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日本最古の地下街で 焼きそば

この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。

今日は何を飲もうかな。

うん。今日は日本最古の地下街で焼きそばにしよう。


東京メトロ銀座線の松屋・隅田公園方面改札出てすぐ左側。

焼きそば福ち○んだ。


都営浅草線や東武伊勢崎線などからも同様だが初見の人は分かりづらい場所にあるので事前に行き方を調べておいた方が良いだろう。早速乾杯!(終わりの始まり)


挿絵(By みてみん)


赤星はいつ飲んでも旨い。


***

本当は違う店を目当てに行ったのだが2店舗はどちらも定休日。もうひとつの角打ちスタイルのお店は営業はしてるものの三社祭が落ち着く20日まで角打ちを休止してるとのこと。何と言うことだ。本日は厄日なのだろうか。


名前は聞いたことがあるが三社祭(さんじゃまつり)とは何だろう?


どうやら1312年(花園(はなぞの)天皇の時代。鎌倉幕府最後の征夷大将軍である9代守邦親王(もりくにしんのう)の時代)から三社の神話に基づき船祭が始められたとのこと。


三社には一之宮に土師真中知命(はじのまつちのみこと)、二之宮に檜前浜成命ひのくまのはまなりのみこと、三之宮に檜前竹成命ひのくまのたけなりのみことが祀られてるらしい。各々の(やしろ)の具体的な場所はよく分からないが浅草一帯を練り歩くお祭りのようだ。


現在は神輿をかつぎ廻っているが当時は山車(だし)が中心で各町対抗で各々趣向を凝らし行列の勢いや豪華絢爛さを競い合ったとのこと。今も昔も派手で目立つことが好きな人は多かったということだろう。


お祭りには純粋に起源を祀る意味の目的もあるが豊穣祈願だったり普段のストレスを発散する側面もあったらしい。現代より遥かに娯楽が少なかっただろうから非日常な一大イベントだったことは想像に難くない。


そんな三社祭だが現在は5月第3週の金~日に行われるとのこと。


私は見学したことが無いので分からないがどうやら観光宣伝色が強すぎるだの反社が組の宣伝に利用してるなど問題点も多いそうで地元民から全面支持を受けてるワケではないようだ。実際とある店で三社祭があるそうですねと店員さんに話題を振ったところ「ガラが悪い人が集まるからあまり良い印象ないんですよね」と苦笑された。なるほど。地元民はそのような感想を抱くお祭りなのか。


そりゃ全身に刺青を露出した男性が多く参加してたら一般人は忌避するだろう。神輿によじ登って騒ぎを起こすなど問題行動が多いことで迷惑防止条例違反により逮捕者が出たり暴力団排除条例を元に担ぎ手は刺青禁止のルールを設けるなど紆余曲折あったとのこと。主催者の苦労が偲ばれる次第だ。


日本人はお祭り好きと言われるが他人に威圧感や迷惑を掛けない範囲で楽しんで欲しいと思う今日この頃だ。

***


脱線した。元に戻ろう。

こちらの店は第4候補だったが気になってたのは事実。


どうやら浅草地下商店街は日本最古の地下街とのこと。こちらの店もテレビで取材されたり映画のシーンに利用されるなど結構有名なようだ。お昼時というのもあったのだろうが3名ほど待ちが発生していた。


女性店主のワンオペで多忙そうなのでゆっくり待つことに。

もちろん頼むメニューは有名と言われる焼きそばだ。


挿絵(By みてみん)


ソース焼きそば

注文から約30秒で配膳され驚いた。そんな短い時間で焼き上がるのだろうか。


うん。ほとんど期待してなかったとは言え麺がボソボソでお世辞にも旨いとは言い難い(笑)値段は400円と安いものの味を期待してはいけない。昭和な雰囲気を味わうために来訪する店なのだなと感じた。


有名店は評価がブレることが多いので実際に行ってみないと分からないことが多いが、予想以上に味は下。昭和な雰囲気は上という感じだった。正直あまりオススメはしないが気になる方はチェックして欲しい。気が向いたらまた来ます!


ごちそうさまでした。

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