将棋AIは 何故?には答えてくれない
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日はいつもの格安立ち飲みにしよう。
JR御徒町駅から北西に向かって徒歩2分。
やきとん まる○だ。
こちらも定期的に通いたくなるお店のひとつ。早速乾杯!(終わりの始まり)
クラシックラガーも旨い。
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将棋の渡辺明九段が4ヶ月ぶりの復帰戦で勝利したそうだ。
※参考。相手も相当強いのに82手で勝つとかさすが元名人と感じさせる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/60110ea3cf0965f7e25e3db04717de1ba488f238
何故休業してたかと言うと趣味のフットサルでヒザを怪我したことが原因だ。
趣味で本業を休業するなど相当だと思うが、手術+入院+リハビリが必要なほどの怪我なので仕方ないと言えるだろう。
元奥様の漫画「将棋の渡辺くん」で解説されてた内容によると胸トラップしようとジャンプし着地した際に左ヒザが前十字靱帯断裂となったそうだ。想像するだけで悶絶レベルの痛みに冷や汗が止まらない。
どうも長年してた正座のせいで元々7割くらい切れてたらしく、その上筋力不足+加齢が積み重なってたところへフットサルがトドメを刺したようだ。頭脳労働だからある程度は仕方ないとは言え、適度な筋肉は付けた方が良いですよとアドバイスしたい気持ちに駆られる。。
なお正座の影響で半月板も損傷してるそうだ。まるでアスリートのようなヒザだが彼は将棋盤の前から一歩も動かない棋士である(笑)動かない職種でも状況次第で深刻なダメージを負うのだなと勉強になる次第だ。
手術前に両足とも筋力テストをしたそうだが怪我をしてない方の右足も40代男性平均の3分の1だったらしい。リハビリ後は筋トレやジョギングなどトレーニングを日課にしてるそうだが「元々しておけば・・・」と、たらればの後悔ばかりしてるそうなので皆さまも気を付けて頂ければと思う。(自戒含む)
※参考。現役著名人の投稿が気軽に見れる時代とか改めて凄いと感じる。
https://x.com/watanabe_1984/status/1888930972646912136
昨年12月下旬に手術→術後3日目からリハビリ開始。2週間で退院し10ヶ月掛けて完治させるスケジュールだそうだ。まだリハビリ途中ということだろう。
なので退院後の対局では足の痛みに耐えられず最後まで指せそうにないので投了。といった前代未聞の対局もあったそうで、痛みでまともに対局できないと休業したそうだ。
彼ほどのトップ棋士が休業するなど将棋界の損失とも言える事態だが、心身の健康が第一なので完治するまで無理ない範囲で過ごして頂ければと思う。
そんな彼は2020~2022年度まで名人だったのだが、コロナ期間中にいくつか出演してた動画サイトの中で、彼自身が考えてる研究や作戦を惜しげもなく披露してくれた動画があり、勉強になるだけでなく話も面白いので何回も視聴し直したのは記憶に新しい。
※参考。渡辺明名人の将棋講座【現代トップ棋士の研究とは】
https://www.youtube.com/watch?v=kO_NB9AaYEI
※参考。渡辺明名人の【作戦術】
https://www.youtube.com/watch?v=ax7scP3I4ic
そもそも(当時の)現役名人による将棋講座である。
有料級それもプレミアが付くレベルと言っても過言では無いだろう。
そんなファン垂涎モノの動画だが、そこで語られていたのは「現在の将棋AIは『何故?』の問いには答えてくれず評価値だけ出される」「ゆえに『何故その手が良いのか?』は自分で考える必要がある。それが研究」ということだった。
実際の盤面で解説してくれてるのだが、AIが良い評価値を出してくれた手筋が「なぜ良いのか?」を知るためには相当先まで読む必要があるのだなと勉強になると同時に恐ろしさも感じた。
何せ1手に対する応手など山ほどあるのだ。
手数が進むほど変化が多く複雑となるのは自明だろう。
それを短時間で導き出すAIも凄いし、その手が何故良いかを研究で読み解く棋士も流石だと感じさせる。
同じAIで一括りにされるが、巷で話題にされる汎用的なAIと異なり将棋AIは将棋に特化してるのでより性能を上げやすいのだと思う。
今や研究にAIを利用しない棋士は勝てない。とまで言われてるそうだ。
近未来が到来したものだと感慨深さすら感じる。
なおこれだけAIを活用してる彼ですら自分の将棋をアナログと称しており、AI研究を基に戦う将棋を現代将棋と表現してるようだ。
具体的には自分の将棋を確立する前からAIに触れてる藤井聡太七冠や伊藤匠叡王などが絵に描いたような現代将棋とのこと。将棋界のデジタルネイティブ世代ということだろう。藤井聡太レベルはなかなか難しいと思うが、今後も現代将棋で実力を上げた人材が増えると思うと今から楽しみである。
棋士がAIに勝てなくなったと言われ久しいが、では棋士の対局に価値が無くなったかと言うとそんなことは無いと断言できる。何故ならば人間はAIと異なり数億手先まで読めるワケではないしトップ棋士でも間違うからだ。
実際、永瀬拓矢王座と藤井聡太が対局した王座戦第4局では、それまで永瀬が勝勢だったにも関わらず1手ミスっただけで評価値と共に局面も逆転。ミスに気付いた永瀬が頭を掻き毟る姿を見せたことは記憶に新しい。
※参考。史上初の八冠達成となった瞬間であることも併せて考えると感慨深い。
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202310110001674.html
まさにAIでは味わえない人間ドラマと言えるだろう。彼らは昔からライバルかつ研究仲間でもあったそうなので今後もお互い研鑽を積んで頂ければと思う。
昨今AIは万能のような言説をそこかしこで見掛けるが、あくまでAIは選択肢を示してるだけであり、それの良し悪しを判断・決断するのは人間にあることを心に刻んで頂きたい今日この頃だ。(自戒含む)
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ちょっと何言ってるか分からない?安心しろ。私もそう思う。
頼んだメニューはこちら。
・大根そぼろ煮
・鶏とキノコのバター炒め
・純レバ
・野菜串(たくわん)
・黒カシラ
・冷製担々しらたき
・菜の花とスナップエンドウのお浸し
・チョリソー
(奥)大根そぼろ煮
あっさりしてるがしっかり味付けされており旨い。
(手前)鶏とキノコのバター炒め
バターの風味が鶏およびキノコとよく絡んで旨い。
(奥)純レバ
間違いない旨さ。
(手前)野菜串(たくわん)
こちらもチビチビつまめて旨い。
生ビール メガジョッキ
ちびちびコップで飲むのが面倒になったのでメガジョッキを注文(笑)うん旨い。
黒カシラ
こちらも間違いない旨さ。いつもより固めなのは焼き加減か素材の問題かは不明。
冷製担々しらたき
珍しい組み合わせだが担々スープとしらたきがベストマッチで旨い。
菜の花とスナップエンドウのお浸し
菜の花はともかくスナップエンドウは珍しいと思ったがどちらも旨い。
チョリソー
ピリ辛具合とサイズが丁度良い。旨い。
水府自慢(すいふじまん) 特別本醸造生酒。茨城県 明利酒類のお酒
定番の逸品。スッキリかつ米の旨味と風味が鼻の奥に抜けて旨い。
〆はいつものひむろ 味噌ラーメン
ネギ、もやし、わかめトッピング
安定の旨さ。下手な店に行くくらいならこちらに来れば良いのに。。と思う。
総じて大満足。この日は珍しくそこまで大混雑では無かったが相変わらず料理は旨いし居心地が良いので再訪したくなる良店だと改めて感じた。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。




