テラス席で 海鮮
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日はテラス席で海鮮にしよう。
JR上野駅から南に向かって徒歩3分。
築地○鮮市場 上野アメ横店だ。
テラス席を快適に利用できる季節は短い。何せまだ5月なのに真夏日がどうのこうのニュースとなるくらいだ。毎年異常気象と報道され久しいが毎年異常なら最早それが通常では?と思う方もいらっしゃるだろう。私もその一人だ。
とにかく数少ないテラス席を利用できる快適な季節を出来るだけ楽しもうということで訪問。早速乾杯!(終わりの始まり)
やはりテラス席で味わう赤星は格別に旨い。
本日は私が待ち合わせ30分くらい前に到着したので先に軽く始めておくことに。メニューを眺めたところ「貝味噌鉄板焼き」という気になる料理を発見。聴き馴染みが無いがどうやら青森のB級グルメとのこと。まずはそれを注文するとしよう。
頼んだメニューはこちら。
・貝味噌鉄板焼き
***
メニューによるとホタテやつぶ貝などを出汁に味噌を溶き卵でとじたものとのことだが正確には「貝焼き味噌(かいやきみそ)」や「味噌貝焼き(みそがいやき)」などの名称で江戸時代から食べられてたとのこと。初耳だがそれなりに歴史がある料理のようだ。
本来は直径20センチほどの大きな貝殻を鍋代わりに焼いて食べたことからこのような名称となったようだが現在ではそのような大物が採れることの方が珍しいのだろう。旨ければ何でも良いので器はお店が用意できるもので充分である。
庶民でも卵を入手できるようになってからは溶き卵を流しこんでとじる食べ方が普及したそうだが、当時は栄養をつけるため病人や妊産婦だけが口にできる特別な味だったらしい。それは太宰治が著書の中で憧れとして綴っても仕方ないだろう。
※参考。「うちの郷土料理」配下には様々な郷土料理が載っており楽しめる。
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kaiyaki_miso_aomori.html
まだ知名度は低いもののポテンシャルの高い郷土料理があるかも知れない。
各飲食店は旨い料理の発掘および改良に取り組んで頂きたい今日この頃だ。
***
お通し
マグロやぶりなどの煮込み。普通にレベルが高くて旨い。
貝味噌鉄板焼き
ホタテやつぶ貝などを出汁に味噌を溶き卵でとじたものと書かれてるが、それ以外にも色々な海産物が入っており出汁の旨味が強く物凄く旨い。一気にお気に入りに昇格した。
そうこうしてるうちに合流したので今度はメガジョッキで乾杯。
ちまちまコップで飲むのが面倒となったのは秘密だ(笑)
追加でいつものメニューも追加注文。
特上おまかせ刺身盛り合わせ(たこ、ぶり、マグロ、サーモン、海老)
たこ。相変わらず新鮮ぷりっぷり。旨い。
ぶり。またも写真に写ってないことに気付かなかった(笑)こちらも新鮮ぷりぷりで旨い。
マグロ。多分大トロ。口に含んだ瞬間にとろけて旨い。
サーモン。こちらの店でサーモンは珍しいが活きが良いのが手に入ったのだろう。ぷりっぷりで旨い。
海老。説明不要な旨さ。食べやすいようにしてくれたのか頭の殻が外されてるのが地味にありがたかった。
総じて大満足。もう既に夏の兆しが見え始めたと言って良い気温となってきたが、日陰など席を選べばもうしばらくはテラス席を楽しめるだろう。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。