北海道 国鉄全路線制覇RTA
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は格安チェーン店にしよう。
○高屋だ。
2軒目なので軽く済まそうということで訪問。早速乾杯!(終わりの始まり)
ホッピーセット
安定の旨さ。
***
皆さまゲームのRTAというのはご存知だろうか。
「リアルタイムアタック」の略で、ゲーム内時間ではなく実際のプレイ時間で計測する遊び方のひとつだ。
※参考。RTA。
https://ja.wikipedia.org/wiki/RTA
日本だとRTA in Japanが有名で色々な動画がアップされてるので興味がある方はチェックして欲しい。
バグだろうが縛りゼロで最速を目指す競技もあるし、バグ利用NGで純粋に正規の範囲内で最速を目指す競技など色々あるようだ。
私はゼルダのブレワイおよびティアキンが好きなのでたまにRTAも見るのだが、何度見ても「ちょっとどころか何をどうやったらそのような挙動になるのか全く分からない(笑)」のだ
そのような競技に参加する面々はバグ技を軽々と再現するので「そんな簡単に出来るなら試してみよう」とチャレンジしたことがあるのだが、不器用な私は50回に1回成功するか否かというレベルだったので早々に諦めたのは言うまでもない。
また彼らは最短ルートを熟知してるだけでなく、様々な知識や実力がとんでもないレベルなので、ド素人な私は口が開いたまま唖然と眺めることしか出来ない。画面を見てるだけでは何をやってるか本当に分からないので解説が同時進行で流れるのだが、こちらもあらかじめ台本を全て用意してたの?と驚くレベルに詳しいのだ。
ゲームの世界にも向き不向きがあるのだなと感じた。
そんな感じでたまにRTA動画は観てたのだが、「昭和58年に実在した北海道の国鉄路線に乗り続ける」というゲームもRTA挑戦者がいたようだ。
※参考。「北海道4000km」路線乗り継いだRTA走者。
https://shueisha.online/articles/-/254717
※参考。2021年に行われた路線制覇RTA。
https://www.youtube.com/watch?v=1e4kHjhEl-c
そんなゲームがあるの?と驚くと同時にどうやってRTAするの?と思った。
どうやら当時北海道に存在してた国鉄全路線の踏破を目的としてるゲームのようで列車に乗るだけでなく駅ごとに記念写真を撮ったりスタンプラリーなどのミッションを達成することで軍資金を稼ぎながら路線踏破を目指すとのこと。
健康度・満腹度・衛生度などのパラメータもあるので、軍資金は乗車賃だけでなく食事や宿泊用にも稼ぐ必要があるらしい。
お金が尽きて無賃乗車となった場合やパラメータがゼロになるとゲームオーバーとなるそうなので、限られた予算でいかに効率よく北海道の全路線を制覇するか?がカギとなるらしい。現実の旅行と変わらない設定にしてるのだなと関心する。
このゲームの凄いところは当時の実際の時刻表を元に列車が動くため、何時にどの列車でどちらに向かいどのように乗り換えるか?を考える必要があるとのこと。
何だそれは。西村京太郎のトラベルミステリーの世界ではないか(笑)
RTAに挑戦した方は「どのルートが最速なのか考えるのが楽しい」らしくRTAに費やす時間の9割は時刻表とにらめっこしてるとのこと。時刻表に全く興味無い人間からすると狂気の沙汰としか言いようがない。←褒め言葉
そう言えば出張先に時刻表を読むのが趣味の人がいたなと思い出した。
その人は時刻ではなく線が引かれた列車ダイヤグラム(運行表)が一番好きだそうで、どれだけ凄いのか熱く語っていた。若干引きながら聞いたのは秘密だ(笑)
※参考。列車ダイヤグラム(列車運行図表)に魅了されて。
https://www.fbijobs.jp/fbijobs/train_dia1
一般人が上記を見たところでハテナマークしか浮かばないだろう。しかし彼のような鉄オタには「時刻表より余程分かりやすい」と興奮するようだ。
例えば各駅停車がどこで急行などの速い後続車に抜かされるかは時刻表だと分かりづらいがダイヤグラムであればパッと見で分かるとのこと。はぁ。左様でございますか。。←興味ないので早く話題を変えたい
そう考えると西村京太郎はダイヤグラムを元にミステリーを作り上げていたのかも知れない。一時期ハマってた小説の裏側を知れた気分になり少し嬉しい(笑)
そんな冒頭の挑戦者はゲームだけでなく現実世界でもRTAに挑戦したとのこと。
ただ廃線も多いので全部ゲーム通りには行かなかったそうだが、それでも2000kmはあったそうだ。まさに乗り鉄と言えるだろう。
7日間で全路線乗りきったと聞くから驚きだが、やはり現実はゲームと違うそうで「電車が鹿を轢いて遅延」「寝坊して乗り遅れる」などのタイムロスが発生。宿に着くのが0時で6時に起床してすぐ始発に乗車。という旅程だったらしいので仕方ないだろう。
むしろよく1週間もそのような行程を続けられたなと体力・行動力・精神力に感服してしまう。絶対に真似はしたくないが(笑)
そう言えば出張時に一緒に働いてた人の旦那さんも乗り鉄だったそうで、出雲大社を訪問した際は岡山駅から片道3時間ほど山の中を揺られて到着。列車に乗ること自体が目的だったので1時間も滞在せず帰路に着いたそうだ(笑)小さなお子さんも鉄道好きなのでぐずることも無く問題なかったそうだが鉄道に興味がない奥さんには地獄の道程だったことだろう。お疲れ様でしたとしか言いようが無かったのは言うまでもない。
上記挑戦者に限らずRTAに参加してる面々はまさに「好きこそ物の上手なれ」の典型例と言えるだろう。
私はゲーム苦手だし上手な人のプレイ動画を観てる方が楽しいのでRTAに限らず上手なプレイヤーの皆さまにはこれからも楽しいプレイ動画を披露頂けると嬉しい今日この頃だ。
***
ちょっと何言ってるか分からない?安心しろ。私もそう思う。
頼んだメニューはこちら。
・秘伝の辛味噌ラーメン
秘伝の辛味噌ラーメン
こちらも間違いない旨さ。ピリ辛さが食欲を刺激してくれるのも嬉しい。
総じて満足。この日は1軒目で飲み過ぎたので中をお代わりせず切り上げたが、酒を注文せず〆ラーメンだけで切り上げても良いなと感じた。気になる方はチェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。