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雰囲気も大事 ドイツバー

この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。

今日は何を飲もうかな。

うん。今日はドイツバーにしよう。


札幌市営地下鉄東豊線(とうほうせん )豊水(ほうすい)すすきの駅から北に向かって徒歩1分。

狸小路手前の2階にあるジャーマンバーSH○だ。

全く伏字になってないように見えるが気のせいだ。気にするな。


店名から打ち出しているように、このお店は木製の椅子やテーブル、レンガを基調としたドイツの山小屋をイメージしてるとのこと。壁にはドイツ関連の写真やサッカー選手のユニフォーム、空き瓶などが飾られている他、本場ドイツのビールやドイツ料理も味わうことが出来る本格的なお店だ。一気に異国情緒に引き込まれるのに落ち着ける雰囲気で非常に良い。


というかこのお店は同僚に紹介してもらうまで全く知らないお店だった。狸小路で飲む場合、アーケードからすぐ入れる店ばかりチェックするため、アーケードから少し外れる店はチェック対象外となってしまうのだ。これでは世界が広がって行かないと反省する次第だ。徐々にでもチェック範囲を広げていこうと思う。


狸小路と言えば色々イベントを行うことで有名だが、その中でも狸小路1丁目東側と二条広場の間にある「狸二条広場」で行われる祭りがひと際賑わいを見せてくれ好きなイベントのひとつだ。もちろん私が興味を示す祭りと言えば「ビール祭り」または「日本酒祭り」要するにアルコールを中心に据えたイベント。運営の皆さんいつも開催してくれてありがとう。


ビールを飲む祭りと言えば夏の大通公園で行われるビアガーデンが有名だし規模もデカいが、有名すぎる故に集客力も半端ではなく、どこも大混雑なので行列を覚悟する必要があるのと、仕方ないかも知れないが肝心のビールがぬるくなるのが早いのが難点と言える。イベントとしてだけ考えるなら悪くは無いのだが、飲むことをメインにするなら私ならばクーラーがガンガンに効いた涼しい店内でキンキンに冷えたビールを飲みたい。トイレ難民になることも考えるとビアガーデンは1杯だけ雰囲気を味わうくらいが丁度良いと思う。


その点、狸二条広場は大通公園のビアガーデンほどはメジャーではないし、規模も小さめなので集客力もそこまで多くは無い。イベント会場として見ると広場は狭めのため、少し集客数が多くなるだけで人で溢れるのが難点だが、そのことを理解してる人が多いせいか、激込みとなることは少ない印象だ。また、ガッツリ飲むというより、試飲ではないが、何杯かサク飲みで終わらせる人が多いように見える。数杯サク飲みしてガッツリ飲みはお店へ。という使い方に丁度良いように思う。あくまで祭りの雰囲気を数杯味わうのみ。そのような使い方がオススメだ。


屋外飲みで思い出したが二十数年前初めて札幌に来た時は真夏でも日陰は涼しいし、日差しが落ちた途端、肌寒くなることに驚いたことを強烈に覚えている。夜は肌寒くて窓なんて開けてられないし、お盆を過ぎた途端急激に寒くなることも日常茶飯事だった。


それが今や夏の札幌はクーラーが無いと下手したら熱中症になるのではないかレベルに暑い。しかも湿度が高く蒸し暑いので日陰に入っても微塵も涼しさを感じない。日差しが落ちても全然涼しくならないし、何なら夜中ずっと窓を開けて寝ても寝苦しくて起きるレベルだったりする。魚介類に目を移すと函館=イカの街だったのに今やイカの漁獲量は激減してるし、代わりにブリが大漁とのこと。日常生活で感じる異常気象というヤツだ。


また脱線してしまった。元に戻ろう。


このお店は前述の通りドイツビールとドイツ料理を提供しているが、普通の飲み放題メニューもある。残念ながら飲み放題のビールはドイツビールではなくキリンのハートランドだが、何と6品込みで税込み2500円から飲み放題コースが提供されている。現在では少々値段改定されているようだが驚異的な安さではないだろうか。ドイツビールも気になるが、これは飲み放題一択だ。飲んでる途中でドイツビールを飲みたくなったら単品で頼めば良いだろう。


2500円の飲み放題コースで提供されるメニューはこちら。


・枝豆

・オリーブ

・フライドポテト

・キュウリのピクルス

・ザンギ

・ソーセージ


これだけあれば充分戦える。乾杯!(終わりの始まり)

おつまみプレートと呼ばれる木皿と白いお洒落なカップに載せて到着。


枝豆。間違いない。美味い。


オリーブ。オイルは好きだけど実そのものは苦手なのでパス。


フライドポテト。いわゆる普通のフライドポテト。まさにつまむのに向いている。美味い。


キュウリのピクルス。ピクルスも苦手なのでパス。


ザンギ。ザンギにしては衣が固めだけど旨い。


ソーセージ。太い。直径2~3cmある。小さいころどこかで食べたような柔らかめの食感。正直柔らかすぎて好みから外れるけど味は美味い。


一緒に飲みに来た飲み仲間が食べ足りないとのことで追加注文を実施。


ソーセージ盛り合わせ。直径2cmくらいの太いヤツが2本。普通サイズが3本。明らかにこちらの方が質が良くて文句なく美味い。


ドイツ岩塩使用レバーパテ。間違いない旨さ。洋風珍味と言って過言ではないだろう。普段パン類は食べない方だがバゲットは別物。ビールが進む。


このお店は料理の美味しさを味わうというより、異国情緒の雰囲気を味わいに来るという感じのお店。外国人のお客さんも多く、本当に海外のバーに来たのではないかと感じるレベル。サッカー観戦も出来るようなのでスポーツバーや海外の雰囲気が好きな人にオススメ。また来ます!


ごちそうさまでした。

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