クラシックカー見学後の サク飲み
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は格安居酒屋にしよう。
上野駅の南側、JR高架下の「アメ横商店街」と線路を挟んで反対の東側。
飲み屋街を歩いて3分。ほていち○ん上野4号店だ。
こちらの店は何度通ったか数え切れないが本日は葛飾クラシックカー&スポーツカーフェスティバルin葛西神社を見学予定なので気軽に行けるいつもの店にしようということだ。
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神社でクラシックカーフェスは珍しいがそんなに台数が入るのだろうか?金町駅から徒歩12分なのでまぁまぁ遠い場所だ。全く馴染みが無い駅&場所なので事前の予習が欠かせない。うーん。少々分かりにくいな。。
予習だけでは少々心許なかったので時おりグーグルマップで現在地を確認するなど多少苦労しながら到着。おぉ。少ないながら屋台も出ておりお祭り感があって気分が盛り上がる。あ、お酒は売って無いのね。残念。。
駐車場や境内の一部に展示する形なので予想通り台数はそんなに無い。
かなり古いハズなのに皆さん綺麗に乗っておりいつもながら感心する。
リアエンジンか。それにしても昔の車は現代のように電装系その他でミッチリ隙間なく埋まっておらずスッキリしてるのが良いね。エンジンだけでなくエキマニからマフラー出口に至るまでもピカピカだし綺麗な青紫に染まってるからきちんとエンジンも回してるってコトか。こんなに古い車をこれだけ美しい状態で維持してるのは素晴らしいな。ミッションもオイル汚れなど一切なく綺麗だし。
などと思ってる時ふと気が付いた。
リアエンジンなのにミッションが後ろに付いてる・・・だと?
後輪と繋がるドライブシャフトとの接続部分を見たところ、エンジン後ろのクラッチケースとミッションの中間付近に接続されている。(マフラーのサイレンサーに隠れてる辺り)
むむ?このような接続方法はメジャーなのだろうか?パッと見かなり重量バランスが後ろ寄りとなるように感じるが問題ないのだろうか?またミッションとデフが一体型となっているということだろうか?(混乱)
どうやらこれはエンジン縦置きミッドシップ車のスタンダードな構成とのこと。
そもそもリアエンジンですら無かったようだ。お恥ずかしい。。
※凄く分かりやすい参考図。FDUとはデフのこと。
https://car.motor-fan.jp/tech/photo/10018142/4088216202101310835230000001
懸念した通り重量バランスは後ろ寄りとなってしまうが、車体全体との兼ね合いで考えた場合、小排気量車では大きな問題ではないと判断したとのこと。
確かに今どきの大排気量車のような大型ミッションではなく結構コンパクトだからそこまでリアヘビーとなることを憂慮しなくても良いということか。納得だ。
考えてみればラジエーターはフロントに積んでるようだしガソリンタンクや運転手の重量も考えたら丁度良いバランスなのかも知れない。私のような素人の考えなどとうの昔に検討済みということなのだろう。
また今回のことでミッションとデフが一体となっているトランスアクスル方式という名称およびメリデメも把握することが出来た。勉強不足を恥じるばかりだ。
気を取り直して見学を再開する。
そうそう。クラシックカーと言えばこーゆー高級感と可愛さを兼ね備えたフォルムに惹かれるのだよ。シルクハットと燕尾服に身を包み、レトロな杖をついた老紳士が乗降すれば完璧と言えるだろう(笑)
こーゆーバンタイプも可愛いし味があって良い。
一瞬タクシーかと思ったが天井のはランプ?スピーカー?のようだ。
サイドウィンドウが無いストロングスタイル。
雨が降ったらどうするのだろう?と思ったが、ちゃんと後席にビニール傘があった(笑)オープンカーのようなものと考えれば良いのだろう。普段使いに向かなそうだなと考える野暮な私には向かないと思った。
クラシックカーあるあるだが、こちらの車もオーディオどころかエアコンすら付いておらず夏や冬は大変だろうな。。と思いながら何気なくステアリング右上の物体を見たところGPS機能付きヘッドアップディスプレイが鎮座してて驚いた。違和感が無さすぎるにも程がある。。
インパネを見るとメーターが多数埋まっているがおそらくこれらも純正ではなく後付けなのだろう。センスの良いオーナーだなと思った。
残念ながら敷地面積およびフェスの都合上、クラシックカーは20台前後しか無かったがそこそこ楽しめた。前回も思ったが見るだけなら楽しいが維持管理するのは大変な苦労だろうし出費も少なくないと思われる。それこそ純正部品など皆無と言って良いだろう。どのように手に入れてるのか気になるところだ。
しかしながら浪漫を追い求めるとは実益だけではない何かがあるということなのだろう。不便さも含め楽しめてるようで何よりである。これからも素敵なカーライフを送って頂ければと思う。
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さて。せっかくここまで来たのだ。渡部ロケハンでススルがオススメしてた北千住にあるという濃厚系のラーメンを頂こうではないか。
北千住駅にある東京屋台らーめん翔竜だ。
どうやら5月半ばくらいに閉店するとのこと。閉店前の駆け込みなのかススルがオススメしたからかは不明だが10名ほど並んでいた。30分少々待ってから入店し基本である翔竜麺(塩とんこつ)を注文。
コレはたしかに背脂チャッチャ系の濃厚さを楽しめそうだ。
中太ストレート麺にスープがたっぷり絡んで物凄く旨い。何故今まで知らなかったのだろうと後悔するレベル。背脂チャッチャ系と言えば千駄ヶ谷にあるホープ軒しか知らなかったが正直こちらの方が好み。もっと早く知りたかった。。来月12日に閉店予定らしいので気になる方はチェックして欲しい。
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先にラーメンを食べて満足したので後はサク飲みでOKということで訪問。
今回はフェス見学とラーメンがメインなのだ。早速乾杯!(終わりの始まり)
疲れた身体に染み渡る・・・ッ!(注:30分くらいしか見学してない)
たまには焼き魚が食べたいなと思ったところアジの開きがあることを発見。コレは頼むしかないだろうと思ったところでアカウオ開きのキャッチコピーに「身厚好きは堪らない。食べがい発見」と書かれてる。アジも気になるが身が厚いのか。それは注文するしかない。
頼んだメニューはこちら。
・アカウオ開き
・ねぎネギトロ
・ガリサバ
アカウオ開き。どこかで食べたことのある食感。何に似てるのだろう?少し塩味が強くてしょっぱめなのが難点だが確かに肉厚で食べ応え充分。味付けは塩味強めだが身は美味い。
骨が多くて食べづらいのが難点。上前歯の歯ぐきに骨が刺さったのには笑った。
ねぎネギトロ。安定の旨さ。チビチビつまめるのも良い。
ガリサバ。こちらも酸味抑え目なので丁度良い。旨い。
事前にラーメン食べたし〆はおにぎり1個にしておこう(フラグ)
博多辛子明太子。安定の旨さ。
・・・1個食べたことが呼び水となりもう1個食べたくなったのは酔っ払いあるあるだろう(笑)最初から2個買えば良かったと思ったのは秘密だ。
梅干し。旨い。やはり私は梅干しが好きなのだなと改めて思う。
総じて大満足。今回は見学とラーメン後のサク飲みだったので流すような感じで飲んだが相変わらず居心地良いし料理も概ね旨いのが嬉しい。何と言ってもただでさえ安いのにカウンター席は5%オフという激安ぶり。普段使いに丁度良いと言って良いだろう。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。