表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
156/406

狸小路で お好み焼き

この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。

今日は何を飲もうかな。

うん。今日はお好み焼きにしよう。


札幌市営地下鉄南北線すすきの駅から狸小路を西に向かって徒歩6分。

広島風お好み焼き ひなち○んだ。


間口が狭いし風景に溶け込むようなデザインの外観なので早歩きしてたらうっかり見過ごすような外観なので目立つとは言い難いだろう。広島風を謳う店はほとんど無いので期待して来訪したということだ。早速乾杯!(終わりの始まり)


それにしても広島では普通にお好み焼きは食べられてるのに何故広島以外の地域でお好み焼きと言うと関西が基本で広島は派生版のような感じになるのだろう?検索したところどうやら近代食文化研究会が著作した「お好み焼きの物語」(新紀元社)という本があるらしく、それによると大正時代に東京下町で生まれたものが大阪や広島へ伝わったとのこと。


それは知らなかったがよく調べ上げたなと感心するばかりだ。近代食文化研究会の名に恥じない矜持を見せつけたと言っても過言ではないだろう。他にも牛丼や焼鳥の戦前史などを出版してたりSNSで色々公開してたりするので気になる方はチェックして欲しい。


私も筆者のnoteで無料公開されてる『お好み焼きの戦前史 第二版』に書かれてる「来々軒と支那そばの普及」冒頭部分をチラ見してみたがかなりガチで研究されてることが分かり歴史の真実を追い求める熱量に圧倒された。ラーメンは大好きで特に気になる分野なので後でじっくり見てみたいし本が出版されたら是非購入しようと思う。


しかしながら広島のお好み焼きを広島風と呼ぶ風潮についての答えらしきものは見つからなかったので謎のままだ。これは一個人の推測となるが都道府県の認知度および交流の差ではないだろうか。


申し訳ないが大阪と広島だと前者の方が認知度が高いと言っても過言ではないし関東を含め他都道府県との交流も大阪の方が広く深いのではなかろうか。それが元で大阪つまり関西のお好み焼きが「お好み焼き」として認識され、関西のと区別するために広島風と表現されるようになったのではないだろうか。一個人の勝手な推測なので答えを知ってる方がいればご教示いただきたい今日この頃だ。


脱線した。元に戻ろう。


広島と大阪の違いは大まかには以下のようだ。


・広島

⇒キャベツたっぷりな具材をミルフィーユのように重ねクレープ状の生地で包んで焼くのが特徴。(麺あり)


・大阪

⇒生地に具材を混ぜ込んだものを焼くのが特徴。(麺なし)


なるほど分かりやすい。旨ければどちらでも良いが個人的には広島風の方が好みだ。(たっぷりキャベツが大好きだから)


本当は36号線沿いのた○キングのお好み焼きの方が好きなのだが、た○キングは19時オープンなので待ちきれない。ということで来訪したということだ。消去法ですまない。


こちらのお店も店員さんが焼いてくれるスタイル。焼く様子を眺めながら飲めるというのはエンタメとして楽しめて良いものだ。さて何を注文しようかな。


頼んだメニューはこちら。


・きのこのバターホイル焼き

・肉玉そば


きのこのバターホイル焼き。お好み焼きより先にこちらが提供された。なるほど。熱い鉄板だからホイルに具材を投入して置いておくだけで火が通るということか。カウンター席にも鉄板が敷いてあるので熱々状態を維持したまま食べることが出来る。旨い。(現在はメニューから外されてるようだ。人気無かったのだろうか?)


肉玉そば。やはり基本が一番だろうということで注文。うん。期待値が高すぎたせいか普通に感じる(笑)うーん。これなら味、ボリュームともに本川越のデパート裏にあったお好み焼き屋さんの方が旨かったな。。(閉店済み)


期待値を上げ過ぎたせいで残念な結果となってしまったが札幌市内では稀有な広島風お好み焼きが食べられるお店であることは間違いない。正直味だけで言うなら36号線沿いのた○キングを推すが19時オープンというネックがあるので昼から味わえるという意味では貴重なことは間違いないだろう。気になる方はチェックして欲しい。また来ます!


ごちそうさまでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ