大山で 創作系居酒屋
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は大山で創作系居酒屋にしよう。
東武東上線 大山駅から西に徒歩2分。
ゾウとチャ○カまんだ。
以前から渡部ロケハンで紹介されたお店は気になるところが多数あったのだが、それとは別にススルが2025年で一番美味い店を見つけたと紹介してたラーメンも食べに行きたかったので、両店は割と近所ということでまとめて訪問することに。
まずはラーメンということで都営三田線 志村坂上駅。
中華そばの店 みのひ。
昨年9月オープンだそうだが既に人気店なのか平日14時くらいにも関わらず7名待ち。休日はもっと行列が凄いのだろうなと思いながら待ってたらいつの間にか15名待ちとなっていた(笑)本当に人気店のようだ。
店内にも待ち用の座席が6個用意されており当然そちらも満席。
期待が高まりつつ食券を購入しもうしばらく待つことに。
ラーメン
外に並んでから約30分後に着丼なので割と早い気がする。
初回ということでノーマルを頂くことに。
見るからに濃厚なスープ。
いわゆる濃厚魚介豚骨で魚粉のザラっとした感じもアリ。麺はぷるもち食感で気持ち良く啜ることが出来る。旨い・・・んだけどコレはアレだ。ラーメンというよりつけ麺でよく見るタイプの味わいだ。
嫌いではないのだがラーメンとつけ麺は完全に別物という印象なので「美味いけど期待したラーメンとはチョット違う」という感想を抱いた。味は美味いしスープの量も少ないのでガッツリ飲み干した後に言うのもアレだが(笑)
ん-。。でもつけ麺はそこまで好みではないのでつけ麺寄りなこちらのラーメンは・・・相当気分が乗らないと再訪しないかな?というのが正直な感想だ。
つけ麺好きにはどストライクの味だと思う。
気になる方はチェックして欲しい。
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志村坂上駅から大山駅まで電車を乗り継いで行くと巣鴨→池袋を経由してUターンする形で遠回りとなるし、大山商店街を見学したかったので板橋区役所前駅で降りることに。うーん。それならあさひ町内会の味噌ラーメンにすれば良かった(笑)
大山商店街はハッピーロード大山商店街という名称のようで1978年に板橋区随一のアーケード商店街として誕生したそうだ。
正直今まで存在すら知らなかったので「へーそうなんだ」という感想しか抱かないが下町ならではのユニークな店があるということだろうか?少々楽しみである。
正確には大山駅から西に向かって254号線まで続くアーケード街が大山商店街のようだが、グーグルマップで検索すると駅から東側の首都高5号線までの道が示される。。うん。よく分からないので全部歩いてみることにしよう。
左右の店をきょろきょろ見回しながら歩いたが惹かれる店がほとんど見当たらない。。新小岩のルミエール商店街を歩いた時はワクワクしたものだがソレが無いのだ。新小岩の方は1959年にアーケードが設置されたそうだ。古い方がより味が深まるということなのかも知れない。
結局首都高5号線から大山駅を過ぎアーケード街を通り抜けて254号線まで歩いたが、惹かれた店は精肉店と青果店くらいだった。近所にあったら利用頻度が高くなるだろうなと思う。
せっかくの商店街なのだから、全国どこにでもあるチェーン店は極力入れず個性的な店を増やす方が強烈な引きになるのにと思うが机上の空論なのだろう。
同じ商店街と言っても場所により千差万別なのだなと感じた今日この頃だ。
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脱線した。元に戻ろう。
ようやく目的地に到着したので早速乾杯!(終わりの始まり)
歩いて火照った身体に染み渡る。旨い。
こちらの店は手書きの筆文字でメニューが書かれておりテンションが上がる。
更にメニューのひとつひとつが魅力的なのだ。
胃袋が許すなら片っ端から注文したい。
全てが魅力的なメニューばかりでセンスの良さが伺える。
どれを選んでも外れは無さそうだが旨そうなメニューだらけで迷ってしまう。
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それにしてもメニューの筆文字が美しくて見惚れてしまう。
店員さんが書いたのかは不明だが、祐筆と呼ばれる方に依頼されたのだろう。
今どき筆で文字を書くこと機会などほとんど無いので、もはや書道という名の芸術作品と言って良いと思うが、ペン等を含め文字の美しさは一生ものなので幼い頃からもっと真面目に取り組んでおけば良かったと思う。(読めるけど大人っぽくない自筆を眺めながら)
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散々迷った末に頼んだメニューがこちら。
・冷やし胡瓜の自家製旨辛青唐みそ
・生ピーマンガパオ
冷やし胡瓜の自家製旨辛青唐みそ
注文して大正解。辛さはほとんど無いが味噌が旨い。マヨネーズとの組み合わせも鉄板。無限キュウリと言って良いだろう。
生ピーマンガパオ
渡部ロケハンで注文してて凄く旨そうで絶対頼もうと思ってた一品。この組み合わせを考えた人は天才だなと思うし予想通り旨い。
ホッピーセット
浅草の自分でナカを入れる店を訪問して以降、濃い目にする習慣が身に付いてしまった(笑)旨い。
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私は基本的にミーハーではなくテレビや雑誌その他メディアで紹介された店や場所に行くことはほとんど無かったが、それだと世界が狭くなるばかりだと言うことで最近はあえて行くようになって久しい。
なので今回ススルおよび渡部ロケハンで紹介された店を訪問したのだが、常連さんなのだろう。「最近渡部ロケハンで紹介されてたよね」「お客さん増えた?」のような会話がお客さんと店員さんの間で繰り広げられてた。
公開されて数日にも関わらず影響はあったようで番組を見たことで来訪したお客さんが増えたとのこと。なるほど。テレビでなくても紹介されると影響があるのか。
CM(宣伝、広報)の影響力はそれだけ凄いということなのだろう。
うろ覚えだが「良い物を作るだけでは足りない。広く知られてなんぼ」という感じの言葉を聞いたことがあるがその通りなのだろう。これは職人がどんなに良い物を作ったとしても知られなければこの世に存在しないのと同じ。という意味合いで使われてたが時代に関係なくどの業界にも当てはまる言葉かも知れない。
粗製乱造および価値の無いものを宣伝ばかりする風潮は論外だが、価値のある物またはサービスを作り上げた場合、どのように広く知ってもらうか?は今後も永遠のテーマなのだろうなと思う今日この頃だ。
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ちなみに全然関係ない話だがちょっと見て頂きたいものがある。
トイレのウォシュレットの操作盤なので不快に思われる方は閉じて頂きたい。
(つづきはスクロール・スワイプした先)
パチンコ屋でトイレを借りたのだが、この操作盤を見て眩暈がした。
駄目システムの見本と言って良いだろう。
・肝心の洗浄ボタンがどれか分かりづらい
・ストップボタンも分かりづらい
・普段使わない設定系が目立ちすぎて邪魔
・マッサージとは?肩や腰でもマッサージしてくれるのか?
・UIがゴチャゴチャしすぎでメインで何をさせたいか不明瞭
などなど・・・
開発時に誰もレビューで指摘しなかったのだろうか?
それともまさか現場の人間はシンプルisベストに作ったのに駄目上層部が余計な口を挟んだことによるヤケクソの産物なのだろうか?
壊滅的なセンスと言って良いだろう。
そしてコレの導入を決めたパチンコ店も同罪だと思う。
唯一分かりやすいのが上部の水洗ボタンだけという体たらく。
この製品を販売した会社に小一時間説教したい気持ちになったのは許して欲しい。
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興奮しすぎて再び脱線してしまった。すまない。
総じて大満足。値段も手頃だし何と言っても全てのメニューが魅力的なのが素晴らしい。あと店員さんも気が利いてお酒がなくなった頃に声がけしてくれるのもありがたいポイントだ。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。