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墨汁の付いた服 天才的なアイデアでリカバリ

この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。

今日は何を飲もうかな。

うん。今日は格安チェーン店にしよう。


○高屋だ。


2軒目だし久しぶりに五目あんかけを食べたいということで訪問。

早速乾杯!(終わりの始まり)


挿絵(By みてみん)


ホッピーセット

安定の旨さ。


***

墨汁(ぼくじゅう)を付けてしまった服を天才的なアイデアでリカバリする記事を見かけた。


ある日小学3年生の次男くんが学校の習字の授業でズボンに墨汁のシミを付けてしまったとのこと。まぁよくある光景だろう。


落ちるかな?と思いつつ洗剤に浸け置きして(こす)ってみたが落ちなかったらしい。 なので投稿主はシミを活かしてイラストを描くことに。


満を持して完成したのはまっくろくろすけ(笑)


※参考。普通なら汚れを落とそうと頑張り諦めるところだろう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e28feaaeb6e5b39592a4356db3ecc6a85306a2f1


※参考。ご本人の投稿(お子さんの墨汁汚れリカバリ)

https://x.com/SAKIDIY1/status/1942931383644766466


※参考。ご本人の投稿(お子さんの壁の落書きリカバリ)

https://x.com/SAKIDIY1/status/1943181067445469555


アイデアと言いリカバリ後のデザインと言いプロ顔負けだと思ったところイラストや漫画を本業とする方だったようだ。なるほど。本職なら綺麗にリカバリ出来るだろうなと思いつつセンスの良さに脱帽である。


そもそも(すみ)は超長期間残ることで有名な素材だ。


何せ墨による文字で最古のものは千年以上前というから驚きである。世界中で発掘されている木簡などに残ってる文字も含めれば相当昔に書いた文字も未だに残ってると言えるだろう。(具体的な年月が分からないほど古い)


※参考。「墨で書かれた文字は千年残る」浪漫が溢れてたまらない

https://kinkoen.shop/?mode=f1


※参考。最も古い和紙は1320年以上前。保存状態も良かったのだろう。

https://washi.co.jp/news/3049/


悠久(ゆうきゅう)時代(とき)を超え現代に当時の筆跡を残す筆文字に浪漫を感じる。


そう言えば「とめはねっ!鈴里高校書道部」という漫画で、お手本となる書は文字の形だけでなく書き順や筆運びも含め、その文字を残した当時の人(確か「かな文字」だったので平安時代の人という意味で平安人と言っていた)の筆跡をそのまま真似ることになる。現代まで残るタイムカプセルという表現に感銘を受けたことを思い出す。


なるほど。言われてみれば書道の先生がこう書くのですよと目の前でお手本を書くのを見て学ぶように、約千年前に生活してた人々の筆跡をなぞるということは実質世代(とき)を超え直接学んでると言っても過言ではないのか。それは胸熱な展開だ。


なお墨の主成分である炭素粒子は水に溶けず分離するため水との仲介役としてゼラチン状の(にかわ)が必要とのこと。(すす)を固めるにも水に溶かすにも膠が必要なのかと改めて勉強になる次第だ。


※参考。知らないことが多いなと改めて感じる。

https://shoyu-net.jp/?mode=f46


千年も安定して後世に残すことが出来るほどの強力な性質を持ってる墨。

服に付いたら落ちなくても仕方ないと言えるだろう。


墨が付いた落ちないと嘆くのではなく、投稿主のように視点を変え楽しくリカバリする遊び心や柔軟性・発想力を持ちたい今日この頃だ。

***


ちょっと何言ってるか分からない?安心しろ。私もそう思う。

頼んだメニューはこちら。


・五目あんかけラーメン


挿絵(By みてみん)


五目あんかけラーメン

久しぶりに食べたが旨い。あんかけ系は大体外れが少なくて旨いのと、肉と野菜が多いのでチビチビとお酒のつまみになるのも嬉しい。


総じて満足。チェーン店なので1品だけの注文でも気兼ねしなくて良いのも嬉しい。気になる方はチェックして欲しい。また来ます!


ごちそうさまでした。

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