喫煙可能な 町中華
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は町中華にしよう。
JR常磐線松戸駅東口から北に向かって徒歩3分。中華料理 福宝○だ。
昭和の時代、その辺にある町中華と言えば日本人のおっちゃんが中華鍋を振るう、油で店内が薄汚れ、雑誌やスポーツ新聞が雑然と並べられたお店が定番だったが、昨今だと本場の中国人が経営してるお店が非常に増えたように思う。リーズナブルに本場の味が食べられるというダブルにお得な町中華だ。
なぜ都心でなくこのお店を選択したかと言うと、一番の理由は〆ラーメンに超オススメしたい札幌すみれ系味噌ラーメンを提供してるお店がすぐ近くにあるからだ。そのラーメン屋さんは西山製麺を採用するだけでなく店名をさ○ほろと名付けるほどこだわってるようで、気軽に本場札幌すみれ系味噌ラーメンを味わえるのでこちらもオススメのお店だ。気になる方は是非チェックして欲しい。注意点としてたまに臨時休業することがあるので、訪問する際は事前に電話で営業してるか確認することをオススメする(フラグ)
その〆ラーメンを味わうため、近隣でタバコを吸える飲み放題付きのお店を探したところヒットしたのがこの中華というワケだ。全席喫煙可能なのでタバコの煙NGの人にはオススメ出来ないお店となっている。あらかじめご承知おきして欲しい。
それにしても昨今の禁煙状況は行き過ぎではないかと思うレベルに喫煙できる場所やお店が激減してると感じる。私も元喫煙者として可哀想だなと同情するものの、こちらが飲食してる時に煙草を吸われると、確かに邪魔に感じなくも無いので仕方ないのだろう。タバコの値段は跳ね上がってるのに吸える場所が少ない。国の施策のひとつとして煙草を売ってるのに一方では規制を強化する。アクセルとブレーキを同時に踏む歪んだ政策と行政に溜息を隠せない。
喫煙できる場所の代表格としてパチンコ屋、居酒屋、喫茶店が挙げられると思うが、それらほとんど全てが全面禁煙となっている店が大半になってるのではなかろうか。分煙ならまだマシで、それでも電子タバコだけOKのような中途半端な状態らしい。聞いた話だと競馬場ですら所定の喫煙場所以外では屋外も禁煙とのこと。携帯灰皿持参しててもダメってコト?競馬場だぞ競馬場?赤鉛筆を耳にはさんだ小汚いオッサンがたむろするような場所なのにほぼ禁煙?ここまで来るとさすがに行き過ぎというか潔癖症が過ぎるのではないかと個人的には思ってしまうのは甘いのだろうか?これが時代の流れということか。諸行無常と思いつつ喫茶店よ。お前の頭文字は喫煙の喫ではないのか?と思い気になって調べたところ「喫茶」で「茶を飲むこと」を意味するらしい。また無知を晒してしまったようだ。すまない。
盛大に脱線してしまった。
熱くなると早口になるのは仕様なので勘弁して欲しい。元に戻ろう。
「喫煙可」を条件に加えた途端に店選びが非常に難しくなる昨今。見つけたのがこちらの町中華ということだ。喫煙者のオアシスと言って良いだろう。
このお店の凄いところは3時間食べ飲み放題付きで4380円というコースを提供してることだろう。3時間も滞在できる上、飲み放題だけでなく食べ放題も付けて5000円を切るとか客なのに原価率を心配してしまうレベルだ。
とは言え学生時代や20代の頃と比べて極端に食べる量が減っている昨今。大して食べられないのは分かっているが、定額制というのは安心感があって良い。
ということで注文したメニューはこちら。
・棒棒鶏
・胡瓜の和え物
・麻婆豆腐
・青椒肉絲
・五目チャーハン
アルコールはさすがに限定されるが、料理に関してはほぼ選び放題。太っ腹にも程がある。もちろんビールを注文。乾杯!(終わりの始まり)
さすが中華。提供速度が早い。次々に配膳されてくる。
棒棒鶏。10cm強の肉厚な鶏が10枚くらい並べられている。前菜とは思えないボリューム。うん。美味い。
胡瓜の和え物。いわゆるごま油の和え物。間違いない旨さ。
麻婆豆腐。ピリ辛感が物足りないのでラー油を掛けて頂く。美味い。
青椒肉絲。こちらもピリ辛感が足りないのでラー油追加。旨い。
五目チャーハン。中華と言えばの定番。旨い。
私がほとんど食べられないため一緒に飲んだ飲み仲間も「この後〆ラーメンだし」と終了。考えてみたら単品飲み放題にした方が総額は安かったかも(笑)まぁこれだけのメニューが食べ放題なんだよ。というエンターテイメント的なワクワク感も込みのお値段ということで総じて大満足。
ワクワクしながら真の目的である〆ラーメンを食べにさ○ほろへ向かうも臨時休業。見事な伏線回収をしたことを「翌日」知った呑んだくれおやぢであった。なぜ翌日知ったかって?それは気が付いたら自宅の机で椅子寝してたレベルに泥酔してたからに決まってるではないか。酔っ払いに終盤頃の記憶を期待してはいけない。熱いライブ感は共有できたとしても宴会後は兵どもが夢のあとということだ。胸を張って言う台詞でないことは理解している。戯言と聞き流して欲しい。
リベンジ必須。〆ラーメンを食べるためにまた来ます!
ごちそうさまでした。