上野で サク飲みはしご酒
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日はサク飲みはしご酒にしよう。
上野駅の南側、JR高架下の「アメ横商店街」と線路を挟んで反対の東側。
飲み屋街を歩いて3分。立飲み たき○かだ。
こちらも最近初訪問したにも関わらず居心地は案外悪くないのでちょこちょこ通っているお店のひとつとなっている。最初の一歩を踏み出すのには勇気がいるが慣れてしまえば選択肢が増えて嬉しいというヤツだ。何だか思春期の友達の作り方のようではないか(笑)
友達の作り方と言えば学生時代は同じ学年やクラス部活などと言ったコミュニティに強制的に所属させられることで自然と友達が出来る仕組み作りがあったと思うが社会人になると格段に難易度が上がると思うのは私だけだろうか。
もちろん仕事上でコミュニケーションを取ることは必須なので打ち合わせや雑談などはするのだが果たしてそれは友達と呼べる関係なのだろうか?
当然ながら学生時代と異なり年齢層もバラバラだし何なら家族それも小さなお子さんから反抗期はたまた受験生など様々な家庭環境も相まって気軽に誘える間柄では無くなってくることが多く感じる。それでなくても仕事とプライベートは分けたい方も多いと聞くので友達作りのハードルは学生時代の比ではないと言っても過言ではないだろう。
そもそも友達とは欲しいとか作ろうと思ってなるものなのだろうか。
個人的には間柄が同僚だろうが知人だろうが先輩後輩はたまた店員さんや通り掛かりの方であろうが楽しく喋り合える時間があればそれで良しと思う節がある。友達というジャンルにこだわる必要は無いのだ。
それに私だけではないと思うがどんなに仲が良くても四六時中ベッタリというのが苦手だ。更に凄く盛り上がりたい気分の時もあれば独り静かに過ごしたい時もある。盛り上がりたい気分の時は良いが独りで過ごしたい時は周りが誰も知らない人だらけで話す必要が無い方が安心するほどだ。我ながら面倒臭い性格だなと思うがそれが私の性質なので仕方がない。
あと社会人になってから仲良くなると飲みに行くことが多いと思うが飲める体質で良かったと心から思う。私が禁酒生活をしてた時に飲み会に参加すると時間が経過するごとに周囲の壊れっぷりが加速することに若干引いたことがあるが下戸なのに嬉々として飲み会に参加する方は素直に凄いと思う。何なら尊敬するレベルだ。
友達と呼ぶのは照れくさいしこちらが友達と思ってても相手はどう思ってるのだろう?とこれまた思春期の片思いのように感じてやまない小心者のオッサンなので一律「飲み仲間」と呼ぶことにしている。これなら恥ずかしくないしまごうことなき事実だ。未だに私のような呑んだくれオヤジにお付き合い頂いている飲み仲間の皆さんには改めて感謝差し上げる次第だ。
激しく脱線したがそう思ったのだから仕方ない。元に戻ろう。
一軒目に呑める魚屋 ○草で飲んだものの日本酒二杯だと物足りないのは事実。ということで訪問したということだ。今日は長居する気分ではないのでサク飲みと行こう。早速瓶ビールで乾杯!(終わりの始まり)
頼んだメニューはこちら。
・肉豆腐
・里芋
肉豆腐。うん相変わらずの旨さ。正直これだけで最後まで戦える。
里芋。以前から気になっていたメニューのひとつ。期待値が大きかったせいもあるがまぁこんなモンだよねというのが率直な感想。だが悪くない。また頼もうと思えるレベル。作り置きなのですぐ提供される意味でもアリと思った。
サク飲みなのでこちらの店は瓶ビール二本と上記で終了。
お次は斜め向かいにあるほていち○ん上野4号店。徒歩十秒程度で辿り着けるのが素晴らしい(笑)こちらのお店はかなり通うほどの常連ではあるが冬は入口のドアから入ってくる冷気がことのほか寒く、お客さんはもちろん店員さんもあまり気に掛ける人が少ないのだけが残念ポイントだ。カウンター席に座る場合、入口から遠い席をオススメする。
カウンター席に座ったは良いが思いのほかハラいっぱいで食指が動かない。ならばと普段であれば〆に注文するメニューを頼んでサク飲みして終了としよう。とりあえず赤星で乾杯!
頼んだメニューはこちら。
・焼きおにぎり
焼きおにぎり。初めてひとつめのメニューとして頼んでみたが普通に旨い。ふりかけが全面にまぶしてあるし海苔に包まれた焼きおにぎり自体も良いツマミになるのが嬉しい。初手焼きおにぎり。アリだな。
こちらの店も赤星一本と上記で終了。総じて大満足なサク飲みはしご酒だった。
上野にはサク飲み出来るお店がたくさんあるが今回訪問した二軒はその中でも気軽に立ち寄れるお店と言って良いだろう。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。