上野で 串カツ
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は串カツにしよう。
上野駅から南に向かって徒歩3分。
アメ横商店街のシンボルと言える賑わいの像のすぐ横にあるお店。
串かつ でん○な 上野店だ。
そこそこの規模のチェーン店なのでご存知の方もいらっしゃるかも知れない。私は初訪問なので口コミを色々見たのだが割と低評価があるのが少々気になる。しかしながら実際行ってみないと実態は分からないのも事実。ドキドキしながら訪問したということだ。
串カツと言えば二度漬け禁止のルールが有名だろう。
初めて串カツを食べたのは大阪出張に行ってた時だがあまりもの旨さに感動したことを今でも鮮明に記憶している。しかも値段もリーズナブルなので大混雑。大阪弁がそこかしこで飛び交う中食べる初めての串カツは強烈な印象として残ってる。
関東や札幌などにも串カツの店が進出して久しい。当初は本場と同様にソースが銀色の弁当箱のようなケースに入っており二度漬け禁止ルールが適用されてることが多く見られたが、コロナ禍がキッカケなのだろうか?それとも飲食業への迷惑テロ行為がキッカケとなったのだろうか。最近ではボトルに入ったソースが提供されることが多くなったように思う。
最近ではあれらの迷惑テロ行為も話題となることが少なくなったように感じるが、迷惑行為を面白いと勘違いして実行に移す輩だけでなく撮影者やSNSにアップする輩含めおしなべて精神年齢が幼稚としか言いようがない。
そもそも何が面白いのかサッパリ理解出来ないというのもあるが、SNS含めネットにアップするイコール全世界から視聴される認識は皆無なのだろうか?また自分達の行為によりどのような影響が出るか想像することも出来ないのだろうか?
鍵付きのアカウントで身内だけに公開すれば問題ないという意見もあるかも知れないが、そのような幼児性を持つ面々の鍵付きSNSなどザルのようなものだろう。ふざけたノリの一環として鍵付きではないネットに流出されることなど容易に想像できることは言うまでもない。
家庭や子供を持つことのハードルが駄々上がりしてる昨今だが、子育てのハードルも昔より遥かに高くなってるのだなと同情を禁じ得ない今日この頃だ。
脱線した。元に戻ろう。
こちらの店は通りから少し奥に引っ込んでいるのであまり目立たないが表に看板が出てるので問題ないだろう。今だけ生ビール半額と書いてあるのは少々惹かれるが半額で290円は他店とそこまで差がないように感じる。とりあえず入店しよう。
お客さんはいないようだが独りなのでカウンター席に案内された。ガラガラだけど大丈夫なのだろうかと少々不安が襲う。
最初はというか最後までビールを飲むつもりだが選べる銘柄があったりするのだろうか。と思ってメニューを見たらサ☆ポロ赤星が置いてあるではないか。迷わず注文。カウンター席に貼ってある冬のおすすめも気になるので同時に注文。乾杯!(終わりの始まり)
最初だけ口頭で注文し二回目以降はQRコードで注文するスタイルとのこと。最近増えたスタイルだがQRコードで注文する利点のひとつは注文履歴と現時点の合計金額が見れることだろう。呑んだくれとしては何杯飲んだか分からなくなることが当たり前なので履歴で見れるのは有り難い。
頼んだメニューはこちら。
・冬のおすすめ(のどぐろ、ヒラメ、牡蠣フライ、白子、レンコン)
・どて焼き
・ナス
・しいたけ
・紅生姜
昨今のキャベツ高騰の煽りを受けてだろう。お通しで出てくるキャベツは無料だがおかわり以降は有料とのこと。むやみやたらと食べなければ問題ないだろう。たまに口をサッパリさせるために頂くこととする。
のどぐろ。ふわっとしてる。白身なのに結構味がしっかりしてて旨い。
ヒラメ。こちらは割とねっとり系。なるほど。刺身だとねっとり系は旨いと思うが串カツだとあまり合わなく感じる。味は普通に旨い。
牡蠣フライ。うん。普通に旨い。
白子。ポン酢ジュレが掛かってるのでソースに漬けずそのまま頂く。濃厚さを味わえるかと思ったが思ったよりサッパリ。でも旨い。
レンコン。シャキシャキしてて旨い。
どて焼き。名前は聞いてたが食べたことが無かったので挑戦。甘い味噌だれが掛かったモツ焼き。物凄く柔らかくて旨い。酢味噌なのだろうか?
ナス。物凄い薄切りで笑った。けど旨い。駄菓子に近い印象。コレはコレであり。
しいたけ。旨味が凄い。物凄く好み。旨い。
紅生姜。串カツと言えばの代表作と言って良いだろう。間違いない旨さ。先が二股になってる串に刺さってるので少々串から外しづらいのが難点だが旨いから許す。(上から目線)
上記に瓶ビール1本と生ビール3杯で3000円弱。上野近辺ではリーズナブルとは言えないがサク飲みには良いと感じた。気になる方はチェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。