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大工の職人技に 見惚れる

この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。

今日は何を飲もうかな。

うん。今日は格安立ち飲みにしよう。


ほていち○んだ。


ほたるいかの沖漬けが食べたくなったので訪問。早速乾杯!(終わりの始まり)


挿絵(By みてみん)


夏バテ気味の身体に染み渡る。旨い。


***

皆さまは大工(だいく)さんの仕事現場を見たことがあるだろうか。私は動画で初めて見た。


大工歴52年の現役大工が「大工の(しょう)やん」というチャンネルで色々公開してるのだが、本当に職人技というものは凄いものだなと感心させられる。


※参考。基礎から完成まで観ることが出来るなんて贅沢極まりない。。

https://www.youtube.com/watch?v=KTFfYS2vNgU


当然プロだし大工歴も長いので器用なのは当たり前なのだろうが、ノミの使い方と言いノコギリの正確さと言いトンカチの適度な強さや角度など、ただ大工作業してるだけなのに魅入ってしまう。


飲みながら観るのに丁度良い動画が多いので気になる方はチェックして欲しい。

そう言えば幼い頃は大工さんになりたいと言っていたことを思い出した。


昔から蕎麦、それも〆の蕎麦湯が好きという変わり者(笑)だったのだが、将来の夢を聞かれた時に「ボクお蕎麦屋さんになる!・・・あ、だけど蕎麦屋さんを建てないとダメだよね。ボク大工さんになる!」と公言していた。端的にアホである。


一見筋が通ってるように見えるが坊主。おそらく大工で生涯を終えることになるが本望か?という話だし、建物自体は本職に依頼して建てて貰えば良いという発想が無い辺り子供だなと我ながら感じる。


そんな夢を持っていたことも忘れた頃、小学校か中学校か忘れたが木の皿に彫刻刀で彫り物をしてニスで塗るという授業があった。


動物をモチーフにすればデザインなどは自由ということだったので、私はカラスが欠伸(あくび)をしてる滑稽な姿をモチーフにすることに。今思い返しても何故そのような題材にしたのか全く思い出せない(笑)授業がつまらなくて眠たい気持ちでも表現したかったのだろうか?


下絵を描き早速彫り進める。浮き彫り形式にしたかったのでカラスの周囲を深めに彫り進めるのだが皿が結構堅くて思いの外疲れる。。


結局3分の1ほど彫り進めたところで「もう止めた!やってられん」と匙を投げ、それ以降は輪郭だけ彫ることに。3分の1が立体的で残り3分の2が平面という体たらく。明らかに「お前ココで飽きただろ?」という出来映えとなったしその指摘は完全に正しい。私には物作りは向いてないのだなと改めて感じた出来事だった。


そんな私でもノコギリを使ったことも釘を打ったこともノミを使ったこともある。


ノミは授業の一環で使用しただけなので大工さんのような本格的なものでは無いがド素人が使うとあんな綺麗に削ることなど出来ないことを知ってるからこそ職人技の凄さをより感じられるのかも知れない。本職の凄さを知るには一度経験すれば分かるというヤツだろうか?個人的には町中華の料理人が凄いと感じる。


しかし今どき大工さんが1から加工&組み上げる一軒家を注文する施主は少数派ではなかろうか。分譲マンションも視野に入るだろうし、大工さんが1から組み上げる家は価格も跳ね上がるだろうから注文数も激減してるのでは?と思う。また有名なメーカーで注文した場合、建売ではなく注文住宅にしたとしてもあらかじめ工場で作られた部品を組み立てるケースが多いように感じる。


そもそも最近では大工さんの数も減ってるのでは?と思ったところその通りで右肩下がりのようだ。4割以上が60歳以上だそうから今後ますます減少するのは避けられないだろう。


※参考。それでもまだ約30万人いるのかと驚く。

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001581926.pdf


貴重な文化が失われるのは哀しい限りだがこれも時代の流れというものだろう。


動画として後世に残すだけでも価値があると思うので大工の正やんにはこれからも身体に気を付けつつ楽しい動画をアップ頂きたい今日この頃だ。

***


ちょっと何言ってるか分からない?安心しろ。私もそう思う。

頼んだメニューはこちら。


・ほたるいかの沖漬け

・鉄板ヒレかつ煮

・わさび菜サラダ

・鉄板ニンニクバター


挿絵(By みてみん)


ほたるいかの沖漬け

うん。コレコレという味。何故か北海道ではほとんど見掛けることが無かったのでレギュラーメニューに載せられてるのが嬉しい。旨い。


挿絵(By みてみん)


鉄板ヒレかつ煮

外は蒸し暑いが店内はクーラーがガンガンに効いてるしビールで心身ともに落ち着いたので久しぶりにガッツリ系を注文。要するにかつ丼のアタマというヤツだ。


ヒレなので肉自体はあっさりしてるが、衣と煮汁にしっかり味付けされてるし玉子とじが丁度良いマイルドさとなり箸が止まらない。甘めな味付けだが旨い。


挿絵(By みてみん)


わさび菜サラダ

ヒレかつ煮がくどかった場合の保険用に注文したが割とあっさり食べられたので、いつも通り単体で食べることに。こちらもごま油がベストマッチで旨い。


挿絵(By みてみん)


鉄板ニンニクバター

久しぶりに注文したが大きめな粒がゴロゴロ入っており驚いた。仕入先でも変えたのだろうか?バターの良い香りも相まってホクホクで旨い。


総じて大満足。滞在時間が短いおかげか立ち飲みでも全く気にならないのも良いところだろう。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!


ごちそうさまでした。

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