いつもの 格安居酒屋
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日はいつもの格安居酒屋にしよう。
上野駅の南側、JR高架下の「アメ横商店街」と線路を挟んで反対の東側。
飲み屋街を歩いて3分。ほていち○ん上野4号店だ。
以前は皆勤賞を貰えるレベルに通ってたが最近は訪問する方が珍しいなと思いつつ来訪したところ知らない店員さんが増えていた。なるほど。こうやって新陳代謝が行われていくのだなと思いつつ早速乾杯!(終わりの始まり)
赤星はいつ飲んでも旨い。
***
そう言えば「こってりラーメン」で有名な天下一品が6月末で東京、神奈川、埼玉の10店舗閉店するとのこと。運営会社が明らかにしてないので真偽不明だがフランチャイジーとして営業してた会社が手を引く形のようだ。
ラーメン好きとしては残念だが全店舗が閉店するワケではないので安心である。
あのこってりは唯一無二と言うか中毒性があるのでたまに食べたくなるのだ。
よく二郎はラーメンというジャンルではなく二郎という食べ物だという例えがあるが天一も似たようなものかも知れない。天一を食べたい時はラーメンを食べたいのではない。天一のこってりを食べたいのだ。
しかし最近というかラーメン業界ではもはや当たり前なのだろうが、単純な醤油、味噌、塩、豚骨ではジャンル分けするのが難しい店が増えたと思う。
一言でラーメンと言っても千差万別となったのはいつ頃からなのだろう?
新横浜ラーメン博物館のサイトに簡単な歴史が載っていたが、90年代半ばくらいから個性的な店舗が出現。その後ご当地ラーメンがブームとなり魚粉や濃厚魚介、魚介Wスープ、鶏白湯、和え麺、濃厚魚介つけ麺、ドロ系、端麗系、ベジ系、ムスリム系など多様化が進んだらしい。
※参考。調べるのは大変だっただろう。ありがたい資料だ。
https://www.raumen.co.jp/rapedia/study_history/
正直私は「何がベースとなってるかよく分からんけど美味い」としか表現できないのでススルのように豚骨をベースとした魚介なんちゃらがどうのこうの。と具体的に説明してるのを見る度にいつも感心する。
もちろん情報として下調べした部分もあるだろうが、鼻や舌で分析する能力も高いのだろう。彼の紹介する店が100%自分の好みと合ってるとは言えないだろうが私が食べて旨いと感じる店は大体紹介されてるので情報感度および選択眼が凄いのだろう。これからも身体に気を付けて頑張って頂きたいものである。
元に戻るがフランチャイズでよく問題となるのが運営会社に搾取されるパターンの権力勾配だろう。
親会社も子会社も儲かるようなウィンウィンの関係の方が健全で本来あるべき姿だと思うが、理想通りに行かないのが世の中というものかも知れない。
どうやら天下一品は2014年に役員の強迫による裁判が起こされたようで敗訴したことがあるらしい。
概要としては広告会社に対しテレビCMの放送時間や視聴率が悪かったせいで被害を被ったと主張。高額な示談金を支払う念書の作成を脅迫的に要求したとのこと。
トンデモすぎる言い掛かりとしか言い様が無いし反社と認定されてもおかしくない事件だろう。当時の役員が現在も就任してるかは不明だが企業イメージは地に落ちたと言って良いかも知れない。
フランチャイジー側としては経営判断から閉店を決めたのだろうが、このような上層部がいる会社と無事契約解除できて良かったねと心から思う次第である。
正直私は本日までこの事件のことを知らなかったので天一は普通にラーメンのひとつとして好きだったが今後は利用を控えるかも知れないと思う今日この頃だ。
***
盛大に脱線した。元に戻ろう。
頼んだメニューはこちら。
・ネギトロ
・真ほっけ開き
ネギトロ
以前より品質が落ちた気がするが旨い。チビチビつまめるのも良い。
真ほっけ開き
北海道産とのことだが可食部が約20センチほどなので小ぶりな方だろう。
昔はアジくらいの大きさが平然と出てきたことから比べると隔世の感を覚えるが今は令和なのだ。小ぶりに感じるのは許して欲しい。味は普通に旨い。
○高屋で〆ラーメンを食べる前に乾杯。
本当に〆る気はあるのか?と問われると目が泳いでしまう(笑)
豚骨ニラ南蛮ラーメン
最近お気に入りのメニューである。旨い。期間限定商品はいつ終了しても不思議ではないので今後も定期的に通おうと思う。
総じて大満足。格安なだけでなく明瞭会計&レシートに注文内容が明記されるのも地味に嬉しいところ。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。