御徒町で 日本酒にトドメを刺された
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は日本酒にしよう。
JR御徒町駅から北西に向かって徒歩2分。
やきとん まる○だ。
北海道マル○酒場 御徒町一号店で散々飲み食いしたがもう少しだけ飲みたい。もうハラいっぱいだしアルコール含め量は入らないので日本酒を飲みに行こうということで訪問。ビールをかなり飲んだ状態で日本酒を飲むということは酔っ払いにトドメを刺すようなモノだがたまには良いだろう。(フラグ)
早速日本酒で乾杯!(終わりの始まり)
頼んだ日本酒はこちら。
・水府自慢(すいふじまん) 特別本醸造生酒
水府自慢(すいふじまん) 特別本醸造生酒。茨城県 明利酒類のお酒。いつもながらかなり良い感じに冷えておりスッキリ爽やかで飲みやすくて美味しい。税込460円ほどで1合も飲めるなど激安と言って良いだろう。いつ飲んでも醸造酒と思えない旨さに感動する。
頼んだメニューはこちら。
・野菜串(たくわん)
・純レバ
・黒カシラ串
野菜串(たくわん)。安定の旨さ。塩味だけでなく適度な甘味もあるので口直しに丁度良くてたまらない。
純レバ。こちらも定番の一皿。旨い。こちらの店の人気メニューとして皿なんこつもあるしあちらも確かに間違いなく旨いのだがハラいっぱいなので今回は見送った次第だ。
黒カシラ串。柔らかい上に肉自体の旨味とタレが絶妙にマッチしており旨い。
こちらの店もヘビロテに組み込んで久しいがサクッと飲みにも気軽に応じてくれる懐の深さがたまらない。またいつ来訪しても味やコスパが良いだけでなく居心地が良いのも高ポイントと言って良いだろう。
しかし私は忘れていた。後半に日本酒を飲むと酷い目に遭うということを。
この日も飲むタイプのウコンと錠剤タイプの酒豪伝説を飲んでいたので一軒目でそれなりにビールを飲んだにも関わらずシラフに近い状態をキープしていた。それゆえ油断してたが確実に泥酔メーターは上昇していたのだ。
そう。いくら事前にウコンなどを飲んでいたとしても決して万能ではない。限界は必ず存在するということを失念し調子に乗って二軒目でも冷酒をカパカパ飲んでしまったのだ。
そうするとどうなるか賢明な皆さまであればお分かり頂けることだろう。そう。突然キャパオーバーとなり一気に泥酔してしまったのだ。もちろん泥酔してるから支払い含め詳細を全く思い出せないのは言うまでもない。頼りになるのはスマホに残った写真記録だけだ。
泥酔した人の行動は様々だと思うが私が最初にする行動は「〆のラーメンを食べに行く」である。
事前に調べ済みだったのだが御徒町駅の西側のガード下沿いに札幌味噌ラーメンを出す老舗のえぞ菊というお店が現在も営業中でそれなりの人気店とのこと。今日は北海道尽くし!ということで〆のラーメンはそちらにお邪魔することに。
本当は王道の味噌ラーメンを食べようと思っていたのだがそこは泥酔者。個人的に好みである辛味噌を選んでしまったようだ。
そこまでは良い。いや良くは無いがよくある話である。しかしながらそれから私はとんでもない行動をしたようだ。
写真からしか行動を推測できないので道中の行動は不明だが、全く同じ店で同じメニューを40分後に食べていたのだ。しかも写真から推測するにどうやら野菜増しにしたようだ。意味が分からなすぎて宇宙猫状態となってしまった。
▼一杯目の辛味噌ラーメン
▼二杯目の辛味噌ラーメン(たぶん野菜増し)
・・・あれ?スマホだと明らかに二枚目が野菜多めに見えたけどPCで見るとほぼ同じと言っても過言ではないな・・・ま、いっか(笑)
二軒目に行く時は「ハラいっぱいだから日本酒と軽くつまむだけにしよう」と言ってたにも関わらず二杯、それも同じ店の同じラーメンを食べてるのである。満腹中枢だけでなく判断能力もぶっ壊れてるとしか言い様がないだろう。
満腹中枢がぶっ壊れて〆を最大5軒ハシゴしたことはあるが、あの時は一応記憶も残ってたし別の店に行く判断能力もキープ出来ていた。それに比べると判断能力がぶっ壊れると恐ろしい結果となるのだなと心底実感する出来事だった。日本酒は最後ではなく最初に味が分かる程度に嗜むに留め、後半はビールでクールダウンする方が良いのだなと学んだ一件となったことは言うまでもない。
なお以前5軒ハシゴした際はけやきで味噌ラーメン→一鶴でちゃんぽん→とみの屋で辛味噌ラーメン→まる山でもり蕎麦→なか卯ではいからうどんと胃腸に多大なる負担を掛けてしまった。反省してる。
結局ラーメン二杯食べた後は爆睡したうえ何度も電車の乗り換えを間違え家に帰りつくまで3時間も掛かってしまった。良い子は真似しちゃダメだぞ☆
ということで私の飲み方がアホだっただけでこちらはいつ来訪しても高品質な料理およびコスパおよび居心地の良さを感じさせてくれる良店のひとつである。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。
さすがに200エピソードを超えるとネタ切れ感が否めないので写真を盛り込んでみました。