなのは誰かとコラボしてる企画だ。明るく気配り上手で喋りも面白いので飽きずに延々と観てしまう。


その中でもお気に入りは↓コチラの動画だ。


※参考。20kg超。大食いレジェンド集めて鍋パしたら最高にゆるかった。

https://www.youtube.com/watch?v=_xscCQWk_d4


元も含めた大食いファイターを自宅に呼んで鍋パーティーをするだけ。という単純極まりない企画なのだが、大食いであることを除くと普通にまったりとした仲間内による自宅パーティーなので自分も参加してるような気分となり楽しいのだ。


参加者全員、結構話が面白いし誰かしら喋っており話が止まることが無いので動画としても見応えがあり楽しめるのが良い。全員テレビ出演経験者だからか基本的に明るく雰囲気も良いのでこちらまで心が洗われる気分である。


そんなロシアン佐藤も創業期は「ちゃんとしなければ」と虚勢を張ってたそうだが潰れそうになった際に「自分はカリスマではない。等身大のまま出来ることをやろう」と決意したとのこと。


無理せず元気な姿をこれからも見せて欲しい今日この頃だ。

***


ちょっと何言ってるか分からない?安心しろ。私もそう思う。

頼んだメニューはこちら。


・ほや

・肝なめろう

・刺盛り


挿絵(By みてみん)


ほや

うーん。少し生臭さを感じるがそれでも旨い。


挿絵(By みてみん)


肝なめろう

安定の旨さ。永遠にチビチビ行けてしまう。日本酒との相性も抜群。


挿絵(By みてみん)


刺盛り

真ん中の右から反時計回りに

インドマグロ、ヒラマサ、ヨコシマサワラ、マダイ、ヘダイ


全てが新鮮プリプリで旨い。流石鮮魚店と改めて感心する。


挿絵(By みてみん)


月山(がっさん) 純米。島根県 吉田酒造のお酒

こちらも旨い。飲み比べると町田酒造の方が好み。


挿絵(By みてみん)


栄光冨士(えいこうふじ) サバイバル 純米大吟醸無濾過生原酒。山形県 冨士酒造のお酒

こちらは初めて。毎回思うが栄光冨士の独特なネーミングセンスに笑ってしまう。香り味ともに間違いない美味さ。


挿絵(By みてみん)


信濃鶴(しなのつる) 純米吟醸 無濾過生酒。長野県 酒造長生社のお酒

以前は大ファンだったが他にも旨い酒を散々飲んできたのでリアクションが普通になってしまった(笑)いや普通に旨いのだが。


総じて大満足。流石に昨今の猛暑のせいか割と空いてるのが印象的だった。気温が丁度良い季節だと大行列が出来る超人気店なので逆に狙い目かも知れない。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!


ごちそうさまでした。

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