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御徒町で 越後の地酒

この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。

今日は何を飲もうかな。

うん。今日は越後の地酒にしよう。


JR御徒町駅から南に向かって徒歩1分。

味○笛 本店だ。


アメ横通りの延長上にあるお店なので好立地と言って良いだろう。アメ横は上野~御徒町を繋ぐ短い道路だが御徒町駅の通りを境にガラリと雰囲気が一変するのが面白いところだ。しかしながらこちらのお店はどちらかと言えば上野~御徒町界隈に構えてても不思議ではない造りなので親近感が湧くお店のひとつで来店前からワクワクが止まらない。早速訪問することとしよう。


こちらは看板にも書いてある通り越後の地酒と別海(道東)の幸が売りとのこと。道東のことを別海と呼ぶのかと初めて知ったが根室の隣にある町名のようだ。弟子屈(てしかが)や標茶(しべちゃ)、厚岸(あっけし)、中標津(なかしべつ)など結構道東の地名は知ってるつもりだったがまだまだ知らない地名があるのだなと反省する次第だ。


それにしてもこうやって書いてみると北海道は難読地名が多いなと改めて感じる。いつの間にこんなにスラスラ読めるようになったのか不思議に思わなくもないが日常のニュースや天気予報などで色々な地名を耳にしたり水曜どうでしょうを始めとしたバラエティ番組などで色々な地方をロケする企画を見ることで自然に覚えたということだろう。面白いなと感じる。


とは言え読めるけど書けない地名が増えたことは喜んで良いのだろうか(笑)なおアイヌ語を元にした地名が多いのは周知の事実だが河川流域はアイヌ語で川を意味する「ベツ」や「ナイ」の言葉が使われてることが多いと観光バスのガイドさんに教わった。ただでさえ楽しみにしてた観光だったが地理や歴史、文化の一端を知ることで楽しさ倍増の旅行となったのは言うまでもない。


正直こちらのお店で気になってるのは海の幸よりも地酒である。何せ越後の地酒とわざわざ自ら地域縛りを入れてるのである。何と言う縛りプレイだろう。その分自信があるということに他ならないと思われるので期待に胸を高鳴らせながら入店。よろしくお願いします!


こちらは立ち飲みのお店なので壁際にカウンター席がずらりと並んでいる。どうやらこちらも人気店のようでオープンから間もないのに既に半分以上の席(があるワケではない)が埋まっている状況。おそらくリピーターが多いのだろう。ますます期待が高まる。


注文は少々独特で清算する場所にずらりと並んで待つ形式で、カウンターにラップしてあるツマミの数々が置いてあり清算場所でツマミおよびお酒を注文するスタイル。丸○製麺のように半セルフで注文するスタイルと言えば伝わるだろうか。


実は今回は二回目の訪問なのだが初回訪問時は泥酔しすぎて日本酒の味をサッパリ覚えて無かったのでリベンジに再訪したというワケだ。初回訪問時に食べた切昆布の炒め煮と鶏レバーのしぐれ煮が凄く旨かったのでツマミに関しては安心感があって良い。さてさて今日は何をツマミに飲もうかな。


頼んだメニューはこちら。


・マグロとブリの刺身

・浜焼つぶ貝の甘辛煮

・鶏の砂肝(塩焼き)


マグロとブリの刺身。前回は鮮魚系を注文してなかったので刺身系あるかを確認したところ清算場所の左側にまとめて置いてあるとのことなので見てみたがマグロのみまたはこちらしか残って無かったのでこちらを選択。うーん。悪くはないが普通かな。。上野には呑める魚屋 ○草や築地○鮮市場 上野アメ横店など物凄く新鮮で美味しい店があるのでどうしても見劣りしてしまうのは仕方ないだろう。ハードルを上げなければ悪くはないと思うので気分で選べば良いと思う。


浜焼つぶ貝の甘辛煮。こちらは絶妙な味付けで旨い。前回食べたツマミもそうだがこちらのお店は加工した料理を選ぶ方が幸せになれる確率が高いように感じる。


鶏の砂肝(塩焼き)。こちらもコリコリ、シャキシャキで旨い。すぐに食べきってしまい勿体無く感じるほどだ。


頼んだお酒はこちら。


・ハイボール(ブラックニッカ)

・緑川(みどりかわ) 純米

・鮎正宗(あゆまさむね) 本醸造


ハイボール(ブラックニッカ)。宅飲みで散々飲み慣れた味。旨い。


緑川(みどりかわ) 純米。緑川酒造のお酒。香りはそんなにしないが旨い米から作られた良質な日本酒という味わい。旨い。結構飲みやすいから初心者向けと言っても良いかも。


鮎正宗(あゆまさむね) 本醸造。鮎正宗酒造のお酒。爽やかな香り。口に含んだ際も爽やか。軽やかと言って良い。かなり飲みやすくて甘口にも辛口にも寄っておらずニュートラルな味わい。旨い。こちらはより初心者向けと言った印象。


とにかく日本酒が旨くてさすが新潟。米の国と感じさせる味わいだった。


店内には多数日本酒の短冊が貼られており目移りが止まらないが日本酒の味わいを楽しむには少量ずつにしておいた方が良いだろう。ということで名残惜しさを感じつつ退店。大変満足なお店だった。


御徒町駅の改札を出てからカウントしても徒歩1分程度の距離なので立地は抜群と言っても良いだろう。立ち飲みなのでゆっくり飲むという感じではないが店内は綺麗にリフォーム工事されてるので少なからず女性客も日本酒を楽しんでいたのが印象的だった。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!


ごちそうさまでした。

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