表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
298/408

久しぶりに 旧友との飲み

この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。

今日は何を飲もうかな。

うん。今日は海鮮にしよう。


JR上野駅から南に向かって徒歩3分。

築地○鮮市場 上野アメ横店だ。


三重県に住んでる旧友がこちらに遊びに来るということでオススメのこちらを紹介したというワケだ。


本当は次男くんの大学入学祝いという名目で飲む予定だったのだが、地元で一番仲の良かった友人がたまたま同日に遊びに来てたそうでそちらを優先したとのこと。うん。母および同世代のオッサンと飲むよりそちらを優先した方が良いのは間違いない(笑)存分に楽しんで頂ければと思う。


入学祝いなのに肝心の本人が不在だがまぁ良いだろう。

早速乾杯!(終わりの始まり)


挿絵(By みてみん)


いつ飲んでも赤星は旨い。


***

初めて彼女たちと出会ってから四半世紀どころか優に30数年。もうそんなに経った?と思うが次男くんは大学に入学したし長男くんは既に20代半ば過ぎ。それは我々も年を取って当たり前だということだ。時の流れは早いと改めて感じさせる。


いつも同じメンツ5~6名で集まって飲んでたのだが、お店で飲んだ記憶がほとんど無い。大抵誰かの家に集まって宅飲みをするのが常だった。


なので食材や総菜・飲み物を持ち寄って飲み食いするのだが、普段からおしゃべりな人が多かったのでテレビなどを付けない状態でも平気で6時間以上ベラベラ喋り続けゲラゲラ盛り上がりながら喉を潤すために飲むのがいつもの光景だった。


その頃私が住んでた家は築40年以上の借家だったので一番気楽に集まれるよね。ということでメイン溜まり場となっていたのだが、壁を隔てて隣家がある長屋タイプだったのできっとお隣さんは迷惑してたことだろう。正直すまんかった。


1名は下戸で全く飲めない&物静かなタイプだったが、飲み会やワイワイした雰囲気は好きだそうで毎回欠かすことなく参加していた。振り返ると彼が一番参加率が高かった気がする。


大体飲み潰れるまで飲むのが基本だったので最後は男女入り乱れて雑魚寝するのが通常運転だったが、男女関係で問題が起きるような間柄ではなかったのも長く続いた秘訣かも知れない。


そんな長い付き合いの彼女だが、高校時代は(悪いことをしたワケではないが)やんちゃというかワイルドに過ごしたそうだ。


県内一の女子高だったそうだが、色々あるエピソードのうち未だに忘れられないのが「昼休みに学校を抜け出してお菓子や食べ物を買いに行く」話だ。


それだけ聞くと大したことが無いように聞こえるかも知れないが違うのだ。


「制服姿のまま堂々と校門を乗り越えて買い出しに出掛けた」と聞くから驚きである(笑)私も男子高だったので常にハラが減ってる状態ではあったが、さすがに昼休みに校門を乗り越えて買い出しに行く話は聞いたことが無い。私にはそのような蛮行、否。勇者エピソードは無いので正直悔しいというか羨ましいのは秘密だ。


類は友を呼ぶのか友人関係も少し変わった人が多かったそうで楽しい学生時代を過ごせたようだ。人生なんて楽しいのが一番なのでそれは何よりである。


あと偏差値の高さと言動や行動・性格は比例しないのだなと面白さも感じる。


そんな彼女も紆余曲折を経てついに結婚することとなり、披露宴には我々も友人枠で参加することに。


催し物などを経た後、高砂にいる新郎新婦と話す機会が設けられたのだが、この際に旦那が注がれる酒を全部飲み干したのだ。


本来は足元に用意されてるバケツに(少しだけ飲んだふりをしてから)捨てるのが通常なのだが、旦那は招待客から注がれる酒を1滴残らず飲み干して行く。彼女は「ちょっと!何やってるの!」と(無言で)目くじらを立ててるのだが一向に構わず飲み続ける旦那という構図。途中から面白くなり「○○ちゃん(彼女)メッチャ怒ってる(笑)」と友人一同で遠巻きに笑っていたことは未だに忘れられない。


どうやら独身最後の夜ということで旦那は友人と朝6時まで飲んでたそうで迎え酒状態だったようだ。弱くは無いのだがさすがに飲み過ぎたのだろう。最後は予想通り酔い潰れるハメとなったのだが彼は身長が180センチを優に超える大男なので運ぶのもままならない。(酔い潰れた人間は力が抜けてるので非常に運びづらい)


仕方ないので台車を借りてきてそこに旦那を載せ友人一同で運ぶことに。

まさにお荷物である(笑)


そんな思い出話に花を咲かせながら飲んだのだが、終盤付近に次男くんが合流可能との連絡が。どうやら地元の友人が家族と合流する流れとなったので、それならとこちらに合流することにしたとのこと。


未成年なので酒は飲めないということでカラオケに行くことに。

実に3年ぶりである。


既に飲みながら結構喋ってたのでノドがかすれ気味だったが1曲目でトドメを刺されまともに声が出なくなった(笑)結局ガラガラ声ながら2曲だけ歌いあとは母子のカラオケをただ聞いてるだけのオッサンという意味不明な部屋が爆誕。店員さんも不思議に思ったことだろう。


そう言えば最近は教室に3名ほど外国人のクラスメイトがいるのが当たり前だそうで、普通にヒジャブを着用してたり「ボブくん家に遊び行ってくるね」など友人に外国人がいて当たり前だそうだ。我々の世代ではそれこそ六本木や横浜・横須賀などに行かないと外国人を見かけなかったことから考えると隔世の感を覚える。


あとこちらの次男くんもそうだが、今どきは大きくなっても親と一緒に行動することに抵抗が無いのだなと驚かされる。まさにジェネレーションギャップを感じたと言って良いだろう。


入学祝いとして図書カードを贈ろうと思ったが、いや待てよ?電子書籍を利用するケースの方が多いカモだからアマゾンのギフトカードみたいな方が良いかな?と思ったが考えてみれば現金が一番汎用性が効くし嬉しいではないか。と現金を渡すことに。


のし袋に入れ「色々言われるだろうからお母さんに内緒にしといてね」とコッソリ渡したのだがあっさりバラす次男くん(笑)うぉい!バラすな言うたやんけ。


それならばと今度は彼女が席を外した際に「今度こそ内緒にしといてね」と追加で現金を裸の状態で渡したところ、こちらも解散後に速攻でバラす次男くん(笑)まぁ親子のコミュニケーションが上手く取れてるということなのだろう。


本当は次男くんに色々じっくり話を聞きたかったので消化不良な会合となったが秋にまた開催できるそうなので今から楽しみな今日この頃だ。

***


盛大に脱線した。元に戻ろう。

頼んだメニューはこちら。


・特上おまかせ刺身盛り合わせ

・カマ焼き


挿絵(By みてみん)


特上おまかせ刺身盛り合わせ(ブリ、マグロ大トロ、生サバ、サーモン、海老)

相変わらず全てがプリプリ新鮮で旨い。


挿絵(By みてみん)


生ビール メガジョッキ

ちびちびコップに注ぐのが面倒になったのでメガジョッキに変更(笑)旨い。


挿絵(By みてみん)


カマ焼き(ブリ?)

写真を撮り忘れたので魚の種類は忘れた(笑)ホクホクして旨い。


総じて大満足。お互い年なので少量しか食べられないのはご愛嬌だが私のオススメなだけあり全部美味しかったと喜んで頂けたのが何よりだった。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!


ごちそうさまでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ