サポートセンターの質は 人によりまちまち
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日はいつもの格安立ち飲みにしよう。
JR御徒町駅から北西に向かって徒歩2分。
やきとん まる○だ。
いつもの安心安定なお店というヤツだ。早速乾杯!(終わりの始まり)
生ビールメガジョッキ
最近蒸し暑い日々が続くので冷えたビールがありがたい。旨い。
***
1ヶ月ほど前書いたように実家のネット回線周り一式をJCOMから変更するということで先日ようやく光回線が開通することに。
※参考。あれからもう1ヶ月も経つのかと驚くばかりだ。
https://ncode.syosetu.com/n3975jm/274/
回線業者の方には蒸し暑いなか電柱から引き込み作業して頂き頭が下がる思いだ。
私は回線工事に立ち会わなかったので翌日知ったのだが回線業者はルーターが準備されて無いことに焦っていたとのこと。一体どういうことだろう?
確かに契約時にルーターは自前で用意する旨を伝え済みだったが、どうやら回線工事時にルーターを利用可能な状態にしておく必要があったそうだ。なるほど。実際のルーターを接続した状態で疎通確認(通信が正常に行えるかのテスト)までしてくれる予定だったということなのだろう。
言うても私は一応ネットワーク関連の業務に携わったこともあるし社内LANを管理してたこともある。更にネットワークと言えば世界的に有名な機器の資格試験も合格したことがあるので一般人より多少は知識がある自負がある。ふふふ。任せてくれたまへ。←胸を張り鼻の穴を膨らませながら
ONU(光回線終端装置。電柱から宅内に光回線を引き込んだ際の末端に設置する弁当箱みたいな機器)のマニュアルは渡されなかったようなので前面ランプの状態が正常かは判断できないが、背面を見れば一目瞭然。
ONUのLANポート(有線LANを挿しこむ穴)とルーターのWANポート(インターネット側のLANポート)に接続すればOKなだけの簡単なお仕事でござると意気揚々と接続し、試しにスマホからルーターにWi-Fi接続してみるも「接続済み/インターネットに接続されていません」と表示されるのみ。
ふむ。スマホとルーターは接続出来てるがその先が繋がっていないと言うことか。
契約した回線はルーターモード(インターネットで通信するために必要な機能)ではなくブリッジモード(上位機器、ONUなどにルーター機能が備わってるので単純な中継器として使用する機能)にする必要があるということなのかな?と思いブリッジモードに変更、ルーターを再起動するも事象変わらず。
むむ?まさか回線業者は疎通確認をやらなかったのか?いや。プロだし二度手間になるから流石にそんなことはあり得ないだろう。
ONUにもSSID(無線LANいわゆるWi-Fi接続する際の接続用ID)が記載されてたので念のためそちらでも接続を試してみたがこちらはWi-Fi接続自体が成立しない。
念のため「Wep」「WPA/WPA2-Personal」「WPA3-Personal」(セキュリティ対策用の暗号化方式)全てのパターンを試してみたが結果変わらず。一体どういうことだ?
なお問題や障害発生時は「何が出来て」「何が出来ない」を切り分けて事前にまとめておくのがトラブルシューティングの基本なので良ければ参考にして欲しい。
※参考。こう見るとサポセンの大変さが改めて良く分かる。
https://www.transcosmos-cotra.jp/what-is-troubleshooting
問い合わせの下準備は完了したのでサポートセンターに電話することに。
いつも思うけど新規契約やそれに付随する窓口はフリーダイヤルなのに、それ以外の技術的な問い合わせやその他問い合わせは有料しかもナビダイヤルだったりすることには企業のユーザーに対する姿勢というか露悪さを感じさせられる。
テクニカルサポートセンターなのでかなり長いこと待たされるのだろうなと覚悟してたがわずか2分程度で繋がることに。タイミングが良かっただけカモだが地味にありがたい。
事情および試した結果を伝えたところ、まずはONUの前面ランプの状態から確認することに。サポートセンターと言ってもマニュアルを読むだけで全く知識が無い人が対応することも少なくないのでドキドキしながらランプの点灯・点滅・点灯色の状態を連携することに。
どうやらONU自身の通信状態は問題ないとのこと。
次にルーターの種類を聞かれたので型番を伝えたところ、手元にマニュアル一覧でもあるのかすぐ把握してくれ、ブリッジモードであることおよび「接続済み/インターネットに接続されていません」と表示されることから、ルーターも問題なく動作してるので契約書を手元に準備して欲しいとのこと。
け、契約書?私は知らないし親も受け取ってないとのこと。
しかしながら記録を調べたところ約1ヶ月に発送済みとなってるので郵便局などにお問い合わせくださいとのこと。ふむ。それは後で行うとして契約書で何を知りたかったのだろう?
どうやら契約書に各種手続きや変更に必要なIDとパスワードが記載されてるそうで、PPPoE(フレッツいわゆる電話回線網を利用してインターネットに接続する方式)接続するにはIDとパスワードが必須とのこと。
えっ・・・?ということは最悪、契約書を再発送して貰わないと接続できない。と言うこと?ウソだろ?フレッツ光ってそんな面倒なことする必要があるの?
サポセンの人の説明によるとIPoE(企業内LANと同様に直接インターネットに接続する方式)接続であれば数時間ほど(最低3時間~)時間を頂ければIDやパスワードが無くてもインターネットに接続出来ますとのこと。おぉ。是非それでお願いしますということで開通依頼することに。
※参考。IPoEの存在を初めて知った。。
https://www.ntt.com/business/services/network/internet-connect/ocn-business/ftth/know.html
どうやらIPoEは契約した素の状態では利用できない仕組みのようで、今回のようにサポセンに連絡して開通作業をして頂くか、IDとパスワードを利用して会員ページにログイン→IPoEの機能をONにすることで開通するとのこと。
何だその面倒臭さは。。というかほとんどの利用者が知らないのでは?IPoEの利用者数を聞いてみたくなったが彼には関係ない話なのでグッと堪えることに。
今回のことをキッカケにIPoEとは何ぞや?と軽く調べてみたところ、どうやら2011年にサービス提供された割と新し目なサービスとのこと。
※参考。お堅い企業ならではのパワポだと感じさせる(苦笑)
https://ipoe-c.jp/__assets__/docs/00_ishida.pdf
どうやらIPoEは最大10Gbpsだそうで通信速度の面では最大1GbpsのPPPoEと比べ(理論値上は)10倍の速さを誇るそうだが、そのままではIPv6方式(インターネット上の住所を128ビットで表す新方式。32ビットで表すIPv4の枯渇に対応するため生み出された。IPv4が約43億個しか使えないことに対しIPv6では約340澗個という膨大なアドレスを使用できる。澗は100京の2乗と聞けば膨大な数というのが理解できるだろう)のWebサイトしか見れないとのこと。
※参考。「初心者でも分かる」とあるが最低限の知識が無いと厳しいのでは?
https://www.nttpc.co.jp/column/network/pppoe_ipoe.html
※参考。澗とか実に中二心をくすぐる響きだ(笑)
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/nnw/18/091700095/091700002/
※参考。「0」の数が多すぎて目がチカチカする。。
https://anchor.main.jp/ookazukokazu.htm
一応救済措置として「IPv4 over IPv6」という技術もあるそうだがプロバイダおよびルーター双方が対応してる必要があるとのこと。Webサイト閲覧時にそこまで意識してる人は少ないだろうが、昔から見てたページが回線切り替え後見れなくなった場合、IPv4方式のWebサイトなのかも?と疑って良いのかも知れない。
※参考。技術的な解決策はあるがサービス提供してるかは確認が必要。
https://www.ntt.com/business/services/network/internet-connect/ocn-business/bocn/knowledge/archive_115.html
ユーザーに面倒なことを考えさせないためにも、各サーバ管理者および運用者には順次IPv6方式も対応するよう切り替えて頂きたく思う。
そんなワケで非常に丁寧かつ的確に回答およびアドバイス頂くことでテクニカルサポートの中の人自身にも相当知識があり優秀な方であることが判明。感謝である。
ついでなのでONUにWi-Fi接続出来なかった件も質問してみたところ、どうやらONUのWi-Fiを契約してないので使用できないとのこと。なるほど。契約したら機能を使えるようになるということか。細かいが細かく料金設定することでチリ積も方式で儲かるということなのだろう。勉強になる次第だ。
最後に何か質問ありますか?とのことだったので契約書を再発送頂きたい旨お伝えしたところ、窓口が異なるので別のフリーダイヤルへどうぞとのこと。
お礼を述べてフリーダイヤルに掛けたところ全然繋がらない。ふむ。これが普通なのだろうが先ほどすぐ繋がったので少々不満に思うも仕方ないので待つことに。
15分ほど待ったところでようやくサポセンの人に繋がったので早速だが契約書を再発送して欲しい旨を伝えることに。
すると事務手続きを進める様子を見せることなく先月発送した旨を何度も高圧的に伝えるばかり。いやそれは先ほどテクニカルサポートの人に聞いたので知ってるのですが。。
一応この後郵便局には問い合わせる予定だが万が一所在不明な場合、IDやパスワード以外にも必要な情報が手元に無いのは困る旨を伝え、何度かの問答の末ようやく再発送して貰うことに。(郵便局の質低下に伴い?)郵便物が紛失したことがあるニュースを知らないのだろうか?
しかしながら契約書を再発行することは出来ないので別の名目な郵便物を発送する旨を伝えられる。
それは良いのだがソレは契約書と同等の内容。つまりそこに書いてある内容があればユーザーとして困らないの?ということをなかなか教えて貰えない。何だこの融通の効かなさは?先ほどの神様のようなサポセンの人とは大違いではないか。
ここでも紆余曲折の上、ようやくその再発行する書類があればユーザーとして困ることは無い旨の言質を取ることができ一安心。ここまで相手の気持ちに寄り添えない・理解力に欠ける人は久しぶりに見た気がする。。
他に何か質問などありますか?ということだったので、先ほどテクニカルサポートの自動音声の案内中に提示されたフリーダイヤルの番号が「現在使われておりません」だったので確認の上、対応した方が良いと思いますと伝えたところ即座に「そんなことあり得ません!」と大きめな声&強めに断言。え?こちらは親切心で伝えただけなのに何だその高圧的&断定的な物言いは。。
サポセン云々の前に人としてどうなんだコイツ・・・と思いながらも嘘だとか言われても本当の話なのだからと該当のフリーダイヤルを伝え、自動音声の内容と共に確認&対応した方が良いですよと伝えたところ渋々向こうも引き下がることに。
サポセンなんぞ昨今有名なクレーマー対策も含め録音するのが当たり前。つまりオペレーター側の音声や通話内容もバッチリ残るというのに客に対してこんな対応してて問題無いの?と本人よりフォローに回る周囲や上司に同情してしまった。
サポセンと言えば昔懐かしい「涙のサポートセンター日記」というブログが面白かったなと思い出すが今ではカクヨムに載せてるようだ。
※参考。色々な電話があるのだなと(笑い)涙を誘う。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881667541/episodes/1177354054881667621
上記の方を含めサポセンの中の人は大変なことは重々承知してるしクレーマー対応を含め疲弊されてるというのもあるだろう。
しかしながら人として当たり前の「人の話をきちんと聞く」が出来ないのであればサポセンは最も不向きな職業と言っても過言では無いのではなかろうか。
どちらかと言えばテクニカルサポートを含め技術的なことに詳しい人の方が対人関係に難がある人が多い印象なので非常に驚いた。属する部門と人間性・対人関係は必ずしも一致しないということなのだろう。
同じ企業のサポセンでもここまで質が違うのだなと勉強になった今日この頃だ。
***
熱くなりすまない。元に戻ろう。
頼んだメニューはこちら。
・純レバ
・野菜串(たくわん)
・焼きレンコン明太マヨ添え
・厚切りベーコン
・ハツ
・黒カシラ
純レバ
安定の旨さ。
野菜串(たくわん)
こちらもチビチビつまめるのが嬉しい。旨い。
焼きレンコン明太マヨ添え
明太風味はあまり感じられなかったがほんの少しだけピリ辛な明太マヨが絶妙にマッチ。レンコンもシャキシャキで醤油風味が良い香りで旨い。
厚切りベーコン
表面はカリッとしてるのに中はしっとり柔らかくて旨い。肉厚なのも嬉しい。
ハツ
初めて頼んだかも?プリっとしてて旨い。味噌も旨いのが嬉しい。
黒カシラ
間違いない旨さ。絶妙な柔らかさとタレの相性も良くてたまらない。
水府自慢(すいふじまん) 特別本醸造生酒。茨城県 明利酒類のお酒
ここに来たら頼まざるを得ないほどのお気に入り。旨い。
〆のひむろ 味噌ラーメン
いつも通りネギ、ワカメ、もやしをトッピング
こちらも安定の旨さ。上野~御徒町近辺のラーメン屋さんはインバウンドの観光客も含め結構混んでる店が多いが、こちらはあまり知名度が無いのかいつ来ても空いてるのもありがたい。ワンコインのサブスクトッピングは2回目以降、実質無料なのも嬉しい。
総じて大満足。相変わらずいつも大混雑だが、立ち飲みにも関わらず料理は旨いし接客含め居心地が良いので何度でも通いたくなる魅力に溢れてるのだ。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。