表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/404

たまに食べたくなる 焼肉

この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。

今日は何を飲もうかな。

うん。今日は焼肉にしよう。


札幌市営地下鉄南北線すすきの駅から南に向かって徒歩2分。

コンビニ横の地下1階。すすきの 焼肉食べ放題 上を向いて歩こ○だ。


最初に断っておくとこの店に焼肉のクオリティを求めてはいけない。全席喫煙可で安くて食べ飲み放題というところが最大の売りなのだ。


それにしても最近食べ放題と言っても結構クオリティ高い店が増えて来たように思えるのは気のせいではないだろう。


昔はそれこそ安かろう悪かろうという感じで、見た目も味もイマイチでおかわりする気も失せるような食材を出す店が多く、質より量!という食べ盛りの子供がいるファミリー向けという印象だったが、昨今ではかなり質が改善されたように思う。


とは言え原材料や光熱費の高騰により軒並み値段も上がってるのでお得感はそれほど無くなってきたのも事実。飲食業界には頑張っていただきたいところだ。


焼肉と言えば若い頃は喜んでカルビをはじめコッテリ焼肉と白飯をいくらでも食べたものだが、正直オッサンになってからはタン塩のようなあっさり系を1~2皿食べられれば充分だし、何なら最初から最後までキムチやナムルをチビチビつまみながら飲めれば充分と思ってる次第だ。


ではなぜ焼肉に行くのか。しかも量を食べられないことが分かっているにも関わらず食べ放題にするのか。それはきっと焼肉を焼いている空間や時間をエンタメとして楽しみたい欲があるからではないかと思う。


通常の飲食店であれば調理された料理を食べるだけだが焼肉は違う。客自身が焼くという行為が発生するのだ。


不思議に思ったことは無いだろうか?客にパッと見面倒としか思えない肉を焼く作業をさせるのだ。本来であれば店側が焼く作業を客に代行させる。当然だがプロが焼いた方が焼き加減はベストな状態となるだろう。だが客側はそれに文句を言うでもなく嬉々として肉を焼いている。なぜか?


私は焼く作業自体がエンタメ化してるというか、目の前で美味しそうに焼きあがっていく工程を見るのも含めて焼肉を楽しんでいるのだと思う。自分好みの焼き加減に調整できるし焼きたてを食べられる喜び。多少失敗してもそれはそれで笑いとなって楽しい一面となる。配膳される料理は盛り付けの美しさなどで目を楽しませてくれるが、焼肉は焼けて行く工程を見ること自体を楽しんでいるということだろう。その肉は私が育てたんだから取るなというのも良く聞く話だ(笑)


そう言えば皆さんは焼肉を食べる時、野菜はどうしているだろうか?私は個人的に焼肉する際は野菜は不要だと思っている。正確に言うと生野菜のサラダだったら欲しいけど鉄板で焼く野菜は不要だと思っている。普通の野菜炒めは好きだが鉄板でただ焼いただけの野菜はあまり欲しいと思わない。まずいワケでは無いのだが物足りなさを感じてしまう。BBQで出てくる野菜もそうだ。悪くはない。悪くはないのだが要らないのでは?と思ってしまう。もしかして少数派なのだろうか?


栄養バランス云々とか言う話であれば正直1食どころか1週間単位でバランス取れてれば良いと思う。カロリー計算もそうだ。ダイエットに挑戦する人は1週間単位でカロリー摂取量が目標値を下回っているかをチェックする方針で進めて欲しい。1日ごとの摂取カロリーで一喜一憂していたらストレスでリバウンドする可能性が高くなってしまう。体重もそうだ。


ダイエットを始めると順調に落ち続ける期間と停滞期、下手したら逆に体重が増える場合がある。だがこれは正常な反応なので気にしなくて良い。身体は同じ状態を保ち続ける仕組みとなっているらしく、カロリー制限して体重が減った場合、身体が飢餓状態にあると判断し、ホルモン分泌が調整され元の体重に戻るよう調節されるとのこと。極端に言えば生命の危機と判断されたということだろう。


だがその体重がしばらく続けば脳ミソは「あ、これが適正体重なんだ」と判断し、そこを標準値として判断するようになるらしい。よく聞くチートデイを設けるのも良い手のひとつだ。飢餓状態ではないよ。と脳ミソに知らせるワケだ。私も人生で最大限に太った時から17kg落としたが、真っ直ぐ落ちるのではなくノコギリのようにギザギザした線を描いて体重が落ちていった。ダイエットに挑戦または取り組み中の人は気長に長期プランで取り組んで欲しい。


盛大に脱線した。元に戻ろう。


上述したように私は焼肉をほとんど食べない。にも関わらずなぜ食べ放題を選ぶのか。それは値段を気にせず食べたいからだ。単純すぎる理由だが安心感があるというのはデカいのだ。


今ではひとり焼肉も当たり前の世の中になったが、焼肉をほとんど食べない私は「焼肉を食べたい」という人と一緒でないと基本的に行かない。行くとしたら旅行先が焼肉で有名などの場合に限定される。そう言えば北見で食べた牛サガリは美味かった。また行きたいものだ。


前置きが長すぎた。乾杯!(終わりの始まり)


焼肉店には煙突が各席にある店とない店があるが、このお店は後者の方、いわゆる無煙ロースターというヤツだ。七輪で焼くタイプではないのでそこまで盛大に煙が出るワケではないが、言うても焼肉。結構煙が出るハズなのに全部脇にある吸込み口から吸い取ってくれるのが凄い。この仕組みを開発した人に称賛を贈りたい。


煙と言えばホルモンにハマってた時期があり、店だけでなく家でもホルモンを食べたくなった。「換気扇全開にすれば大丈夫だろ」とタカを括っていたのだが、予想以上に煙が出て部屋が若干かすむ状態となったので窓を開け換気。予想以上の煙にビックリしたが旨かったから良いかと思った翌日。どこに染み付いたか分からないが家中がホルモン臭い。消臭剤を使いまくるも結局1週間くらい臭さが抜けなかったので焼肉は店に限ると反省した体験だった。自宅焼肉をしてる人に臭い対策をどうしてるのか聞いてみたい今日この頃だ。


焼肉をちょこちょこ食べながらビールをメインに飲み進めて行く。うんうん。従量課金ではなく定額制だと安心で良いね。ビールが進む。


喫煙可で安価に食べ飲み放題したい。という人にオススメ。自分に取っては丁度良く焼肉欲を満たしてくれるお店なので満足。また来ます!


ごちそうさまでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ