円山公園で 花見酒
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は花見酒にしよう。
札幌市営地下鉄東西線 円山公園駅から西に向かって徒歩4分。
円山公園だ。
正直円山公園と言ってもどのくらいの広さなのかサッパリ把握してなかったが、西は円山球場や陸上競技場より西側まで繋がっている公園も含まれており、南は円山動物園の南端から円山山頂まで。東はそのまま真っ直ぐ北1条通りまで続いており北は北海道神宮を含めた範囲全てを指すようだ。そこまで大きいとは知らなかったが今回訪問したのは円山公園駅から一番近くて手前に当たる部分だ。
陸上競技場が2つ弱くらい入る広さなので相当なサイズのハズだが背の高い木がそこら中に生えてるので開放感がある感じではない。森とまでは行かないが林の中にある公園と言ったところだろうか。
たまには花見酒と洒落こもうではないかということで訪問。もちろん花より団子ならぬ酒がメインである(笑)
本当はBBQというかジンギスカンを楽しみたかったのだが七輪だと炭火の処理が面倒だしガスコンロは手軽で良いけどやはり準備や後片付け、行き帰りの荷物等を考えると面倒だよねということで屋台で買い食いすることに。
当時は花見期間中に限りジンギスカンなどに伴う火の使用が解禁されていたがどうやら2020年から火気禁止とのこと。理由としてマナーの低下が指摘されたようで公園内や周辺へのゴミ不法投棄や違法駐車など利用マナー低下が原因とのこと。せやろねとしか言いようがない。
極一部のマナーが悪い輩のせいでまたひとつ楽しみが減らされてしまったかと嘆くと同時に輩はその程度の未来予測も出来ないのかと呆れるばかりだ。しかしながら他人事ではないので自戒しようと思う。
そんな円山公園と言えば太くて大きい木が多く野鳥やエゾリスなどが普通に見られるため写真愛好家の撮影スポットとしても有名である。
この日も長さ30~40センチほどある望遠レンズを付けた二人組が木を見上げながら談笑しており周囲の花見客から浮いていた。何が撮れるのか気になったが迷彩服着てるし少々異様な雰囲気だったので声をかけそびれたのが残念でならない。
私も一時期カメラそれも一眼レフにハマったことがあるが非常に大変だった。
もちろん細かく色々設定出来ることにより全然映り方が違うだのアングルだけでなく時間帯でも印象が変わるだの散々語られる技術面も当然大変なのだが違うのだ。物理的な重さが地味に辛い。コレに尽きるのだ。
私は主に風景や花などを中心に撮影していたのだが、気になる景色や花が見つかるまでは当然首や肩からぶら下げたまま移動することとなる。
重量的にはレンズやバッテリー含め800グラム程度だったので一眼レフとしては軽い方だとは言え、良さげなスポットが見つかるまでずーーーっと負荷が掛かりっぱなしとなるのでストレスが凄い。
確かに物凄く重いという程では無い。しかし軽いか?と問われるとうーん。決して軽いとは言えず正直重たく感じる。日常の重たさで例えるなら500mlの中身がフルで入ったペットボトルのフタ部分だけを握ったまま上下に振った際の下限に来た時の重さがずっと続くと言えば伝わるだろうか。
ある程度の重さが無いと撮影時にブレるとの話を聞くが、その重さがネックになるのだよその重さが。(首からぶら下げてるだけに)
その苦労を知ってるだけに長さ30~40センチほどもある望遠レンズを持ち歩くなど正気の沙汰ではないと思ってしまったが、おそらく苦労を上回るくらいの成果を得られているのだろう。重さが苦にならない写真好きだけが残っていくのだろうなと改めて感じた次第だ。
脱線した。元に戻ろう。
花見の時期も屋台が出るのでイベント気分が盛り上がって良い。
当然ビールに合うツマミを選ぶしか無いだろう。出来ればチビチビ肉をつまみながら飲めたら嬉しいと思ってたところ串を売ってる屋台を発見。これは買うしかないということで注文。
頼んだメニューはこちら。
・生ラム串
・上牛タン串
生ビールで早速乾杯!(終わりの始まり)
生ラム串。うん旨い。屋台は割高ではあるがその分、肉の大きさも満足感があるサイズで提供してくれるのがありがたい。ジンギスカン気分も味わえるのが良い。
上牛タン串。牛タンを売ってたら買わざるを得ない。旨い。
出来立て熱々であれば最高だっただろうが残念ながら作り置きだったので冷めていたのが少々残念だったがまぁ屋台などこのようなものだろう。桜が咲く時期とは言え風が吹くと肌寒さも感じたりするので服装も気を付けた方が良いだろう。
大通公園ほどでは無かったがこちらもカラスが食事を狙ってたので注意が必要だ。年に二週間あるかないかと言っても過言ではないほど短い期間しか楽しめない花見イベント。気になる方はチェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。