漢字の音読み 中国語の発音と似てる?
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日はいつもの格安立ち飲みにしよう。
JR御徒町駅から北西に向かって徒歩2分。
やきとん まる○だ。
前回訪問時に生大1杯無料に加え缶バッジまで頂いてしまったのでその分貢献しようと思い再訪。早速乾杯!(終わりの始まり)
いつ飲んでもビールは旨い。
***
中国人が「漢字の音読みと中国語の発音は似てるか?」検証してる動画があった。
※参考。母国語じゃないのに日本語がペラペラなの凄いと思う。
https://www.youtube.com/watch?v=wbRMKBHpT0Y
どうやら日本語の漢字の音読みは4種類あるそうだ。
・呉音(ごおん)
⇒遣隋使らによって漢音が持ち込まれる以前から日本に定着していた漢字音。仏教用語や律令用語でよく使われ現在まで残ってるとのこと。
・漢音(かんおん)
⇒留学僧や遣唐使が持ち帰った唐代における長安付近の発音に由来する音。日本語の音読みとしては一番メジャーらしい。
・唐音(とうおん)
⇒平安時代半ばから江戸時代に輸入された音。数が少ない上、最も使われず聞き馴染みが薄い音読み。
慣用音(かんようおん)
⇒間違って定着したものや発音しやすく言い換えられたものなど。
例として「明」の場合、音読みは以下の通り。
呉音:みょう
漢音:めい
唐音:みん
呉音と漢音はよく使うけど「みん?」中国の時代を指す以外にそんな音読みする使い方は明朝体くらいしか思い浮かばないが。。と思ったらその通りのようだ。
※参考。色々便利なページがあるのだなと改めて思う。
https://www.kanjipedia.jp/kanji/0006677500
「明」に関しては中国語の発音としては唐音が近いそうだ。
その後も色々な漢字で検証してたが、結論としては「日本語の音読みと現代中国で使われてる中国語の発音はほぼ似ていない」という検証結果となっていた。(最も音読みと中国語の発音が近い漢字は「明」だった)
中国でも時代が違えば発音が異なるらしい。日本も過去にタイムスリップしたら言葉が通じないと思っていたが中国も同様のようだ。
なお漢文は現代中国から見たら日本の古文に該当するそうで、大半の中国人は拒否反応を示すし勉強しないと読めない&理解できないとのこと。まぁそこは日本も同じだから国が違っても時代が離れるほど知識が必要になるということなのだろう。
上記動画で一番驚いたのは日本語の数字の音読み。ほぼ「呉音」だそうだ。
(九だけ漢音)
イチ、ニ、サン、シ、ゴ、ロク、シチ、ハチ、キュウ、ジュウ
※九九(クク)の発音は呉音
※参考。まさか小学1年生で習う漢字ですら呉音が使われてるとは。。
https://ja.wiktionary.org/wiki/%E4%B8%80#%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E
でもそうか。数字は大昔から使われてたことは間違いないし、どの時代でも必須だから大昔の発音がそのまま現代まで残ったということか。少なくとも大昔の人間と数字だけは意思疎通が出来るということだ。これでタイムスリップしても大丈夫!
「いま何年ですか?」「慶雲二年だよ」「・・・はい?」←今が何時代で西暦何年に該当するか分からず絶望顔
数字の発音など音読みか訓読みかなど意識したこともないが思い返せば「ひぃふぅみぃよぉ」と発音するケースもあるなと思った。全部でよっつなども普通に使ってるなと改めて発見する思いだ。
日本語が難しいというのはこのように音読み訓読み更にくっつく漢字により異なる読み方が混在するからなのだろう。例えば以下の短い文章だけで「4」に関して4種類もの発音が出現するワケだ。それは混乱しても仕方ない(笑)
4月4日、4人に4個ずつ配った。
上記は小学生でも読める漢字だが日本語学習者には難しいのだろう。
英語で言えば「a」なのか「the」なのか。発音も「ザ」なのか「ズィ」なのか。「for」なのか「of」なのかなど、英語を母語話者とする方であれば息をするように使い分けるような簡単なことですら混乱する私からすると「日本語が通じない海外で接客業をするなんて難易度高すぎる」としか言いようがない。
片言な日本語ながらも接客業をしてる外国人は本当によく頑張ってると思う。
ちなみに慣用音の例で言うと「茶」は「チャ」と発音するがコレは実は中国語由来の発音では無いそうだ。(現代の中国語も「チャ」と発音するのが面白い)
呉音:ジャ
漢音:タ
唐音:サ
慣用音:チャ
※参考。「茶」は唐音が現代でも使われてる稀有な漢字。
https://ja.wiktionary.org/wiki/%E8%8C%B6#%E6%95%99%E8%82%B2%E6%BC%A2%E5%AD%97_(%E7%AC%AC2%E5%AD%A6%E5%B9%B4)
慣用音チャ:お茶、緑茶、麦茶、紅茶、烏龍茶、茶碗、茶化す、お茶目
唐音サ:喫茶店、茶道、日常茶飯事
などだろうか。世の中にはまだまだ知らないことが多いのだなと改めて感じた。
発音が歴史とも結び付いてることに浪漫を感じた今日この頃だ。
***
ちょっと何言ってるか分からない?安心しろ。私もそう思う。
頼んだメニューはこちら。
・ホルモン野菜炒め
・厚切りベーコン
・フランクフルト
・純レバ
ホルモン野菜炒め
もっと中華料理っぽいのを期待したが以前注文した豚キムチと同様、煮物のようなベチャっとした感じ。うーん。コレも正直イマイチ。。
純レバ
間違いない旨さ。
フランクフルト
肉汁がジューシー、皮もパリパリで香ばしく旨い。
厚切りベーコン
皮はパリッとしてるのに身は柔らかくて旨い。
水府自慢(すいふじまん) 特別本醸造生酒。茨城県 明利酒類のお酒
いつもながら安定の香りと旨さ。
総じて大満足。まだ在庫があるとのことで3個目の缶バッジを頂いてしまった。流石にもう結構ですと思ったが固辞するのも申し訳ないと思い頂いたので友人にでもあげようと思う。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。