上野で 快復後の海鮮
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は海鮮にしよう。
JR上野駅から南に向かって徒歩3分。
築地○鮮市場 上野アメ横店だ。
こちらはインフルの病み上がり明けにも訪問したが今回も急性胃腸炎の快復後ということで選ばせて頂いた安心安全のお店である。胃腸炎の快復後に刺身?という疑問もあるだろうが呑める魚屋 ○草と同様に新鮮かつ品質への信頼感が厚いのだ。まぁ単純に美味い海産物を食べたい欲が増してたので選んだという側面が大きいことは伏せておこう(笑)
早速サ☆ポロ赤星で乾杯!(終わりの始まり)
しかし最近上野~御徒町近辺で色々なお店を開拓して行っているが「ココは素晴らしい!是非何度もリピートしよう」というほど強烈な印象を残す店はそんなに多くないのだなと感じる今日この頃だ。
いや。そこまでではないけど結構良いからルーティンのひとつとして組み込んでも良いね。というお店は結構あるので素晴らしい街並みだなとは思うのだが感動するレベルのお店にはなかなか出会えないことを実感する。
どこで見たか忘れたが感動するとは自分が予想する範囲を超えた何かを見たり聞いたり体験した際に感情が揺れ動くことを指すらしい。
飲食の場合であればもちろん味や盛り付けを筆頭に接客や清潔さ、店内の雰囲気など様々なことが複合的に絡んでるのだろう。もちろん金額も含めて判断してるものと思われる。
本日一緒に飲んでるのは弟だが元同僚が凄い人物だったらしい。
契約社員の女性だったそうだが三十代前半にも関わらずカラオケでは中森明菜や松田聖子、果てはクイーンなどを得意としてるそうで年齢詐称疑惑を強く感じさせるラインナップを歌い盛り上げてくれる上、退職後も元職場のみならず元取引先との飲み会にも呼ばれて未だに参加してるのだとか。それもプライベートで仲が良かった人に誘われて内輪飲みという話ではなく会社の飲み会という堅苦しい会に呼ばれるそうだ。愛されキャラにも程があると思うのは私だけだろうか。
それでいて仕事は人一倍できる人物だったようで会社からは何度も正社員登用を打診したがその度に断られたとのこと。なんだそれはスナフキン並みに自由を愛する人ではないか。商業誌ならば編集者に余裕でボツを喰らいそうな設定だが実在の人物と言うから驚きである。まさに現実は小説より奇なりと言うところだ。
おそらくこちらも想定を超えることで周囲に感動を与える人物ということなのだろう。そんな稀有な人物百人に一人いるかいないかと言うところだろう。私も振り返ってみると仕事も出来る愛されキャラは片手で数えるくらいしか思い浮かばないほどのレアキャラであることに改めて驚かされる。もし身近にそのような人物がいる場合、天然記念物並みに重宝することをオススメする次第だ。
脱線した。元に戻ろう。
頼んだメニューはこちら。
・特上おまかせ刺身盛り合わせ(金目鯛、生サバ、海老、ブリ、大トロ)
・カツオのたたき
特上おまかせ刺身盛り合わせ(金目鯛、生サバ、海老、ブリ、大トロ)。彦摩呂ではないが海の宝石箱やと叫びたくなるほどのラインナップに眩しさを感じるほどだ。それでいて1700円を切るのだから激安と言って良いだろう。
金目鯛。刺身は初めて食べたかも。あっさりしつつも身がしっかりで旨い。
生サバ。相変わらず新鮮で脂が載っており旨い。足が早いと言われるサバを生で食べられるなんて贅沢極まりないと思うのは私だけだろうか。食べられるうちに食べておこうと思う逸品。
海老。こちらも新鮮ぷりっぷりで旨い。脳みそにあたる部分が濃厚で旨い。日本酒が欲しくなる味。
ブリ。こちらも相変わらず新鮮ぷりっぷりで旨い。最近こちらと呑める魚屋 ○草の旨い魚介類で舌が肥えてしまったので他の大抵のお店で刺身にガッカリするのはご愛嬌といったところだろう(笑)そのくらいレベルが高い鮮魚を味わえることに感謝しながら頂くこととする。
大トロ。久しぶりに食べたが脂は凄いものの胃にもたれる感じはあまりせず、ただひたすら口の中でとろけて旨い。胃腸が元気な若人に食べて欲しい逸品だ。
カツオのたたき。メニューには載ってなかったが仕入れたばかりとのこと。それは是非注文するしかないだろう。最初はポン酢で頂いたが初ガツオだからか脂は乗っておらず少しパサっとしてる。まぁ戻りガツオではないから仕方ないと思いつつお店の人オススメのニンニクマヨネーズで頂いたところコレが大正解。物凄く旨い。おそらくカツオ自身の脂が少ないことをカバーする目的があるのだろう。さすがよく熟知されてるなと感じた。
総じて大満足。なぜこんなにリーズナブルで物凄く旨いのに他店と比べあまり大混雑してないのか不思議なくらいだがいつでも来店しやすいという意味ではありがたいお店である。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。