表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
166/404

上野公園で 角打ちフェス

この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。

今日は何を飲もうかな。

うん。今日は角打ちフェスにしよう。


JR上野駅から西に向かって徒歩3分。

上野公園のスターバックス向かい 第10回酒○角打ちフェスだ。


コロナ渦はこれらのイベントが軒並み自粛となっていたので堂々と参加できるのは正直かなり嬉しい。東京国立博物館を正面に見据えた公園内の太い通り沿いで実施されるイベントだ。中央にステージが設置されてるがそれでも割と余裕のある空間でゆったりしてるのがありがたい。さてさてまずは何から飲もうかな。


最近風が冷たく寒い日が続いてたので屋外イベントだし用心しておこう。というワケで真冬用のダウンジャケットを羽織って向かったのだが大失敗。この日は晴れてる上に気温も15度近くまで上がり、なおかつほとんど無風に近い状態という二月にも関わらず初夏を感じさせる陽気だったのだ。


行きの電車を含めほぼダウンジャケットは脱いで手に持っている状態。邪魔だし保温性が高いので腕が蒸し暑い・・・まだ合流するまでに時間あるからと余裕こいてたが時間ギリギリになったので天気予報を見ず出発したのが裏目に出てしまった。服装での細かい温度調整が必要な時期は本当に面倒と感じる。


休日の13時頃到着したが待ち人数は十数名ほど。思ったより並んでないし割とスムーズに進んだので一安心。お酒のイベントなので家族連れが少ないのとアルコール好きしか集まらないので激混みとならないのがありがたい。まずはビールが飲みたいということで久しぶりのサ☆ポロクラシ○クで乾杯!(終わりの始まり)


事前に行きたい店をチェックしていたが行列状況やスタッフの活気、雰囲気などを見る限り歩きながら流し見して気になるお店を来訪する方針が良さそうだ。テーブル席が少ないので飲み物や食べ物を置くスペースに苦労しそうなことが難点だが酒、食べ物ともラインナップは結構良い感じでワクワクする。まさに大人のためのテーマパークと言って良いだろう。


フードも事前に見繕っていたのだがやはり炉端焼き風な鮎の塩串焼きは見るだけでテンションが上がる。イベントならではのご褒美タイムというヤツだ。イベント以外では観光地くらいでしか見かけないのが残念だが売ってるのを見かけたら必ず注文する逸品。美味い。外で食べるから美味いというのも当然あるが、純粋に味が旨いというよりエモさポイントが非常に高いのだ。イベント特有の非日常感も味わってると言って良いだろう。一杯目のビールはすぐ無くなったので二杯目に沖縄のオリ○ンビールを追加購入し塩焼きと一緒に味わい大満足。初っ端からいきなりピークを迎えた気がしなくも無いがお楽しみはこれからだ。


鮎の塩焼きのすぐそばで売っていたイカ焼きも気になったので購入したがこちらも大正解。イカ自体も旨いのだがタレの甘辛さが絶妙で食べる手が止まらない。アカン。今日は飲みを楽しみに来たのだ。乾いたノドは潤ったので日本酒を選ぶことに。


以前代々木公園で開催された九州物産展?のようなイベントでは日本酒がことごとく外れ(失礼)だったので少々警戒してしまうが、今回参加したイベントは割と有名どころな美味しい日本酒がチラホラ見受けられて期待が高まる。


石川の地酒を扱ってる店舗では「吉田蔵u」というお酒が売っており結構有名らしいが飲んだこと無いので試してみることに。


吉田蔵u 百万石乃白 貴醸酒。薄い琥珀色と言えば良いのだろうか?爽やかな香り。口に含むとふくよかな甘味と旨味が広がって米の味を感じる。旨い。


直射日光が肌を焼く強さで体感気温は18度ほど。初夏の陽気と言って良い気温のなか歩いて立ち飲みしてるので酔いが回るのが早い。


有名かつ旨いことが分かってるお酒も色々見かけたが飲んだことがあるお酒をここで味わっても仕方ない。最後に有料の日本酒飲み比べセットを購入。四種類あってそのうち一つだけが純米吟醸とのこと。ふむ。飲み比べでクイズとはなかなか面白い試みではないか。ふはは。私にかかればそんなもの造作もないわ。一発で当てて見せよう。(フラグ)


一つ目。うん。これは一発で醸造酒と分かる。


二つ目。ん?コレはキリっとしてて醸造酒っぽくは無いな。保留。


三つ目。うーん。一つ目ほどではないが純米吟醸っぽくは無いかな?


四つ目。うん?コレっぽいけど自信なくなってきたな。。


普通の飲み比べのようにいちいち水で口をゆすぐワケではないので二周目、三周目となるに連れどんどん分からなくなっていく(笑)おそらく二つ目と四つ目のどちらかだと思うが微妙だ。。


日本酒だけに限らないと思うが純粋にお酒だけを飲んだ時の印象と、料理と組み合わせた時の印象はかなり変わるものだ。気になっていたもつ焼きと一緒に飲んだら四つどれと組み合わせても旨いという結果になり笑ってしまった。考えてみれば日本酒は元は米なのだから基本的に米に合うおかずであれば美味しいのは当たり前だし、お米の味を純粋に味わうならおかず(ツマミ)は邪魔となるのも当たり前な話。繊細なものだなと改めて感じた。


結局四つ目が答えということでファイナルアンサーしたところ大正解。最後まで迷った二つ目は純米酒だったらしい。正直どちらも旨いし何なら飲み比べとして選択肢にするくらいだから酔っぱらったら四つとも大差ないくらい旨いという身も蓋も無い結論に至ってしまった(笑)そのくらい自信のある利き酒だったのだろう。アピールとしては大成功だと思う。


正解者の商品は300円のチケットだったので二人合わせてサ☆ポロクラシ○クをもう一杯注文しシェアすることに。うん。利き酒でチャンポン状態となった口の中を爽やかマイルドな炭酸で洗い流すのが気持ち良い。


約1時間半の滞在だったが総じて大満足。テーブル席が少なめだったことだけが残念ポイントだったがそれ以外はかなり楽しめたと言って良いだろう。屋外イベントは天候によるので来訪日の気温や風などで印象は大分変わると思うが結構な間隔でストーブも準備されてたので運営側としては結構準備したと言えるだろう。定期的に開催してるようなので気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!


ごちそうさまでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ