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やっぱり人気 海鮮

この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。

今日は何を飲もうかな。

うん。今日は海鮮にしよう。


JR錦糸町駅南口から西に向かって徒歩3分。

ろばた焼 ○賊だ。


凄い店名にするものだ。ひとつなぎの大秘宝でも探しに行くのだろうか。


ワンピースと言えば現在109巻も発売されており、未だに連載中の大人気漫画のひとつ。全世界累計発行部数は2022/8時点で5億1000万部を突破してるとのこと。化物級の超人気作と言って良いだろう。なお私は10巻くらいで挫折してしまった。長編すぎるので完結後にゆっくり読もうと思う。


それにしても最近の漫画は超長編というか巻数が多いのが増えたのではなかろうか。人気作品となると30巻以上は当たり前。20巻未満で完結する作品の方が珍しいと言って良いだろう。例えばバスケ漫画と言えばで思い浮かぶスラムダンクは他の漫画と比べ、よく短い巻数でキッチリと収めたものだと高評価されているが、数えてみると全31巻である。今から28年も前に完結した作品ですら30巻を超過していても短いとされるワケだ。異常と言って良いだろう。


たしかバクマンで言ってたように思うが、特に少年漫画は小中学生を対象としているため長くても3年前後で終わらせることを指標としてた時代があったらしい。なぜならばその年頃の年代は3年くらい経つと人生のステージが変わり同じ漫画を見続ける子が少なくなるのと、3年以上の長期連載となってしまうと、新しくターゲットとなる年代になった子が話に付いて来れず新規ファン獲得が難しくなるためとのこと。また長期連載が多くなると新連載が入る余地が狭くなるので、定期的に完結させ新陳代謝を図る等など。なるほど。理にかなってる意見だ。(ただし1~数話で完結するギャグ漫画のようなものは別枠)


仮に3年で終わったとした場合15巻前後で完結。

しかし今や超長期連載が当たり前。これは何を示しているのだろう。


ひとつは少年漫画を中高生どころか大学生や社会人となっても読み続ける層が増えたことが挙げられるのではないだろうか?人気投票で人気を集めまくり、更にずっと単行本も売れてる状態であれば出版社としては連載を続けさせる方向に進むことは容易に理解できる。また、少子高齢化で本来ターゲットとなる小中学生が少なくなってきたことも要因のひとつとして少なくないのではないか。読者の母数が多い方を中心にみて方針を決めるのは仕方ないのだろう。


冒頭に挙げた尾田栄一郎氏は100巻を超える超長期連載をしているが、未だに楽しんで描いているらしい。週刊連載はそれこそ命を削るレベルに大変と聞いているのでそのような意味でも心身ともに化物クラスなのだろう。作者本人が望んで超長期連載してる分には人気が続く限り存分に頑張って欲しいと思う。


ただ「作者がやめたくても編集部が連載を続けさせる。やめたいのにやめさせて貰えない。」という問題も内包するのが難しい点だ。故鳥山明氏のドラゴンボールが有名だろう。いち読者としては、無理しての延命措置は作者にとっても作品にとっても良い結果に結びつかないと思うので、良きところでスッキリ完結してもらい、次の作品でまた頑張って頂く方が良いと思う。出版社、編集部の皆様方には売上だけでない部分にも着目して欲しいと思う今日この頃だ。鳥山明氏には改めてご冥福をお祈りする次第だ。


盛大に脱線した。元に戻ろう。


錦糸町は初めて下車したけど結構栄えててビックリした。もっと雑然とした街並みかと思っていたが駅前の広場はかなり広いしマルイやパルコなどの商業施設も立ち並び、色々なところに向かうバス停も複数ありロータリー的なものも広めかつ綺麗に整備されている。良い意味で驚いた。


本日は元同僚と、その友人との飲み会ということでやって来たのだ。いや、こちらは初対面でも気にしないけど相手の方は大丈夫なのカシラ?・・・と一抹の不安を覚えながら合流するも気さくそうな人柄で一安心。それでは参るとしよう。


錦糸町駅南口を西に向かって歩いて行くと、警備員のような人が通行人に声がけしている。何なに?「声を掛けての客引きは犯罪(違法?)です。声を掛けられても付いて行かないようご注意ください。」え?わざわざそんなアナウンスするだなんて、もしかして歌舞伎町なみにヤバい街なの?確かにアングラ的な印象はあるけどそこまでだとは・・・と思いながら歩いて行くと、2人目の注意喚起してる警備員の後ろからビル沿いにずらりと客引きが並んでる。店側の指示だろうけど注意喚起されてるなか良く表に出て立ってるな。まさか警備員が近くにいるのに声がけなんてするわけ「ガールズバーいかがすかガールズバー」ってなに堂々とキャッチしとるんだw行かんわ(笑)


独りでは歩きたくない通りだなと思いながらも目的のお店に到着。開き戸上の看板に創業40年と書いてるだけあり、昔ながらの居酒屋といった雰囲気。うんうん。こーゆーのが良いのだよこーゆーのが。


中に入るとほぼ満席。カウンターには鮮魚店のように魚介類が並べられており、魚介類に自信を持ってることが伺える。テーブル席に座ったがこれがまた狭い。後ろに座ってる人と背中が20cmも離れてないレベルなのでかなり窮屈と言える。うん。まぁ昔はこんな感じの居酒屋結構あったよね。と思いながらメニューを見たが飲み放題は無いらしい。残念。


ビールはア○ヒスーパードライかパーフェクトサ○トリービールの二択とのこと。以前後者を飲んだら結構美味しかったのでこちらを選択。糖質ゼロだから選ぶワケではないが、美味しい上に糖質ゼロは嬉しい。乾杯!(終わりの始まり)


今回頼んだメニューはこちら。


・ゆでたて枝豆

・焼き里芋

・刺身盛り合わせ9種(タコ、カンパチ、つぶ貝、マダイ、メイチダイ、ミル貝、シマアジ、サーモン、カツオ)

・蝦夷真鯛の塩焼き

・真鯛のかぶと煮


このお店は店員さんがオススメの鮮魚をざる?に載せて説明してくれるシステム。居酒屋としては結構珍しい部類ではなかろうか。わざわざ見せてくれるということはそれだけ鮮魚に自信があるということに相違ない。否が応でも期待が高まる。


元同僚とその友人は大学から三十数年来の付き合いとのこと。それは凄い。中身は当時と全く変わってない?分かりすぎる。なぜならば私も同様だからだ(笑)


それこそ十代の頃は二十代は大人に見えたし、三十代以降は家族を持って立派な家も建てて云々。更に当時周囲にいた大人は皆文字が綺麗というか上手だったため、大人になれば自動的に字がキレイになって素敵な大人になるのだろうなと漠然と思っていたが何のことはない。人生とは所詮現在(いま)の延長に過ぎないことを知った。字が自動的に綺麗になるワケが無いし内面を磨かないと考え方や行動も大人になるワケではない。何歳になっても人生とは地続きなのだなと感じる今日この頃だ。


と色々話をしてるうちに料理が到着。


ゆでたて枝豆。間違いない美味さ。


焼き里芋。ホクホクして旨い。他の店でも出して欲しい。


刺身盛り合わせ9種(タコ、カンパチ、つぶ貝、マダイ、メイチダイ、ミル貝、シマアジ、サーモン、カツオ)。大きい(ます)2つと普通サイズの(ます)が斜めに3段で提供される。ビジュアルがもう楽しい。ここは魚介類の鮮度だけでなく見た目でも楽しませてくれるエンタメ要素も大事にするお店のようだ。素晴らしい。もちろん全ての刺身が新鮮で美味しかった。札幌に居住してると魚介類が美味しいのが当たり前となるので東京に戻ってからは魚介類をなるべく避けてたがここのは普通に美味しい。近所にあったら通いたい店だ。


蝦夷真鯛の塩焼き。本当に店員さんが説明してくれた魚?と思うレベルに膨らんでおり驚いた。口は大きく開いてるし身の厚みも1.5倍ほどに膨れ上がってるように見える。ふっくら焼き上げたということか。こちらも旨い。焼き加減が絶妙だがどれだけ修行すればこのレベルに到達するのだろう。素直に称賛する次第だ。


真鯛のかぶと煮。こちらも旨い。かぶとは人気商品らしく、もうひとつのかぶとは売り切れだった。熱烈なファンがいるのだろう。甘辛いタレをご飯に掛けても美味しそうだなと思った。


座席が狭いことだけがネックだが総じて大満足。また来ます!


ごちそうさまでした。

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