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上野で ワンコインピッツァ

この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。

今日は何を飲もうかな。

うん。今日はピッツァにしよう。


上野駅から南に向かって徒歩4分。

アメ横商店街のシンボルと言える賑わいの像を右側に進み地下1階にあるお店。

上野5○0バルだ。


そもそも賑わいの像とは何者でいつ頃作成されたのだろう?


失礼とは承知の上で思うが、かなり簡素かつ夏休みの宿題として子供が作ったような造りにも関わらず堂々と飾られてるということは逆に近所の藝大生が作ったのでは?と思っていたがある意味正解だったようで、藝大の大学院卒業後に助手として勤務してる際に制作したものとのこと。(1987年に設置)


狸などのような動物をモチーフにしてるのかと思ったがどうやら賑やかさをイメージした人間を表しているらしい。つくづく芸術とは理解できないものだなと改めて実感する次第だ。


藝大と言えば東大に入るよりも難しいことで有名な国立大学だ。偏差値とは違うベクトルで超難関大というのは何となく聞いたことがあったが漫画ブルーピリオドで受験から入学後の色々なことが詳しく描写されており、狭き門なだけでなくこんなに苦労しても芸術だけで食べていける人間はごく一握りなのかと羨望と絶望を同時に感じさせてくれる良作だ。森先輩は可愛いし恋ちゃんが絡むエピソードは涙を誘う場面が多いし、ほとんどの登場人物がひと癖もふた癖もあったりして面白いので気になる方は是非チェックして欲しい。


脱線した。元に戻ろう。


こちらのお店も以前動画サイトで紹介されてて気になってたひとつだ。もちろん動画サイトへの公開を拒否してるような良店もあるだろうからそれらを発掘していくのも楽しみだが、まずは公開されてて気になったお店をチェックしていこうというワケだ。


お店を予約する際はぐるなびやホットペッパーなどのサイトを利用するが、予約云々関係なく美味しい店を探そうという観点の場合、それらのサイトはほとんど役に立たないと言っても良いだろう。ある意味良店を絞り込んでくれてありがとうという気持ちでいっぱいだ。


というかもっと手軽に良店を探す方法は無いのだろうか?


もちろん飲食店側にとっては来店してもらうことが死活問題に繋がるのでアピール合戦となるのは仕方ないと思うが、利用者側としては出来るだけ外れの店に当たりたくないし可能であれば大当たりのお店に行きたいワケだ。


昔は食べログの点数は当てにならない。グーグルマップの点数の方がより実状に近い。という話を聞いてたし体感としても確かにそうだなと思っていた頃もあったが、最近は店側が低評価のレビュを消したりすることも手軽に出来るようになったのか点数が高い割に日本語が怪しいレビュが並んでたり、内容が無いのに高評価ばかり続くのを見ると何を信じれば良いか分からない状況を実感する今日この頃だ。


「悪貨は良貨を駆逐する」が現代にも通じるのだなと感じると同時に、昔からの知り合いによる口コミや信頼できる人からの紹介に対する信頼度および信用が再び脚光を浴びるようになるかと思うと人類にインターネットは早すぎたという皮肉を笑えないなと思う。


ダイヤルアップ接続の頃から親しんできた身としては常時接続が現実になれば瞬時にコミュニケーションが取れるようになることでコミュニケーションエラーが無くなり世の中は劇的に良くなるハズと思ってたが机上の空論だったらしい。今後もリアルの繋がりを大事にしていこうと改めて思う今日この頃だ。


また脱線した。元に戻ろう。


既に御徒町のやきとん まる○で飲んだ後なので〆たい気分にもなっている。


まる○には何度か飲みに行ってるのだがこの日は大混雑で驚いた。1階も大混雑してたのだが2階も8割ほど席が埋まっている。それも驚いたが着席して十分ほどで満席となったことには二度見するレベルで驚いた。初めての事態に戸惑いを隠せなかったがもしかしたらコレがまる○の日常風景なのかも知れない。


いつもはすぐ出てくる料理の数々も結構待ち時間があったしオーダーが入ってない料理も存在した。大混雑してるだけでなく不慣れな店員さんもいたので仕方ないのだろう。相変わらず料理も接客も良いので引き続き利用させて頂く所存だ。


そんなワケで二軒目として呑める魚屋 ○草に行こうとしたが相変わらずの大行列に断念。もう結構飲んだから〆のラーメンかうどんでも・・・と思ったところでこちらの店を思い出したということで来訪。私も初なので少々ドキドキしながら入店。


店内は家族連れやカップル・女性客だらけで我々のようなオッサン同士はゼロ。なるほど。どうやらアウェイに踏み込んじまったようだ。。


こちらのお店も最初の注文以降はスマホから注文するスタイルなのでまずはビールを注文。乾杯!(終わりの始まり)


何と言ってもこちらに来たのはワンコインのピッツァが目的だ。


宅配ピザでよくある分厚いパン生地ではなく本格的な薄い生地のピッツァである。これがワンコインで食べられるなんて信じられない。。無関係ながら採算が取れてるのか心配になるレベルだ。


あと驚いたのがビールのお通しが生ハムだったのだ。それも乾燥気味でイマイチなものではなく柔らかくて本格的な生ハムである。これだけでこの店のレベルの高さを実感してしまった。


頼んだメニューはこちら。


・マルゲリータ

・4種きのこのマリネ

・小柱カラスミマヨ

・バジルカマンベール


マルゲリータ。配膳された時の驚きは忘れられない。ピッツァが直系25センチほどのサイズなのだ。いくら薄いとは言えワンコインなのにこのサイズはいくら何でも採算割れしすぎではなかろうか。恐る恐る手に取ると生地が物凄く柔らかく質の高さを感じる。そして想像を遥かに超えるほど旨い。何だコレは。本格的なイタリアンレストランで出されるレベルではないか。薄い生地なので胃にもたれることも無く食べられるのもありがたいところだ。あっという間に食べ尽くしてしまった。


4種きのこのマリネ。普通に旨いが正直ピッツァの衝撃が大きすぎて印象が霞んでしまった(笑)


小柱カラスミマヨ。こちらも旨いが同上。


バジルカマンベール。あまりにもマルゲリータが旨すぎたのとまだ胃に余裕があったのでもう1枚注文することに。メニューには女性にオススメと書かれているが関係ない。私はバジルが食べたいし店がオススメしてるメニューのようなので間違いないだろうということで注文。大正解だった。


てっきりバジルとチーズだけが載ってるシンプルピッツァかと思っていたがイカもゴロゴロ載っており豪勢なことに海老も載せられている。これはガチで採算割れを心配した方が良いレベルではなかろうか。そしてオススメと言うだけありこちらも物凄く旨い。瞬く間に食べ尽くしてしまった。


既にかなり飲んでおり満腹中枢がポンコツとなっているのでまだまだ食べられるとも思ったが調子に乗ってはいけないのも事実。他のメニューは次回の楽しみということでお開きとなった。


それほど期待せず来訪したが結果的に大満足。どうやら大人気店のようで確実に入店したいなら予約必須とのこと。休日の夕方頃訪問したのだがすんなり入れたのはたまたまのようだ。これだけコスパが良くて美味ければ当たり前と言えるだろう。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!


ごちそうさまでした。

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