御徒町で 激安立呑み
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は激安居酒屋にしよう。
JR御徒町駅から北に向かって徒歩2分。
立呑み晩○屋 御徒町店だ。
都営 大江戸線 上野御徒町駅
東京メトロ 銀座線 上野広小路駅、日比谷線 仲御徒町駅
からも同様なので超好立地と言って良いだろう。
こちらは上野店にいつか行こうと思いながら未訪問だったのだが御徒町店は9時オープンなのでお昼にお邪魔したということだ。11時過ぎに来訪したのに1階のカウンター席は私が入ることで満席となった。12名しか入れないとは言え平日昼間でこの混雑具合は正直凄いの一言だ。
こちらはすぐ近くにある東京靴流通センターで靴を購入した際に見つけた店舗だ。どうやら昨年11月にオープンしたらしく店内は床も含め綺麗で立ち飲みにしては良い感じ。1階は立ち飲みオンリーで2階はテーブル席らしい。外国人の店員さんも日本語が堪能でレスポンス印象ともに良い感じなのが意外だった。
事前に激安と口コミを見てはいたものの具体的な値段は知らず訪問したが驚いた。何せ百~二百円台が平均値なのだ。昭和にタイムスリップしたのだろうか?と勘違いするレベルの値段設定で二度見したことは言うまでもない。
今どき学食や社食でもここまで激安なラインナップはなかなか無いのではなかろうか。しかもどれを見ても呑んだくれが好みそうなメニューが勢揃いで迷ってしまう。とりあえずビールで乾杯!(終わりの始まり)
それにしても仕方ないとは言え靴というのは何故同じ型を作り続けてくれないのだろうと買い直すたびに思うのは私だけだろうか。
デザインについては流行り廃りや進化させる必要があるだろうから仕方ないと割り切ることが出来るが、足にフィットする部分の構造は変えないで欲しいと思うことが結構多く感じるのだ。端的に言えばベストフィットするカタチだったのに靴がへたって買い直す頃には残念な感じになることも少なくない。同一メーカー、同一シリーズにも関わらずだ。
なので最近は少し履いてみて気に入ったら同じ靴を二~三足追加購入して毎日ローテーションすることで長持ちさせる方向にシフトして久しい。こうすることで靴の寿命も延びるし単純計算すれば購入数分、長く愛用できるからだ。
どうやらそれは正解のようで足が汗をかくことで雑菌が繁殖しやすくなるのと湿気により内部のスポンジやウレタンが劣化しやすくなるので、しっかり靴の中を乾燥させる。つまり何日かは休ませることが大事とのこと。なるほど。湿気が劣化の原因なのか。てっきり全体重を支えてるから毎日履くと素材が圧迫され続け劣化が早くなるものと思っていた。やはり専門家の正しい話を聞くことは大事だと改めて思う今日この頃だ。
脱線した。元に戻ろう。
初来店だし激安すぎて生ものに手を出すのは少々勇気がいる。ということで火を通した料理か加工品にしようと思いながらメニューを眺めていく。さてさて何を注文しようかな。
頼んだメニューはこちら。
煮込み 150円
厚揚げ納豆 150円
ハモジャーキー 220円
いくら何でも激安すぎではなかろうか。アルコールで元を取っているスタイルなのだろうが生ビールが490円でハイボールが290円なのでそこまで高いというワケでもない。どのように経営が成り立っているか不思議だがこちらは最近オープンしたようだし新店をオープンさせるくらいの儲けがあるということなのだろう。不思議で仕方ないが経営が問題ないのであれば安いのはイチ消費者としてはありがたいことは間違いない。早速いただくとしよう。
煮込み。うん旨い。少々煮込みすぎてるせいかモツの旨味がスープに溶け出してしまい出汁殻のようになってしまっているがスープと一緒に食べることで旨味が補強されるので問題ない。値段で考えたら充分と言えるだろう。
厚揚げ納豆。てっきり厚揚げの中をくりぬいて納豆を詰めるスタイルなのかと思ったら単純に厚揚げの上に納豆が覆いかぶさる形で提供されるというシンプルなおつまみで笑ってしまった。旨い。斬新だが納豆との組み合わせはアリだと思った。
ハモジャーキー。初めて見たというか初耳な料理だったので迷わず注文。炙った香りはするがハモ自体の香りはほとんどしない。食べてみると特にクセはなくスッキリ白身だが割としっかり味がついてて旨い。何と言っても高級食材として有名なハモがこんなに激安で提供できることが信じられない。チビチビつまめるのでメニューにあったら迷わず注文した方が良いと思った。
ドキドキの初来店だったが大満足。日時により混雑状況や店員さんの印象は変わるかもしれないが訪問時は幸いなことにかなり良い印象を抱いた。安い店は割と接客がイマイチな店も多いのでその意味でも希少な店と言って良いだろう。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。