格安立ち飲みで 新メニューに感動
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は格安立ち飲みにしよう。
ほていち○んだ。
本日も生活圏の居酒屋なので場所を伏せさせていただく。とある事情で7キロほど歩いたので疲労が凄い上、気温も高く夏バテ気味だったので近場で済ませたというヤツだ。座る方が更に疲労が軽減することは分かってはいるがカウンター席でないと赤星が飲めないのだ。ということで早速乾杯!(終わりの始まり)
やはり赤星は旨い。疲れも吹っ飛んでしまう。(足全体から熱を感じながら)
***
それにしてもたった7キロ程度でバテるなど体力が落ちたものだと実感する。
一時期ダイエットのためにウォーキングをしてた頃があるが、あの頃は10キロ歩いても余裕だったことから考えると相当に体力および持久力が落ちたなと思う。
しかしやはり私は徒歩より自転車の方が好きなのだ。
何故ならば楽に遠くへ行けるからというのが大きい。
自転車競技部だったからというのも要因のひとつかも知れないが、アレはピストバイクというブレーキは付いてないわ単速ギヤだわ、何と言っても一番特徴的なのが固定ギヤという代物なので、市販の自転車とは完全に別物と言って良いだろう。
知らない方のために説明すると、単速ギヤとはペダルを漕ぐ側の回転部分(フロントスプロケット)と車輪側の回転部分(リアスプロケット)が各々1種類しかなく変速できないギヤのこと。
固定ギヤとはその名の通り空転しないタイプのギヤのことで「ある程度速度が出たから足を止めよう」とシャーっと空転させることが出来ないギヤのこと。三輪車と同じでバックすることも可能と言えば伝わるだろうか?
つまりある程度速度を出すことが前提のギヤ比にしてあることが普通なので漕ぎ始めは信じられないくらい重たいし、どんなに疲労しても強制的に回転を継続させられるのだ。鬼仕様と言って良いだろう(笑)
競技場で使用される前提なのでブレーキは付いておらず、どうやって止まるかと言えば回転してるペダルを後ろ方向に力を入れることで徐々に減速させ最終的に止まるという極めて原始的な方法で速度を落とすのだ。当然足とペダルを固定するのはマストだ。控えめに言ってクレイジーとしか言い様が無いだろう。
景色も変わらないし部活をやってた当時は嫌いではないが好きというほどでも無いというのが正直な感想だった。その証拠に卒業してからは一切自転車に乗っておらず、レンタル以外で久しぶりに自転車に触れたのは東京に出張してからだ。実に数十年ぶりと言って良いだろう。
何がキッカケだったかは忘れたがクロスバイクに興味を持ち、本物と似非は天と地ほど性能が違うことを知ったので本物を扱ってる店に実物を見学しに行くことに。
ロードバイクでも良かったのだがロードバイクはよくパンクするし振動は凄いわ砂利とかあるとマトモに走れないなど気軽に乗るものじゃないと色々身に染みて理解してたので、ママチャリほどではないがロードバイクより気楽に乗れるクロスバイクに興味を持ったのだ。
本当は安くて性能が良いと評判のジャイアントというメーカーを試してみたかったのだが、訪問したお店では取り扱ってないとのこと。どうやら取り扱いメーカーは店によって違うらしく、どの店でも好きなメーカーの商品を購入できる仕組みではないようだ。ほほぅなるほど。勉強になる。
その店ではトレックというメーカーの商品を中心に扱ってるそうで、型落ちで良ければ安く提供できますよとのこと。最新型とか全く興味はないしすぐ乗れるというので試乗させて頂くことに。
せいぜい店の前でほんの少しだけ乗せてもらうだけだろうなと思っていたが、そこら辺走って来て頂いて良いですよとのこと。え?盗まれる心配しなくて大丈夫?(冷や汗)
自転車のサイズが私の体型と丁度ピッタリだったということもあるのだろう。
異次元の軽さ、スムーズさ、気持ち良さに感動してしまった。
お店に戻ってから即決したことは言うまでもない。
当時は超円高だったので6万円台で購入できたのも僥倖と言って良い。
50キロ走っても平地中心であれば全然疲れないし何と言っても走るだけで気持ちが良い。それからは毎週末80~100キロほど走るのが習慣となった。これが心から自転車を好きになった初めての出来事と言っても過言ではないと思う。
電車に乗ることが好きないわゆる乗り鉄という人種がいるようだが、その頃の私は乗りチャリと言って良い状態だった。もちろん目的地に到着するのも楽しいし現地でグルメを味わうのも楽しいのだが移動中が楽しいのだ。自分の力だけでこんなに速く遠くまで移動出来るのかと気持ち良さと感動を味わっていたと言って良い。
まさに自己満足の世界と言って良いだろう。
「のりりん」というクセ強めの自転車漫画があるのだが、そこにはかなりマニアックかつ実用的な知識が散りばめられており非常に勉強になった。あと単純に漫画として面白かった(笑)
そのうちの大事なひとつが「自転車のサイズが自分に合ってるか否か」だ。
コレは本当に大事なので覚えておいて欲しい。
ママチャリしか乗ったことが無いとピンと来ないと思うが、クロスバイクやロードバイクなどのスポーツ自転車を含みほぼ全ての自転車に当てはまると思う。
クロスバイクにハマった結果ロードバイクにも手を出したのだが、その際に若干身体に合ってないサイズからしかラインナップが無かったので仕方なく妥協して購入することに。ニッチな市場を相手にする業界なので仕方ないとは言え、店に置いてない自転車(サイズ含む)は試乗できないのが難点だと思う。
結論としてロードバイク自体の性能はとんでもなく高いものの、ほんの少しだけ。若干身体に合ってない大きめなサイズというだけで走っても全然気持ち良くないのだ。不快と言って良いかも知れない。
購入時は身体に合ってないサイズというだけでこんなに不快に感じるとは全く思ってなかったので大いなる誤算というヤツだが後悔しても後のフェスティバル。不快な気持ちを押し殺してしばらく乗り続けてみたが無理は続かない。ついには部屋の飾りの一部と化すこととなり宝の持ち腐れとなってしまった。40数万したのに勿体ないことをした。。
それからは必ず自分に合うサイズ。具体的にはこのサイズは身長何センチの方向けと書いてある範囲に収まってるものだけを購入するようにし、ワンサイズ上と下どちらも選べるようなら下を選ぶようにしたところ大正解。今のところ快適な自転車ライフを送ることが出来ている。(短足なので上限ギリギリ。つまりワンサイズ下の方がバランスが良くて快適なのだ)
「身体に合ってないサイズの商品は不快」は自転車に限らない話かも知れない。
皆さまも可能なら試乗または試着して、試すのが難しいなら身長やその他推奨サイズから推測して快適な日々を過ごして頂きたいと思う今日この頃だ。
***
盛大に脱線した。元に戻ろう。
頼んだメニューはこちら。
・春菊サラダ
・ゴロトマサラダ
・鉄板ねぎトマ玉炒め
春菊サラダ
以前食べてからお気に入りとなったひとつ。爽やかな香りで落ち着くし旨い。
ゴロトマサラダ
夏バテ気味なので頼んでみたが大正解。トマトの爽やかな酸味と大葉やワカメ、水菜、オニオンチップがシーザードレッシングおよびマヨネーズと絶妙にマッチして旨い。こちらも一気にお気に入りへ昇格した。
鉄板ねぎトマ玉炒め
トマトの酸味があれば結構爽やかに食べられるということでこちらも注文してみたが大正解。ニンニクの香りもするのでパンチを感じつつもトマトとふわとろ玉子であっさり食べられるのが嬉しい。物凄く旨くて感動すらしてしまった。こちらも即お気に入りへ昇格。
ほていち○んはかなり頻繁に新メニューが提供されるがほぼ全てが当たりという素晴らしい商品開発力を持つお店だと思う。店員さんによると新メニューはメニュー表への反映が間に合わないことがあるので、店内に貼り出されてるメニューも確認して欲しいとのこと。なるほど。それは今後も要チェックせざるを得ない。
ということで○高屋で〆前の一杯。旨い。
豚骨ニラ南蛮ラーメン
すっかりお気に入りとなってしまった。旨い。期間限定ではなくレギュラー入りして欲しいのは私だけだろうか?本社に要望メールを送れば良いのだろうか?いつ期間終了となるか不明なので需要があることを示す意味でも定期的に通おうと思う。
総じて大満足。来訪前は夏バテ気味だったのに何事も無かったかのようにすっかり快復。まさか未だに新メニューに感動するとは思わなかった。にも関わらず料金は格安なのである。通わざるを得ないと言って良いだろう。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。