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久しぶりの 激安立ち飲み

この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。

今日は何を飲もうかな。

うん。今日は激安立ち飲みにしよう。


JR御徒町駅から北に向かって徒歩2分。

立呑み晩○屋(ばんぱ○や) 御徒町店だ。


かなり久しぶりの激安立ち飲みである。早速生ビールで乾杯!(終わりの始まり)


挿絵(By みてみん)


どのくらい激安かと言うとつまみメニューを見て欲しい。


挿絵(By みてみん)


パッと見、大半が100円台から。一番安いメニューだと90円だし高くてもワンコイン未満である。まさに激安と言って良いだろう。


しかしながらこちらは昨年11月オープンのため店内外とも非常に綺麗で清潔である。それでいて昭和風居酒屋をコンセプトとして成立させてるので居心地の良さは抜群なのだ。


1階がカウンター席のみの立ち飲みで2階がテーブル席となっている。どうやら2階席は席料が掛かるようだがゆっくり飲みたい方には丁度良いのだろう。


こんなに激安で大丈夫かと心配になるほどだがおそらくアルコールで採算を取る計算なのだろう。とは言えビールはさすがに490円だがハイボールは290円。ホッピーセットは430円で中(焼酎)は250円なのでそこまで高額と言うワケでも無い。狭いカウンター内にスタッフが3~4名常駐してる状態なので人件費も馬鹿に出来ないと思われる。どのような財務状況なのか気になるがイチ消費者としては飲み食いして応援しようと改めて思う次第だ。


財務で思い出したが私は独学で日商簿記2級まで取得することが出来た。


3級は余裕だったが2級はさすがに苦労した上ギリギリで合格したので決して自慢できるものではない。しかも経理系の仕事を一切してこなかったので簿記関連の知識と言えば参考書に載ってる内容のみ。全く応用が効かない上、実践ゼロなのでまさに机上の空論そのものである。


しかも取得してから一度も使用してないので2級の内容はほぼ頭から抜け落ち済みで全く役に立たないと言っても過言ではない(笑)独立するには財務諸表くらい読めないと困るだろうと思い勉強したが資格を取得するだけでは無意味なのだなと。人材募集欄に「実務経験○年以上」と記載されてるのは伊達ではないのだなと改めて感じる今日この頃だ。


資格と言えば車の免許以外だとIT系しか受験して来なかったので他の資格にも通用するかは不明だが、少なくともIT系および簿記に関しては「最低でも参考書を3周する」勉強法が有効だと感じる。


1周目は意味不明だとしても、とりあえず分からないままで良いので進める。

2周目は一度見てるので何となく分かるし理解度を深める方向で進める。

3周目は更に理解度を深めた上で血肉となるよう定着する方向で進める。

4周目以降は弱点を中心に理解度を深める方向で進める。


という勉強法が着実に身に付いて得点にも繋がると思う。平凡以下である私には繰り返すことで定着させるしかないのだ。私の場合だと簿記3級は比較的簡単だったので3周で問題無かったが、2級は商業簿記5周。工業簿記に至っては6周しても怪しいレベルだった。つくづく頭の良い人や記憶力が良い人を羨ましく感じる。受験を検討中の皆さまに少しでも参考になれば幸いだ。


脱線した。元に戻ろう。

頼んだメニューはこちら。


・モツ煮


挿絵(By みてみん)


モツ煮。寒い日だったので豆腐の熱さがありがたい。大根、こんにゃく、ネギも汁が染み込んで旨い。肝心のモツは旨味が抜け切っていたがご愛嬌と言ったところだろう(笑)悪くはないので一品目として注文するのもアリだと思う。


ちなみに壁にはメニュー以外にも色々な標語?が貼ってある。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


「呑まなきゃ会社に行けません」

「『ちょっと飲んでくか』その思いがこの店の未来を切り開く」

「ちょっと愚痴って、いっぱい払って!」


面白すぎる(笑)このようなノリは大好きだ。

どうやらホワイトボードに推しを載せてるようなので参照することに。


挿絵(By みてみん)


なめろうはマストとして太刀魚ってあまり食べたこと無い気がする。

ということで追加注文。


・アジのなめろう

・太刀魚の炙り刺し


挿絵(By みてみん)


アジのなめろう。普通に旨い。チビチビ飲めるのもありがたい。


挿絵(By みてみん)


太刀魚の炙り刺し。結構細かい骨が多くて食べづらい・・・と思ったが、最初に取った一切れだけ骨が多い部位だったようだ。身がしっかりして固めな弾力だがサッパリしつつもしっかり味がして旨い。


***


それにしてもガード下のお店だけあって、電車が通る度に低い轟音と共に食器類がガタガタ揺れるのが面白い。とは言えジョッキがズレ動くレベルとは思わなかった(笑)軽いエンタメとして楽しめるのも良いところだろう。


最初は30分ほどのサク飲みで退店しようと思っていたが隣の物静かなオジサンと少し話をしたところ案外盛り上がってしまい楽しい時間を過ごさせて頂いた。


どうやら登山が趣味のようで昔は登山グッズも全て重量物ばかりだったのでとにかく体力筋力が大事だったとのこと。そう言えば学生時代の登山部は頭より数十センチも大きい重たそうなリュックを背負って階段を昇り降りしてたなと思い出しながら色々興味深いお話を伺った。


口調は物静かだし声も小さ目なのだがあまりにも話が面白くて盛り上がったし連絡先でも交換しようと思ったがはたと気が付いた。待てよ?今までノリで連絡先交換してその後も連絡取り続けたり会ったりする人いるか?と。


答えはノー。皆無である。何故ならば基本的にズボラだし面倒臭がりだから。


その場はもちろん楽しいのだが、連絡先を交換すると途端に面倒に感じてしまうのだ。プレッシャーになると言い換えても良い。気楽に連絡を取り合える仲であれば問題ないのだが、そこまで仲が深まってない間柄の場合元来持っている無駄にクソ真面目な部分が出てしまい気を遣ってしまうのだ。我ながら面倒な性格だなと思うがコレが私なので仕方ない。SNSに向いてない性格と言って良いだろう。


それなので一期一会ということで連絡先は交換しないことに。

そう。その場が楽しければそれで良いのだ。


ということで調子に乗りアルコールを追加注文。


挿絵(By みてみん)


ハイボールも旨い。


挿絵(By みてみん)


ホッピーセット。普通に旨い。中と呼ばれる焼酎が結構多めに入った状態で提供されるので最初のセットを含め3杯は余裕で飲めるのが素晴らしい。


結局1時間以上滞在することとなり調子に乗ってビールも二度ほど追加注文したため金額も3300円を超えたが大満足だった。まさにプライスレスというヤツである。楽しい時間をありがとう見知らぬオジサン。


次回訪問時にレシートを持参すれば小さなお通しがサービスで付くとのこと。つまみやアルコールも選べばかなりお安く飲めるこちらのお店。接客やレスポンスも非常に良いので気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!


ごちそうさまでした。

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